木蓮の花

桜が散り始め、こぶしの花も、真っ白から茶色になり始めました。
こぶしの花はアッチ向いたりコッチ向いたり咲くけれど、木蓮の花は開ききらずにずっと上を向いているから、どんな花なのか本当は知らない・・。

だけども白い木蓮もえんじの木蓮も、この季節ならではの風格と言うか、趣のある、見ていると「何を言いたいのかなぁ~」と勝手に思ってしまい不思議な花だなぁと思いながら、桜・こぶしと並んで、春には欠かせない不思議な花、うっすら良い香りを放ってるようにも思います。

道端にはコンクリートと塀の隙間から、濃い紫の野スミレが咲いてたりして、随分前そんな風に隙間から大根が生えたりして「根性大根」なんてニュースに出たっけ・・!など古い話を思い出し、道草しながら帰ります。お散歩の醍醐味ですね。

街なかの草花は、派手ばでしく咲く花もあれば、ひっそりこちらを見てないようで香りだけ放つ花もあり、色鮮やかな花もあれば、よく見ないとわからないほど目立たないけれど、一つ一つがちっちゃな可愛い花もあったりします。私の大好きなねじり草は、捻った一個一個のピンクの花は、ちっちゃいけれどランのような形をしています。かわいい。

新入生の姿みられる、春本番になりました。
無事みんながスタート切れるように、楽しく無事にと祈るばかりです。

涙活

涙を流したらすっきりした、そう感じたことがある人は多いのではないでしょうか?涙がストレスを軽くすることは、科学的な裏付けもあるようです。なかでも感動や共感で流れる「感涙」がいいらしい・・。

最近は、積極的に涙を流す「涙活」を取り入れてる会社や学校もあるそうで、それはどうなんだろうと私は思うけれど・・。これに参加した方の一人は「無理やり泣くというのはわざとらしいと思っていたが、ストレスを無くすための前向きな行動だとわかった」と、又「泣けるツボは人それぞれ、人生経験が投影される」と仰っています。

先日ヒューマニエンスにも出てらした、東邦大学名誉教授・脳生理学の有田秀穂先生は「感動・共感で流れるなみだが大事、脳の動きと関係がある」とおっしゃいます。

有田先生によると、心の琴線に触れて感動したり共感したりすると、まず大脳の前頭前野が強く興奮する。信号が送られ、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌が抑えられる。「交感神経」から。リラックスしている時や寝ている時の「副交感神経」に切り替わるんだそう。
こうした一連の仕組みによって、涙が流れる→それまでのストレスで一杯だった脳の状態が、すっきりとリセットされるんだそう。

泣けるツボも、親子愛・動物愛・友情・スポーツなど様々なジャンルが考える・・。
コロナ禍で外出もはばかられ、ストレスもたまりがちだった・・。

22日世界一になった日本の野球・侍チームだが、ここに至るまで、各国強豪との接戦で、日本チームの活躍に涙ぐんだり、うれし涙だったりした。野球が好きとか嫌いに関係なく、一生懸命挑戦し、励ましあう姿に涙腺緩んだ方も多いと思う。何より楽しんでる様子にこちらまで夢中になって!

ヒューマニエンスで、女性MCの方が「他番組だけど、子供のおつかいの番組、あれ泣けますよね」と言ったとたん、わかるわかる・・と、ちっちゃな子が買い物袋を引きづりながら、買うものを忘れないようにブツブツ言いながら歩く姿の映像が蘇って、涙目で聞きました。

人体の仕組みって本当におもしろいですね

 

バナナと筋トレ

宮城県に住む東日本大震災経験者の女性が、経験踏まえて新聞の小さなコーナーに投稿していた。

あの日、揺れた直後から、人々はリュックを背負い、スーパーや八百屋の店先に列を作り、キャベツひと玉500円、卵1パック1000円、いつもの食パン一斤500円・・。それでも文句ひとつ言えず買い求めるしかなかった。生協の配達灯油も通常の半量となり、うっかり玄関に置いておくと盗まれた・・と。

あれから12年経つが、我が家には今もバナナだけは途切らすことがない。洗わなくても皮さえむけばすぐに口に入れられ、ボリュームもあり、比較的安価。日持ちもする。あの日、たまたま買い置きしてた「それ」にはとても助けられたものだと。

今日まで体の不調も感じながら歳を重ね70歳を過ぎた。エレベーターが止まった時の備えとして、毎日の散歩や筋トレを欠かすことはできないと、心して生活している

このような内容のものでした。ご経験した方でないとわからない、手軽ですぐにできる投稿に「有難く真似させて頂こう」と思った、桜咲く春の一日でした

 

復興ってなんだべ・・

震災から12年
「5400人の被災地からの声を掘る」と言う番組見ました

「震災ってなんだべ・・」とおじいさん

未だに「どうしていいか、わかりません」と言うご婦人

中でも「気持ちまで、仮設よ」と涙こらえて仰る女性に、思わずも胸つまりました。

「日本列島改造みたいなことをやるけど、俺たち住民は全体の底上げ望んでるのさ」の言葉にも、ぐっと胸迫るものがありました。

たくさんのご意見を総括して五百旗頭さんが「予算の使い方に危機感ありませんかね・・」国の取り組みが、実際当事者の皆さんの心に届いていないと感じ、未だ復興に苦しむ方々のやるせなさも感じ、ひたすら被災者の方々のおからだ、労わって欲しいと願いました。

桜が咲き始めた春のよい季節なのに、「気持ちまで仮設よ」ってどれほどのお気持ちなんだろう・・
忘れてはならない、思いを寄せ続けなければ・・と思いながら、桜のつぼみを眺めました。

こども

偶々チャンネル変えてたら出くわした、途中から見た番組
子供の話題だったみたい・・

  肌を話さず→

   手を離さず→

    目を離さず→

     心を離さず  と

先日安全なはずの学校で、外部から入った少年による殺傷事件が起きた  

折しも、子供の数が減って国や自治体が、躍起になって助成金ばかり言っているけれど、お金の給付があれば、ないよりは助かるだろうが、果たしてそれで解決するのだろうか?夫婦ともに働く時代になって、働く環境の中で、昔からの物差しの中でしか働けない環境では、解決できない問題のように思えてならない。
そんな中、子供の心が揺れている

子どもを公園で走り回って遊ばせてやりたくとも、公園ですら誰が見守るのか?日常の細かいことを言ったらきりがないけれど、夫婦ともに日常の他愛ない事をシェアする仕組みもない中、おじいちゃんおばあちゃんが近くに居ない人は、誰に頼むのか?そのおじいちゃん、おばあちゃんさえお元気で、まだまだ自分も働き、老後に備えて自分の時間も欲しいという時代。

子どもは国の宝・・と言うわりには、にっちもさっちもいかない。

現場の声が、世の中を動かすポジションの人に届く仕組みはないんだろうか?届かない原因は何なのだろうか?

当地では、午後三時になると、街中にアナウンスが流れる
「いつも私達を見守って下さり有難うございます。今学校が終わり、私達は下校します。宜しくお願いします♪」何気に聞いていた子供の声のアナウンス。みんなで、子供達の事、気にしてあげようというきっかけになっていると思う。見守るって大事な、誰でも出来ることじゃないかな。

しあわせは歩いてこない(一部再掲載です)

おひな様過ぎて急に春の陽気になり、つい先日まで満開の梅に鶯が蜜を吸ってたり・・と思っていたら、河津桜はとうに咲き、いよいよ桜前線のニュースが近づいてきました、と言うものの、夕方にはヒヤリと寒い日もあります。近所の買い物の帰り、重い荷物にうんざりしてたらつい口をついてでた歌に、自分で笑いました。

しあわせはあるいてこない
だから歩いていくんだね
一日一歩三日で三歩
三歩進んで二歩さがる
人生はワン・ツー・パンチ
汗かきべそかき歩こうよ
あなたのつけた足あとにゃ
きれいな花が咲くでしょう
腕を振って足をあげて
ワン・ツーワン・ツー
休まないで歩け ソレ
ワン・ツーワン・ツー
ワン・ツーワン・ツー

あの水前寺清子の「三百六十五歩のマーチ」星野哲郎作詞、確か・・と回想脳が全開!なんで覚えてるんだろうこの歌詞。
そう言えば先日まで新聞で、毎日彼女の人生コーナーがあったからかしら・・?
どうしてこの歌が急に口ついてでたのか未だもって不思議!!水前寺清子さんの特別ファンでもないし、イヤハヤ・・。陽気のせいにするしかないですね。

とうとう一年経ってしまった戦争のニュースと、桜のニュースが混在の今日この頃。瓦礫と化していく遠い国の様子がテレビに映し出されるたび、決して遠い国の話ではないぞ・・と心落ち着かない日々。着の身着のまま一人荷物を引きずる老婆が、胸に十字を切りながらトボトボ歩く姿に心痛み、思わず祈った花冷えの日から、また一年。

桜の花はいろんな思いを伴いながら、悲喜こもごものなか、それでもいつも必ず咲いてくれる。自然の息吹に感謝して、道端の小さな花にも目をやって、ちゃんと生きていきたいなぁ~。

ミカンの皮

「ベランダにミカンの皮が干してありますけど、煎じてなんかするんですかぁ?」新婚時代、大学からわけない所に住んでいた我が家(マンション)に、外科医局の後輩先輩が、よく集まって下さいました。
特に外科医局の方々は、呑む食べる半端ないので、1階の酒屋さんを夜起こして安いお酒を買いに行った事もあり、宴?の翌朝、お酒の空き瓶、一升瓶等ゴミ置場に捨てに行くのも憚れました。
でも皆さん楽しそうで、そのまま朝まで泊まって、朝ごはんに慌てた事もありました。

そんな中、ある後輩がベランダに干した、ミカンの皮を見つけたわけです。ミカン好きの我が家は、食べた後皮を干し、手拭いで作った袋に入れお風呂に入れていました。あったまるんですよねぇ。肌もツルツル・・。

皆やってる事かと思ったら、相当珍しかったんですね?その後輩先生に「どちらの出身ですか?」と聞かれ主人は楽しそうに笑って聞きながら「そんな珍しいかぁ?」・・と。
すぐ下の後輩が助け船出して「僕達薄給ですもんね、一ヶ月の半分近く当直して、あとは腕磨きににバイトに出て・・」と、今で言う入浴剤も買えない・・と言わんばかりの、愉しいやり取りでした。
ですので我が家に寄ってくださると聞けば、何でも有り合わせでも、お腹が一杯になるものを一生懸命作って食べて頂いた気がします。
懐かしい思い出の数々・・。
未だにミカンの皮をお風呂に入れる度、いい方達に恵まれたなぁといろんなことを思い出します。

沈丁花も咲き河津桜も満開、いよいよ都内でも桜咲くかな~のこの頃。
そろそろ、ミカンの皮も冬までおあずけです。

恐竜の「のど」化石見つかる・世界初!

福島県立博物館や北海道大学などの国際研究チームは、モンゴルのゴビ砂漠で発見された恐竜化石から。世界で初めて「のど」の化石が見つかったと発表した。
「恐竜がどんな鳴き声だったか」と言う謎の解明につながるかもしれないと期待されるそうです

このピナコサウルスの化石は、殆んどの骨が繋がった良好な状態で残っており、呼吸や音声にかかわる気管の入り口にある「喉頭骨」が見つかり大きさ7,8センチで、恐竜の喉頭骨が見つかったのは世界初と言います

この化石と現代の爬虫類や鳥類を比較分析すると。のどを形作る骨と、筋肉によって動かされる骨の間に関節があることなど、ピナコサウルスの喉頭骨の特徴が、鳥類と似ていることが分かったそうです。
ワニなど爬虫類が出す単調な発声よりもっと、複雑な発声が出来ていた可能性が高いということです。

未解明だった恐竜の音声発声の進化を解明する、重要な一歩になると期待されます。
今回発見された喉頭骨とは、輪状骨、舌骨、被裂骨だそうです。ロマンがありますね・・。

豚にバニラ!?

豚に真珠はよく聞くけど、豚にバニラ!?
二月上旬新聞の地域総合版です。

何でも栃木県畜産酪農研究センターは、母豚を群れで管理する際に起こる順位付けの争い「闘争」を抑える方法を確立したと・・。
それがバニラ!
母豚の聴覚や嗅覚に訴える材料を調べたところ、バニラの香りに最も効果があることが分かったらしいのです。豚は順位付けする動物で、群編成時に頻繁に闘争が発生、何と負傷により出産が出来ない例もあるとか。すごいですね。

20・21年度に母豚4頭を入れ、①バニラ ②ラベンダー ③ハッカ油を顔近くに噴射、入室開始一時間以内が闘争のピークで、10秒以内に闘争が収まった割合を有効率として調べたところ、バニラが83%と最も高かったという。
豚の順位付けの争いはなくならないけれど、まずは体格や相性など群れの編成を熟慮し、闘争時はバニラの香りで緩和させる、二重の対策が必要と指摘しています。

ヘーッ!ですね。豚さんが順位付けの為、闘争まで起こすとは・・ちっとも知らなかったからビックリでした。

そう言えばちょっと前、Eテレのイッツ・クールで、山梨だったでしょうか?地元でできた白ワインを、瓶ごと豚舎の豚に持ち込むと、何頭もが、グビグビと吾競ってワインを飲み、その後バタンキュー!みんないい気持で寝てしまうのです。これを繰り返していたら、なんと豚肉が霜降りになった!と言うのを画像で見ました。豚の霜降り肉!?

要するに、ストレスを如何に解決してやるか・・なんですね。

バニラといい、ワインといい、何気に頂いている豚の飼育現場のご苦労ガしのばれました。豚にも飼育者にも感謝していただく事にしようと思いながら、この豚はバニラを嗅いだのかしら・・と買う時につい、ニオイを嗅いじゃうかもしれません。

犬ロボット

 

いつぞやのブログ「草取り承ります」どころじゃない現実!先日BSで見てビックリ!もう既に鹿島建設で使用してるんだそうです。階段も器用に上がっていました!
二枚目画像はご挨拶にお辞儀までしたので、タレントがビックリ!恐縮していました。

この様なロボットの小さなのが、災害現場等で隙間に入って活躍してるのは見たことありましたが、今ではこのように一般の会社で実用化されてるとは驚きでした。いろんな場面で置き換わっていくんでしょうか?
侮れないですね。もはや日常のようです。

犬のパスポート

時々覗く作家・ミュージシャン辻仁成さんのパリ日記。

最近家族になったミニチュアダックスの三四郎くん、我が家で飼っていた2匹のミニダックスも、ブラックタンで何やらそっくり!
親近感爆発です!
未だ小さい三四郎くん、我が家の2匹の双方に似てるとこも多く画像見るたび「キャーッ可愛い」と大騒ぎしてたら、なんとこのおすまし写真。

何でも犬のパスポートとか!

そうかぁフランスから国境越えて、ちょっとスペインへ!とかあるもんね・・と納得。辻さんによればこの写真、パスポートの為に撮ったのだとか。よくまぁお利口に正面向いたこと!

だけど口周りが、不満そうに(笑)脹れてるし・・とにもかくにも驚きを持ってエッセイを楽しんでいます。

その旅行の前には、パリのど真ん中でダックスばかりのパレードが企画され、500匹のダックスが集まったと、壮観だったでしょうが、中には車の下に潜り込み引き出すのに苦労した飼い主の画像もありました。
ダックスは潜るの、穴掘るの得意ですからね。
このパレード「ソーセージウォーク」と言うそうです(笑)

我が家の愉快な2匹を連れていきたかったなぁ。
あっパスポートがないか!

漢字

最近妙な、漢字のサイトがありますね
見るともなく見てると「エ~ッ!」があって、大笑いします。

新しい年も明け立春も過ぎ、寒くて気ぜわしいこの頃に、見てる暇もないけれど・・、見ちゃう・・。

塩汁 → しょっつる

御手洗団子 → みたらしだんご

と言ってもわからない人もいるかも!?
しょっつるなんて一般的でないし、みたらし団子だって普段食べてても「あんこでなくお醤油の」で済んじゃうし・・。

一般教養として知ってればいいかな?
まさかに、御手洗団子をトイレの日本語(おてあらい)とは読まないでしょうね?そんなオッチョコチョイは私くらい?「おてあらい」って言葉自体がもはや稀だし・・。
そういえば「みたらい」さんと言うご苗字もありますね。

あ~ぁ日本語はややこしい。

気になる方

第186回芥川賞・直木賞の発表をテレビで見ました。
特段関心が高いと言うことではないけれど、赤と黒のお洋服の方に目が留まりました。気になる方だなぁ~と感じたからです。

芥川賞の井戸川射子さんと知りました。
井戸川さんを知らずとも、お洋服が物語っていました。

記事によると「この世の喜びよ」で受賞なさった井戸川さんは、高校の教師をしながら執筆をつづけてるそうで、育児休業中、二人の子供を連れてよくショッピングセンターを訪れ、その頃に書いたのが今回の受賞作のようです。その当時の自分自身が「しんどくて、誰かに見守ってほしかったから」書くことが苦しみの治癒になったと。

高校で国語教師をしながら執筆を続ける。授業で詩を教えるのが難しく「自分で書いたらわかるかな?」と書き始め、初の詩集が中原中也賞受賞。続いて小説集を出し表現の幅を広げて来たそうです。

毎朝5時ころに起き、育児や仕事前の1~2時間で執筆する。育児中も、毎日子供のために過ごす中で「今日は200字書けた」と言う積み重ねが支えだった。
教師になってわかったのは、言葉を尽くせば生徒に怒鳴る必要はないということ。詩でも小説でも「言葉を上手に使えるようになることが、唯一の目標です」と。静かに話されるご様子見て、受賞の場に着てらしたお洋服を見て「この世の喜びよ」読んでみたくなりました。

願わくば、子ども家庭庁なるものを目論んで、出産を応援する為一日5000円給付など安直に考えている政治家の皆さん,育児中のリスキリング後押し・・等、今の育児の実態を理解してるのだろうかと思われる首相の安易な発言に、読まないでしょうが!?このような本にも目をとめて下さったらなぁ~と、生意気にも未だ自分も読んでもいないのに思いました。

お膳立ての中でしか発言していない政治家の皆さんに、普通の暮らし・感覚を取り戻す努力をしてほしいと願います。本人が無理なら取り巻きの世話する方々、ご家族も生活人としてのアドバス出来ないんでしょうか?浮世離れしてる政治家に、人々の暮らし云々わかったふりしてもらいたくないわと思う今日このごろです。

話が飛んでしまいましたが、発表後の新聞には選考委員を代表して・・井戸川さんの作品を「言葉の一つ一つが粒だつようなすばらしい作品です」と評しています。
受賞した井戸川さんの記事読んで「教師になってわかったことは・・」のコメントにいろんなことを気づかせて頂き、憂い、言葉の大切さをあらためて感じました。いっぱいいっぱいな方々の現実に目を背けず、いろんな人が、いろんな場面で目に見えないご苦労されてることに心を留め、ささやかでも出来る応援はしなきゃ・・とも思いました。
本屋さんに行こうっと・・。

寒いですねぇ

古~いカードなのですが、なんともなぁのチワワにグッと来て、この季節フフフ・・「寒いねぇ」と呟きたくなります。

昨年から、戦争によるエネルギー問題、値上げラッシュでこの冬は大変です。新聞には二重ドアにした方、厚いカーテンにした方、こたつの見直し等々自衛方法が提案されてます。 このチワワにセーターでも着せてやりたいですね。

未々コロナ、インフル油断できませんが5月から対応が変わるようですね。自己責任という感が強いようで、いささか案じます。

物価も上がって今まで通りにはできないこともありますが、せいぜい体を動かし、知恵を出して食事もしっかりとって、何とかやり過ごしましょう。お風呂に入る時も、寒暖差が大きいですから、くれぐれもお気をつけて。頑張りましょう。

 

大豆ってすごい!

「食べ物のひみつ①すがたをかえる大豆」と言う本からのご紹介です。

 「大豆」は早く収穫すれば「エダマメ」に

 発酵させれば「みそ、しょうゆ、なっとう」に

 発芽させれば「モヤシ」

 煮れば「煮豆」

 いれば「入り豆」

 それをひけば「きな粉」

 蒸して搾れば「おから」や「豆乳」

 豆乳をにがりで固めれば「豆腐」

 熱で固めれば「湯葉」

 揚げれば「油あげ、生揚げ、がんもどき」

 焼けば「焼き豆腐」

 凍らせて乾かせば「高野豆腐」

どう考えたってすごい!これだけの変身を、わずか一粒5ミリから9ミリほどの豆の集合体が成し遂げるのだと。

ごくごく身近な世界の大いなる魅力、この本は「たべもののひみつ」シリーズで「米」「麦」と続くらしいです。
図書館に行って探してみようかな?

宮ネギ

 

栃木の方から届いた「宮ネギ」なんと言っても甘い!そして火を通すと崩れず柔らかい、とろとろです。青い部分も中からゼリーのようにとろとろ・・でとにかく美味しい。

ただ青い部分はどんどん黄色に変色します。食べられないのはもったいない!そこで、ポアローのビネグレットのようにできるのでは?と思いつき、いざ!宮ネギは切ってから茹でず、長いまま茹でないと大変です
宮ネギを茹でた茹で汁は、青い部分をみじん切りで散らし、簡単スープにしました。グッド!
ビネグレットはちょうど柚子があったので、そのお酢の半分は柚子を絞り、皮の千切りを少し一緒に漬けました。

和洋折衷のビネグレットですが、宮ネギならではのとろとろ具合が、お酢と一緒になって甘みを増して美味しい。
小さなひと皿ですが上出来でした。

漢字 やれやれ・・転じて

最近スマホに、難しい漢字とかクイズが出ていますね・・

難しいなぁ~何これ・・!ですが
これならわかるピッタシ!がありました。

 転寝  うたたね

 為体  ていたらく   です(笑)

新年早々、「私にピッタし!」などとほざいていないで、かなぁ~

 御粧  おめかし   家の中でゴロゴロしてないで・・と言うこと?

それにしても、おめかしって今言う?
オシャレして、ですよね!? 日本語はむずかしい、でもゆかしいですね
ともかく、若い方に負けずに、こぎれいにして、たかがお散歩でもね・・

昨年の初冬、高齢者のお口の中が、やはり全身の健康に大きく影響するという勉強会に行きました。今話題の「フレイル」予防には、少し早歩き位で毎日歩く事。外に出て刺激を受けること。しっかりよく噛んで楽しく食べることでした。それにはお口の中をご自分で手入れし、定期的にプロケアを受け良い状態に維持しておかないとなりません。

転寝して、為体では、到底できませんが、やる価値はあります。
やってみようっ!と。忘れても、思い出したら続ければいいし・・
今年は頑張ってみようかな!新年に誓いました。

スープ

寒い寒い言ってないで、朝からちゃんと食べよう!とこの季節の
我が家の定番スープ画像①。

細かく切ったお野菜をひたすら切って②、炒めて③、水と少量のお塩とコンソメで静かに煮ます(画像の順番さかさですね・・)
ある程度炒めてお野菜が柔らかくなったら、小さく切ったジャガイモとベーコンを後から加えて又煮ます。

どうってことない野菜スープですが、今年は栃木の方から頂いた、宮ネギが加わって、その甘さで更にほっこりしました。寒い時期は、朝から冷たいサラダは頂きにくいですからこのスープは一丁あがり!(古ッ)、ビックリするほどお野菜頂けておなかにやさしいです。

折々のことばより 幸田文

新年初めの折々のことばには、お着物姿も凛としてらした幸田文さんの言葉が載っていました

 ただひとつ、去年どんないいことがあったか、
 を数えてみることにしている

年が改まると身も心も一新したくなる。でも歳が行くと、そんなけじめなどかまわず、お雑煮も胃の調子次第。心がけているのはただ一つ、と作家は言う。いやなことはずっと引きずるが、いいことはたいていその場かぎり。「愚痴ばあさん」になりたくないから、朝顔が一茎育ち、るり色の花をつけたことなどを思い出していると。随筆集「老いの身支度」(青木奈緒編)から

なます

明けましておめでとうございます!
寒い中にも、よいお年をお迎えになられたこととおもいます

昔は、お正月は食っちゃ食べ、食っちゃ食べ・・と言われました(お行儀悪い言い方で失礼します)
それぞれのお宅で、おせちもお雑煮もいろいろ、ご出身のお雑煮の味を堪能なさってる方も、多いのではないでしょうか?

私も毎年決まったおせちですが、こだわるのは「なます」
このいかにも簡単で、いつでも出来て・・のなますですが、結構、試行錯誤しました。無類の人参好き!ですから、若い頃は人参を多めに入れて、悦に入ってましたが、いつか母に作ったところ「品が悪いわねぇ」!

母が言うには、大根と人参のバランスが悪いというのです。そして
「こう言う単純なものほど、技術が出るのよ!」と。ひぇーっでした。
師走のある日の新聞に、「なます」にスポットが当たった記事があり、母の言う通りのことが書いてありました。

それによると、「なます切り」と呼ぶ長さ4センチ、繊維に沿ってマッチ棒の太さにする。人参は塩をしてもやせないので、大根より細く切り、量は大根の1~2割ですと。人参そんなに少なくていいんだぁ~と反省。多ければいいってもんじゃないのですね・・。それで品が悪かったんですね。

紅白の色のバランスは大切で、赤が多いと重たく、少ないと間が抜けて見える、ここに柚子の黄色を添えると全体がまとまります・・京都「お料理はやし」のご主人の弁。旬の大根を生かして目に鮮やか、歯触りは小気味よく、他の料理の間に清涼感を与える役割を持っています・・と。

我が家では、お正月に拘らず、お酢の物としてしょっちゅう作り、家人は「なますないの・・?」と好んで頂きます。
大根と人参を切ってから塩して、絞る加減でお味が大きく違う経験も
何度もしてきました。お料理って本当に難しく、でも楽しいですね。

「単純なものほど技術が出る」すべからくそうですね。

そんなことを指摘してくれ、教えてくれた母も94歳。昨年末から都内のホームに入居となりました。最近訪問の度、結婚前のさまざま思い出したことを話すようになりました。音楽学校で教えて下さったという先生の名前を突然思い出し、小澤征爾も指導した有名なピアニストだったので、本を探したら見つかりこれから持参して喜んでもらおうと思います。慣れない環境での違和感の中にも、自分らしさを保とうとしている母を見るたび、これからのかけがえない時間を大切にしてほしい、少しでも心寄せ、共にありたい・・と思います。

早口言葉のつづき・・

この8月、ムササビの早口言葉をご案内しました。

  ムササビ むし歯に むせび泣く  でした。

この早口言葉、結構難しいですね。リズムを取りながら言えば、何とかいけます。口に出しているうち、段々早く言えるようになりますよ。

「むせび泣くの続き・・」川柳で見つけました!

  むせび泣く
  ことはないけど
  むせて泣く    
         69歳の方の川柳です 誤嚥しないよう気をつけて下さい

歯科に関連する川柳をもうひとつ

  歯磨きを
  いやがる孫に
  入れ歯見せ   
        やはり高齢のおじいちゃまの川柳 こわいよ~って泣かれちゃう?  
         
お正月の召し上がり物は、歯ごたえあったり、召し上がりにくいものもあります。どうぞ、それこそよく噛んで召し上がって下さい。噛まずに飲み物で流し込む癖ついていると、むせることが多くなります。誤嚥はこわいです。お餅も引きのいいものが増えましたから、ゆっくり召し上がって下さいね。

日常の、あっち行ったりこっち行ったりのブログを、お読みいただきましてありがとうございました。寒さも厳しいですから、どうぞ皆様おからだお大切に。よいお年をお迎えくださいませ。        

 

世代間ギャップをなくして・・

今年も残すところわずか。新聞に「帰省先 子供のヒヤリ!防ぐには・・」という特集がありました。
普段は小人数で、小さな子供から目を離さないようにしてるのに、帰省先で大勢がいるからと、つい油断したすきに、子どもが外に出てってしまっていることに気づかない例とか・・慌てますよね・・

2歳の子が、空のガスボンベの口の部分を、くわえようとしてたとか・・
気をつけるものとして、家族の薬・加熱式タバコ・ボタン電池・洗剤等など

意外なのは、ブドウ・ミニトマト(これらは4等分して)・ナッツ・アメ・こんにゃくゼリー―

小さいものが床に落ちてない様に、きれいにしておく、
手が届く範囲の棚を空にしておくなど、受け入れる方の努力もわかるが、普段あっていないと、細かな認識をすりあわせるも機会がないと指摘しています
しかたないですよね、お父さんもお母さんも仕事をする時代ですから・・・

以前から言われていることの一つですが(お子さんが2歳のお母さんの話です)

・義母が自分が使ったスプーンや箸で、食事の味見をその方のお子さんにしているのを見た。むし歯や感染症のリスクが気になったが「やめて下さい」などと言うと角が立つので「保健師さんにお箸やスプーンの共有はやめましょうと言われているんですよ」と言い、別々のものを使ってもらうようにしたということです。
今では虫歯は感染症と言う認識ですが、ご存じない方も未だまだ居られます。リスクやお互いの負担を減らす為、実家に泊まらない選択をした人もいた・・とも書いてあり、少しシュンとなりました。

世代間のギャップを埋めるため「教えてドクター」のHPでは、事故予防策や、過去30年で変わった子供の栄養や病気、育児の基礎知識を紹介し、「子育てや医療の常識は刻々と変わる。親と祖父母のどちらかが一方的に教える形でなく、最新の知識を一緒に学んで、すれ違いを減らして欲しい」と願っておられるそうです。

コロナ禍ですが充分留意して、楽しい帰省になるといいですね。

昔といえば・・

ギョギョッと言っても、さかなクンの話題ではありません・・。
本当にビックリしました。

我々世代が昔・・と言えば、まぁ昭和でしょうか? この秋通りがかったデパートの催事でやっていた「昭和展」には溢れんばかりの同世代のお客様でした。

中心には昔のお茶の間がセットされ、ちゃぶ台に黒電話、蚊取り線香・・などがおいてあり、皆さん上がりこんで、なりきって写真撮っておいででした(笑)

そういう私も、花柄のお鍋やポットなど見て、懐かしいなぁ~と足をとめ、流行っていた怪獣グッズコーナーで、チビに怪獣ファイル等買ってしまいました・・。

新聞記事によれば、今はやりのZ世代に「あなたにとって昔とは?」と聞いたところ「平成」だったそうです。たかだか5年~10年前を昔と言うなんて驚き!
それでギョギョギョ!だったわけです。

そっかぁ~!
10年前を昔っていう若者と、我々とで感覚の違いが起きて当然ですよね。
いいの悪いのでなく、この事を知ったことは、大きな収穫でした。

さてさて、これからますます、様々な年齢の人たちとご一緒するわけですから、どうしたもんでしょう・・?
想像し考えることも楽しいかも?と、温かい紅茶の湯気にぼーっと考えてしまいました。

ついて行けるかしら・・?

悲しみは・・

久しぶり、加藤登紀子のひらり一言より

      悲しみは漬物石

      その重さが心を発酵させる

早くも12月、そろそろ白菜をつけようか・・?と言う頃、目にしました

毎年、簡単に我が家流で白菜をつけます。うちの漬ける器サイズに合わせた株の切り方をして、白菜をちょっと干してから、塩と鷹の爪だけで漬ける。真っ白な一部黄色の白菜と、赤い鷹の爪のコントラストが塩を得て鮮やかになる過程が私は大好き!毎日見るたび「いいぞいいぞ」ってうきうき致します。
長いこと使って、一か所欠けてしまった重しの漬物石の、陶器の漬物セットを
使います。うまく発酵して美味しく漬かるといいなぁ。

この一年いろんなことがありました。悲しみは日薬と言うものの、そう簡単に忘れ癒えるものではありません。でも発酵するのだと思えば、静かな気持ちになります。

このひらり一言思い出しながら、「美味しくなぁれ」と毎年同じことの繰り返しですけれど、白菜を漬けることにしましょう。
今年も美味しく漬かりますように。

 

 

あらら・・

用事山積みでお昼は簡単にしたいなぁと、スーパーで太巻き買いました。美味しそう!と切り口の反対側見たら「あらら・・」。

巻く前に具材並べた時、余っちゃったんでしょうね?干瓢が。主婦なら余分な分巻き込んじゃうとかなんとか、つじつま合わせするんだけど・・。

切り口から空に挙げる凧の足みたいにヒラヒラした干瓢に、ニンマリしながら美味しく頂きました(笑)。
新人さんなのかなぁ、次は頑張って!

とんかつとお年寄り・・

「母と一緒に食卓囲みたくて」とヒラヒラした美味しそうな、とんかつの写真添えられた記事が目にとまりました。
そして直ぐ、かつての、ある患者さんを思い出しました。
そのおばあちゃん(そう言うに相ふさわしいご隠居さん)は古いお宅に四世代で住んでおられ、アップにまとめた髪型がなんともすてきな高齢者ですが、いつもお声がけすると、気さくに日々の暮らしを話して下さいました。

お嫁さんが同伴下さり、きちんと定期メンテナンスに通われていました。
昔ながらの補綴物(被せもの)が沢山おありですが、ホームケアをよくなさり、定期メンテナンスに欠かさずみえるので、再治療はせずトラブルなくお過ごしでした。
ある日「ほんとに何でも美味しく食べられるのよねぇ。
ゲートボール仲間に会うと、皆歯が悪くてあれがダメこれがダメって。うちはね四世代だけど、私だけ違うおかずって事ないの。
とんかつの日もね、薄い肉をとんかつに揚げてくれるから、皆と一緒に同じ時間に同じもの食べられますよ。
先生にいつも丁寧に口の中診てもらって、看護師さん(歯科衛生士をいつもこう仰った)にキレイにしてもらってるからね」と。

記事を読んで、同居の四世代が同じ食事を囲める幸せなご様子を90過ぎの患者さんから伺った事を思い出したのでした。
その時こうもおっしゃいました。
「年寄りだからって皆と違うおかずで、食べるの遅いからって別の時間に一人で食べたって美味しくないものね、やっぱり一緒に同じもの食べたいわよ。ひと手間、面倒かけちゃうけどね」。

記事を目にして、90過ぎ迄通われた元気なおばあちゃんの本音を思い出しました。そして、そう言えば高齢になって一番の恐怖は「孤独です」と言う言葉も思い出しました。

長い事、定期メンテナンスにお元気に通われた、にこやかな高齢の患者さんを思い出せてくれた記事でした。ありがとうございます。

 

 

切りっぱなしシャツ

実家の母が肩を骨折し、暫くどうしたら?と近所の大型スーパーに駆け込みました。今は介護の売り場だけでなく、普通の売場に、高齢者に配慮した品々があることにビックリしました!知らなかったことでした・・。

季節による入れかわりとかで、少し安くなっていたこの下着のシャツ。全くと言っていいほど縫い目がない!切りっぱなし!なのです。だけども伸びる素材で実に気持ちいい。尚且つ破格の安さ!母と自分用に2枚買ってレジで聞くと、「結構人気なんですよ。縫い目があるとダメな方も居られるので、デリケートな方も多いんですよ」と、別に普通ですよ・・と言った感じでした。

知らないのは私だけなんだぁ、たまにはいろんな売り場を見て歩かないとなぁ~と思いました。売れる数は多くなくとも、それがないとダメな、ご不自由なさる方に、商品が用意されてる事に感動でした。
いい一日になりました。

 

よい腸内環境は 食事次第

毎週のように、週刊誌のトピックスは、健康情報やどう生きるか?に溢れています。あちこち読んでみると、相当偏りのあることもわかってきて面白いですが、こういう記事に、左右されてしまう怖さも感じます。

新聞にも次々と新しい情報が現れるので、情報の信ぴょう性と言うより、様々読んでいると、この方の言うことは聞いてみる価値あるなぁ~、これはダメだなぁなど自分で整理できるこようになってきますが、まだまだ・・。

随分前にHPに特集したこともあった腸内フローラ、今では当たり前の視点になりました。腸が大きく支配していることがわかってきました。

さて今回の記事は人の腸には多数の細菌が住みつき、消化を助けたり、ビタミンなどの栄養を作り出したりするとともに、病気に関わることも知られてきたことを伝えた上で、肥満や糖尿病の予防や改善の効果がありそうな腸内細菌を、「ブラウディア菌」と突き止めたというものです。医薬基盤・健康。栄養研究所(大阪府茨木市)です。

この菌を増やす食材をさがしたり、この菌を使って薬を開発したりする研究も進めていきたいと、ワクチン・アジュバンド研究センター長は話します。このグループは自治体や企業と連携して、7000人以上の健康データや食事、運動、睡眠などの生活習慣と腸内細菌の分析を進めているそうです。

さまざまな種類の菌がいる状態が、良い腸内環境なのはわかっているので、食事は細菌のえさになる為、いろいろなものをバランスよく食べると、腸内細菌の多様性も増すと。わかっちゃいるけど・・だけれど、妙に納得します。

いつの日か、トイレにポトンすると!腸内細菌を瞬時に自動分析し「これを食べて下さい」と、アドバイスされる日が来るかもしれない・・と記事は笑わせてくれます。ヒェ~!
私的にはそんなのイヤですから、自分で腸内環境整える、日々いろんな食材を食べて、腸を元気にするしかないかぁ~と思っています。
それにおなかの調子って、もろ!肌に響きますからね。
どんな化粧品よりも、女性にとっては一番大事・・です。

こしらえる

我が家は、和菓子も大好き。
特にあんこには目がないのです。ある日京都の和菓子、しかも普段に買って食べる和菓子特集をTVでやっていました。夢中で見ました。どれも目が釘!

京都では「おまん」と言うそうで、それはそれはあんこが美味しそうでした。丁寧に煮たあんこには栄養も豊富ですよ・・と。
ある豆大福のお店が出て、一日に3000個売れるそうです。「大変ですね」のレポーターの声にご主人、「シンプルに毎日こしらえてます」と。

「こしらえてます」?うん?懐かしい言葉に、何とも豊かな気持ちになりました。「こしらえてます」小さい時よく聞いた言葉ですが最近聞かないぞ・・。
調べてみました。

①ものを作りあげる。例えば夕飯をこしらえる

②ある目的のために、お金とかを用意、調達すること

③身なりや顔を整えること、装う、化粧する、扮装する

④物を食べてお腹を満たすこと

➄友人・愛人などをつくる

⑥構えを作る、構築する、建設する

➆手だてを設けて相手を誘う

⑧あれこれ、言葉をかけて機嫌を取る、宥めすかす

➄や➆⑧には笑ってしまいますが、この言葉長い歴史を見れば、なんともなの風情をひそめています。思えば和菓子への興味から、あんこの番組に見とれ、日本語の豊かさに圧倒されました。昔からの日本語、響きすら美しい.
あんこってやっぱり最高!ですね!?

ことばあそびうた また

日本傑作絵本シリーズ(福音館)3歳から より

   いけはほっとけ
   こけははっとけ
   たけはきっとけ
   おけはおいとけ

   つけはほっとけ
   ふけはとっとけ
   はけはほしとけ
   かけはまけとけ

   ごけはほっとけ
   みけはかっとけ
   さけはさけとけ
   やけはやめとけ
             谷川俊太郎

なんとこの絵本、1981年初版発行、2016年第40刷、WORD GAMES Ⅱとある

それにしても日本傑作絵本シリーズ 3才からとあるけれど、桶とか、つけとか、刷毛とか、かけ、ごけ・・わかるのかなぁ~。
しかしながら、韻を踏んで面白いおもしろい・・。

つい、すみません と言ってしまう・・

「すみません」から「ありがとう」へと言う、人づきあいを少し楽にするためのソーシャルスキルを読んだ。日本人は感謝の場面で「すみません」となぜ言ってしまうのか?日本では「感謝」と「負い目」の気持ちがまじりあった感情として受け止められているのだと。そして「感謝」を感じる心理的なメリットを、「負い目」と切り分けることが必要なのだから、感謝の表現を「すみません」から「ありがとう」へ変えることを、心理学者の相川充教授は提案している。

これに呼応して、鎌倉でカフェを営むある方は、客を待たせてしまった時、「お待たせしてすみません」と謝っていたが、外国人観光客には、簡単な英語で
”Thank you for waiting”(お待ちいただき、ありがとうございます)と伝えていた。
ある日、英語を日本語に直して気づいた。「ありがとうと言われて、むっとする人はいない。日本語を大事にしたいと思っているけれど、”これは英語の方がいいな”と感じた」と。そこで日本の方にも「お待ちいただき、ありがとうございます」と笑顔を添えて言うようにしたら、お相手からも笑顔を頂き雰囲気が和んだと。

又介護の現場からも「すみません」を「ありがとう」に変えたら、お互いに気持ちよく日々を送れるようになったという声も聞く。

「もしかして余計なお世話かも、と思ってした行動でも、”ありがとう”と肯定されれば次の行動につながり、もっと優しい社会になるのでは」と声は続く。

一方、「すみません」は会話の潤滑油。必ずしも自分を下げるネガティブな言葉ではない、むしろ会話の入り口でノックするようなもので、「むしろ”すみません” ”失礼します”など、会話の潤滑油を使わない人が増えている」と感じるというご意見もあり、こうした言葉を、ポジティブな気持ちで使うことが大事なのでは?という。提案も載っている。

なめらかな山形弁を駆使する、タレントのダニエル・カールさんは、日本の謙譲や謙遜の文化は美徳だと思うとしながらも、小さい時からずっと謙遜の中で育つと、間違いに気づいても、正しくないと言えなくならないか?きちんと褒められずに育った子が、自信持てるでしょうか?立場が上の人に間違いを指摘できるでしょうか?上下関係で正しさが決められてしまう、と長く山形に住み、米沢弁を駆使するカールさんらしい。
物を言える若者を育てることが必要だと思う、思っていることを、きちんと言えることは「民主主義の基本」ですとも・・。
これは「すみません」から「ありがとう」にも通じることで、感謝する時は、謝罪と同じ言葉ではなく感謝の言葉を使う。褒めるべきことは、謙遜しないできちんと褒める。褒められたら否定しないで感謝する。

それでは謙遜できない?
感謝の言葉も、「ありがとう」「ありがとうございます」「どうもありがとうございます」「誠にありがとうございます」と違いがあり、使い分ければ、立場の違いは示せる、謝る必要はありませんとカールさん丁寧に説明しています。
又、謙譲文化の「おしょうしな」をあげて、やり過ぎず 物言えるようにと笑って提案されています。英語の”give”と “take”は直訳すれば「与える」「受ける」だけど日本語にすると上下関係が入り、「差し上げる」のか「「あげる」のか。「頂く」のか「もらう」のかとややこしい。

カールさんは英語にも丁寧な言い方はもちろんあるが、基本的には、相手が大統領でも犬でも使う言葉は同じですと笑わせてくれます。 
そう言えば日本では家族についても謙遜して、愚妻・愚息などと言うことがあります。

大変面白い記事を読み、う~んと悩みながらも「すみません」と「ありがとう」を大事に使いたいと思いました。 

 

 

 

 

 

通りすがりのひとこと  湊かなえさん

湊かなえさんの記事は、いつも「ホントホントわかるわ~」って言うことが多い。何気ない日常の、ほんのちょっとした一コマ・・。

10月あたま、国際映画祭出席のためバンクーバーに行ってらしたらしく、フリータイムにブランドの服飾店を見て周っていた時、背後から若い女性に声かけられたそうです。「あなたのパンツ」

英語で言われ、慌てて自分のはいてるものに目をやり、「汚れてる」「捲れている」「破れてる」と言った悪いものしか思い浮かばず恥ずかしい気分で顔を上げると、その女性はにっこり笑って

「とてもいいわね」と言ったそうです。

目の細かい黒のドレープパンツでご本人としては特別目立つものでもなく、褒められどこで手に入れたのかと訊かれ「日本で買った」と伝えると、「私は買えない」とそれほど残念そうでもなく言った後「でもあなたにとても似合ってる」と笑顔で言われ手を振って別れた。
かなえさんも「ありがとう」と手を振り、とても幸せな気持ちになったと。

一緒にバンクーバーに行ってた関連の女性も、別のマーケットでコートを褒められたそうで、在住経験のあるその方によると、取りすがりの見知らぬ人から服や持ち物を褒められるのは、珍しいことではないのだとか。自分も同じものが欲しいからでなく、ただ「いいな」と思ったから声をかけるのだ、と。

「いいな」と思ったものに、さりげなく「いいですね」と言える人に自分もなってみたい。見知らぬ人から声をかけられた際、「何を注意されるのだろう」ではなく、「何を褒められるのだろう」とワクワクできる世の中になれば、楽しそうですね、とかなえさんは結んでいる。

国民性の違いとかでなく、素直に「ステキね」って、ただにっこり言えたらいいなぁ~と感じいった、ちょっといい、小さな記事でした。

秋刀魚

全ての物が値上がりの中でも、季節の内に一度は食べたい秋刀魚です。我が家では、このように頭と骨残してきれ~いに頂きます。特に「三角帽子」と言うえらの陰にある内緒の肝を、見つけて黙って先に食べます・・。

ご覧の写真の秋刀魚、これ!木彫です。

以前展覧会で見てびっくりして!足を止めないわけにいきませんでした。
どの作品もでしたが、お皿も秋刀魚も木彫のこの作品は、凄すぎて息をのみました。作品集を買って帰宅、どの作品もただただため息です。

どうぞ香しい秋刀魚の味を想像しながら、添えた大根おろしの冷たさとお醤油の香りを思い出しながらご覧ください。
秋も深まってまいりました。
ご自愛下さい。

銀杏

この季節、ぷ~んとにおう独特のにおい、そう銀杏です。やたらに触るとかぶれるからご注意ですが、におうけれど中身の果肉は超美味しいですよね。

我が家近くのイチョウの下に銀杏が落ちると、時々炭ハサミ持った人が拾ってるのを見ます。葉っぱが黄色く色づいてからでしょうか・・。

下処理してから最近はうまく電子レンジでも出来ますが、フライパンで煎るのもなかなかに楽しいし美味しいし、何より中身の翡翠色には魅せられます。

お塩してお酒のおつまみにも、銀杏ご飯、茶碗蒸しにとひととき楽しめます。

少々早いのでは?思わず写メした都会のイチョウの木の下には沢山の銀杏が落ちてるものの、足早に通り過ぎる人々は、足をとめる人さえいませんでした。

折々のことばより  石毛直道

 乗り物の速度の速さに反比例して、風景や
 人びとの営みの発見は少なくなる      石毛直道

効率第一、目標に向かいまっしぐらと言う仕事の仕方は性に合わないと、文化人類学者は言う。列車に乗れば「定められた軌道のそばの風景」しか目に入らない。自転車だと、寄り道、回り道をするうち、思いがけない場面、面白い問題に遭遇する。効率化は視野を狭める。未知の軌道に飛び込まなくなって、小粒の研究しかできなくなると。
随筆集「道草を食いながら」から。

この記事を目にしたその晩、テレビで夜遅く「呑み鉄選日本一周!」を偶々見た。指宿枕崎線、近江鉄道信楽高原鉄道、天竜浜名湖鉄道、関東鉄道、宗谷本線等など。行く先々で地元のお酒にのどならし、地元でしか食べられないものに舌鼓をうち、電車内で分け隔てなく地元の方と話し・・。
又地形や鉄道の知識にも精通する案内人の、俳優・六角精児のなんともほのぼの自然体が魅力的な番組にでくわし、随分と贅沢だなぁ~と思ったことだった。
番組だからであってこうは行かなくとも、「道草を食いながら」は素直にそうだなぁ~と思った秋の日でした。

 

朝霞アンパン

久しぶり用事があって朝霞に行ってきました。生憎雨模様でしたが北口には町内会の皆さん心尽くしの花壇の花が、とてもきれいに植えられていました。

いつもお世話になっている駅構内の本屋さんで取り寄せの本を受け取り、焼鳥やさんのチキンカツを買い、隣で朝霞アンパンを買ってきました。

よく遠方からみえる患者さんが「メンテナンスして頂いて何ですけど、つい帰りに買ってしまいますね、朝霞アンパン」と言ってらしたことなどを思いだし、買って帰り久しぶり楽しみました。

10月初め落語の圓楽さんが亡くなりましたが、昔、当院前に団地があった頃お住まいの患者さんが「落語家と縁が出来、名前は楽太郎って言うんですよ、応援してやって下さい」と仰ったことを思い出しました。

その患者さん趣味は写真撮影で、当時団地前は見事な桜並木で、その満開の桜の花越しに当院の看板を撮って、大きく伸ばして下さり院内に飾った事などを思い出しました。

朝霞アンパン、ことのほか懐かしく美味しく頂きました。

草取り承ります

草取り承ります

 

母が骨折の知らせに、駆けつけようと向かう途中の信号待ち。田舎だから自然豊かな中、何か目に写る違和感・・。
エッ!何?絨毯の様にきれいになった土地の中で、何やら海亀の様な大きさの器械がうごいてる!ワァー!草刈りロボット?

人手がないからか?この方が効率的なのか?
色々考えを巡らしてしまったが、芝刈機の様に刈られた絨毯のようなキレイさにビックリもしました。

丁度メール貰った従弟からも、この夏沖縄のホテルに泊まったら、やはり海に面した芝生をロボット草刈り機が活躍してて、子どもも夢中になり思わず写メしたよ!とのこと。
知らぬが仏。どんどん進んでるのねェ。
と言うことは、人の仕事の需要がだんだん減るってこと?

でも人にしかできぬこともまだまだあるはず・・。
折しも働く人の時給見直し必至の動きあり。コロナで状況変わって現場は大変!検討する政治家が実際の現場を知らず、自分達の必要経費の明細もチェックされない中で、本当に働く人々の実際の生活の困窮さ、わかるんだろうか?
不思議な国ニッポン。

問題なのは、高度成長期からの産業構造を温存したまま、賃金を下げて製品を安売りする戦略を選んだことではないだろうか?円安と言う麻薬を打ち続け日本の成長力は弱くなったと野口悠紀雄氏は述べておられる。自国の通貨が安くなることが、国にとって利益であるはずないと。

又、日本の賃金が国際的に低いと、海外から優秀な人材が来なくなり、日本の優秀な人材は外に逃げてしまう。
これから高齢化が進み、介護人材が必要になる折、外国人労働者が来ず、将来の高齢者社会は地獄になり得るとも述べている。

よく行くスーパーには、「おうちで食べきれない、賞味期限2カ月あるご不要な食料品をお入れください」のBOXがある。いつもお米や、レトルトカレーなどがいっぱい。私も今度、お入れできるもの持って行こうと思っている。

仕事の現場で、新しいものを取り入れる一方、従来の仕事の見直しと価値の見出し方により、「人にしかできないこと」も沢山あると思われる。
従来の仕事・やり方と新しいことの両方を見直して、いかにバランスとるかなのだろう・・。

草刈りロボットから、いろんなおもいが広がり、何気に見た車中からの風景が、とてもよい考える時間となった・・。

 

これからを生きるために、必要な能力とは何なのか(再掲載させていただきます)

ゆったりとした暮れのこの時期に、このようなブログ・・とも思いましたが、最近テレビなどでよく拝見する、バイオリニストの廣津留すみれさんが気になる私は、どうしてもこの記事をご紹介したくなりました。長文ですがお付き合いください。(再掲載です)

「熱く語れる芯ある自分に」
大分県の公立高校から、米国のハーバード大学に進学しました。受験時や在学中に感じたのは「自分について熱意をもって語れるもの」を持つことの大切さでした。
試験で満点を取れる人はたくさんいますが、それだけでは合格できない。学力のほかに重視されたのは、課外活動の履歴、性格など人としての力です。私の場合、3歳から続けてきたバイオリンも、どんな思いで続けて来たか面接では熱意をもって話すことができました。「いろいろ乗り越えて来たし、大丈夫」と言う何事にもポジティブな性格も重視されたと感じています。

大学生活はいつもプレゼン合戦でした。専攻や課外活動など何かを決めると、友人との会話でその理由を問われます。そこで、自分の思いを話せないと会話は続きません。
意見がないのは「そこにいない」のと同じです。

暗記など受験のための勉強の内容を、熱意を持って語るのは難しいでしょう。何よりも、自分の好きなことを学び、自分だけのストーリーを持つことが大切です。冥王星についてひたすら語れるでも、カマキリの生態に詳しいでも、何でも良いと思うんです。それが自信になり、心に余裕が生まれます。ひいては、周りの人がしてきた努力を想像する力にもつながります。

チェロ奏者のヨーヨー・マとシルクロード・アンサンブルとの共演でも、その大切さを痛感しました。みんな演奏を通じて自分のストーリーを語るのです。それぞれの背景を音に乗せてお客様の心に届ける技に衝撃を受けました。世界中どこへ行っても、人の目を見て話す・聞く、と言う基本的なコミュニケーションを身につけることが信頼につながると改めて学びました。

今振り返って、海外に進学してよかったと思います。子供が海外に進学したいと言うと「治安がよくない」「学費が高そう」「生活が大変そう・・」などの理由を並べて反対する大人も多いと聞きます。でも、私が実際に米国に行ったら違いました。必ずしも、大人の言うことが正しいわけではないのです。うのみにしてはいけません。

若者はやりたいことがあれば、自分の基準で物事を判断したほうが絶対にいい。最近は大学で教えていますが、自分のやりたいことを見つけている学生が多いと感じます。いい傾向だと思います。

能力を測る基準が、学歴だけになるのは問題です。学歴は「努力した人」と言う指標にはなっても、想像力やコミュニケーション能力、人柄などは測れません。基準は出来るだけ増えた方がいいと思います。これからの時代に必要な人間の才能は、いろいろな側面に隠れていますから。

1993年生まれの廣津留すみれさんの力強い言葉に、素直に「そうだなぁ」と感じ入りました。自分の好きなことをやり続けてみる・・。いいじゃない!?
もっと若者の言葉に耳傾けたいと思います。

耳が痛い・・

 

「これまでの固定観念、こまめに洗濯してる?」

知らないうちに凝り固まった固定観念で、自分を支配していませんか?と加藤登紀子さん。「ダメだ」も「いやよ」も頭脳の汚れ、かも。

            ある日の「ひらり一言」より 加藤登紀子

あ~ぁ、耳が痛い・・。

宅配便

みんな生き残んのに必死なんや。
数の問題ちゃうぞ。一個一個が切実なんや。
              宅配便のベテラン社員

シングルマザーの新米宅配員は、大量の荷物を時間内に配達したいのに、クレームが挟まり、ふて腐れる。なぜ荷物が増えているか分かるかと先輩に問われ、コロナのせいだと答えるとこう怒鳴られた。
待つ人も届ける人もとっくに腹を括っている。括れていないのは自分だけだと、己の甘さを知る。NHKテレビのドラマ「あなたのブツが、ここに」
                                        (脚本・櫻井剛、第8回)から

このドラマ、途中から何気に見ることになった。テンポの速い展開に引きつられているうちに、「そっかぁ~」と思ったり「そうだよね」だったり、「そんなに大変なんだ・・」。
よく来て下さる宅配の方に、丁寧に「ご苦労様、ありがとう」、いつも言ってるつもりだけども、より心込めて言わなきゃ!と思った次第。何でもそうだろうけれど、すごい世界なのだと知った。
偶々見ることになったが、いい勉強をさせて頂いている。

折々のことばより 斎藤陽道

    人には、手のひら全部で指をさすんだよ
    物には、人差し指でさすんだよ
                        斎藤陽道

写真家夫妻が最近困っているのは、3歳の長男がどんな対象も親指を立てて指さすこと。
人を責めたり詰ったり、何か「ネガティブな気持ち」になった時に使うオマエ・コイツみたいで、これはすぐに直しておこうと相談する。で、その使い分けを丁寧に説いた。心はとっても細やかなもの。その機微を体ごと知ってほしくて。
              

          漫画でつづる子育て日記「せかいはことば」から。

余計なこと  (林真理子さんのコラムより)

この度日大のトップに決まった作家・林真理子さん。
大人気の作家であるが、ある女性月刊誌にコラムを持ってらして、「痛快だなぁ~、いいことおっしゃるなぁ」と読むチャンスあるたび思っていました。

ひょんな出会い、亡き佐藤しのぶさんのコンサートに行ったら、ゲストで林真理子さんが出られ(彼女も声楽勉強中と)、しのぶさんがハッキリものおっしゃる方なので、林真理子さんとの会話が痛快極まりなく、会場は大盛り上がり。ソプラノコンサートに行ったのに、なぜか得した気持ちになり、会場も湧いて「ルンルンで」帰宅しました。

当時の女性誌にあった記事がコピーでとってありました。そこからの引用です。

(当時の林真理子さん)
最近忙しさのあまり、ジムに行く時間がない。以前から体重を気にしてたら、週刊誌に「歩くのがいちばんいい」と書いてあって実践するようになった。羽田空港に行く時は、遠くの入り口にタクシー止め、そこからてくてく歩く。こうしてこまめに歩いていると、スマホの歩数が8000から9000になってとても嬉しい。(努力の人なんですよね)

そんなある日、ちょっと時間があって、六本木から西麻布を通り表参道まで歩いてみた。新しいビルが出来、ステキなギャラリーが出来スイーツのお店が可愛い。そして私は考えた。この頃散歩してなかったなぁ。点と点をタクシーで移動ばかり。寄り道を忘れていたと。
この頃通販がとても好きになり、ワンクリックで購入が多い。しかしお店に入ってみると「こんなものが流行っているのか」と目を見張る。

最近どうしてみんな本屋さんに行かないんだろうとと言う話になった。「欲しいものはアマゾンで買うもの」と若い人たちは言う。大人もその通りと言う。しかし本屋に行く楽しみと言うのは、棚いっぱいに並ぶ本をみて、自分が欲しかったものとは別の物をつい買ってしまう。つまり「余計なものを買ってしまう」ことだと思うのである。

つい先日経済紙の記者の方からインタビューを受けた。「最近どんな仕事を」と聞かれたので、「新聞の連載小説を毎日書いていますけど」憮然として答える私。自分で言うのもナンであるが、その小説最近とても人気で、週刊誌でも特集が組まれるほどだ。この記者さん、まるで勉強してこないなぁとがっかりもし、ふと思い当たることがあった。

「もしかして、新聞読んでいらっしゃらないんですか」「ええ。たいていのことはネットでわかりますから。ラインニュースを読めば済みますから」平然と答える人に、「経済紙の方が、新聞読まないってどういうことなんですかね」と、つい嫌味を口にしてしまった。

そもそも新聞は面白い。普段私が興味を持っていない分野の記事で一杯だ。最初見るつもりはなかった。が、お目当ての記事にたどり着くためにめくっていると「余計な記事を読んでしまう」のである。

これが人間関係にも言えることではないだろうかとこの頃考えるようになった。目的の人だけに突っ走らない。余計なことをしてみる。余計な人にもめぐり逢ってみる。これはとても大切なことではないだろうか。

今から十数年前第一目標は仕事であった。そのことばかり考えて来た。しかし子供が学校に上がる。ママ友との付き合いは私にとって全くの寄り道。余計なことだと感じた。しかしそこにいる人は、私が日ごろ知ってるマスコミ関係者とはまるで違うのだった。そして今、そのうちの何人かと深い友情を結び続いている。

余計なことはしなくてはいけない。無駄なことをしないと、人の心はやせ細っていくばかり。もし無用だと思っても、興味があったら結婚はしたほうがいいと、若い人たちに言っている。(過去のある女性誌より)

  なぜか片づけをしていて出てきた記事に、ハッと目が留まった。この林真理子さんがマンモス大学日大のトップになる。前途多難といろんなご意見があるやも聞くが、期待したい。

真理子さんの視点は貴重だと思う。

 

あいづち

オンライン会議など、パソコンの画面に向かって話すのに慣れて聞いた昨今だが、だからこそか久しぶりに対面で人と話すと、その心地よさに驚いてしまう。安心間をもたらす一つの要素は、相づち。

相づちの味と言うドキュメントに出会った。不思議な時間。出演者は精神科医・ロボット開発者・スナックのママ。

We  need  「Aizuchi」

そう言われてみると、ラインにしてもなんにしても、対面でないと空気感はだいぶ違う。簡単に言うとキャッチボールにならない感じ。

「ちゃんと聞いてるよ」
「ちゃんと受け止めてるよ」これが次も話したいと思うことだろう・・と。

☆彡「へーッ~」うなづく
「すごいじゃんやったね!」
「わかる、そういうの」
「うん、うん」
「オッ!いいね」
「そうだよね~」
「うんうん」
「イイね」
「良かったじゃん」
「そういうの、メッチャイイね」
「うんうん・・・」
「そうだね、絶対だいじょうぶだよ」
「え~っ!なんか私も嬉しい、頑張ってね」

こんな風に、どういう風に言ったかでその人を反映し、「相づち」うってくれることにより、話しやすくて受け止めるくれたと感じる・・と、精神科医。相づちには美味しいタイミングがあるとも言う。

☆彡家族型テクノロジーロボット製作者(開発のヒントは犬だったとか)

「聴いてるよ」
愛くるしい表情が魅力のロボットは、目の細かな動きまで計算して作られたという。目を合わせると、オキシトシンが出る 信頼関係が生まれる・・のだと。そして言葉も大事だけど「言葉以外もすごく大事」と開発者は言う。

又、辛いことのあった人へ
「うん、うん」
「あ~、うん」
「そりゃそうや・・」
「イヤーっ、きついなぁ」「うん・・」
「そりゃへこむな~」
「あ~うん、そっかぁ、お疲れさん」
「無理すんなよ、マジで・・」

こんな風に相づち打てたらいいですよねと。

☆彡スナックのママさん(聞き上手で、キャリアアドバイザーでもある方)

なにかこちらが言いたくなっても一度、「それで?」と受け止めてあげるのよ。
相づち打つと、自分も豊かになるわ。
例えば
「私も一人でモヤモヤした気持ちになる事あるよ」
「うん・・うん」
「そうかもね・・」
「よかったぁ~、いつもそばにいるからね」
「話してくれて有難う。お話聞けて良かった・・」

たった15分~20分の番組だったけれど、「だよね~」とマスク外して早く相づち打ちながらおしゃべりに興じたいとつくづく思ったことだった。

古~い話だけど、昔「シカとする」っていう言い方があった。その頃はまだまだ携帯どころの時代じゃなかった、誤解なく言えば「シカとされたら悲しい」誰だって、いつだって・・!

相づちかぁ~。
なんか懐かしい、そして大事だなぁ。

 

 

ルコント閉店!

 

学生時代から憧れでもあり、大好きだったフランス菓子のルコントが8月末で閉店した。
ニュースを知り、問い合わせたらもう既に各店舗行列で、電話での取り置きは出来ないと。今年になって買ったフルーツケーキを食べずにずっと寝かしておこう・・等とみみっちいこと考えた。

思い出せばサンタクロース役にピッタリの、体格いいムッシュー・ルコントが六本木に小さなお店を開店、頂いてみて、そのなんとも幸せな美味しさにビックリ!したものだった。それぞれにお酒はきっちり風味をそえ、大人が楽しむお菓子に背伸びして味わう事を覚えた。その頃流行ったコーヒーは、フレンチローストだった。

カッコいい夏木陽介さんがロールスロイスで買いに来たのにも出くわし、どんな風に召し上がるんだろう?とワクワクした。

白衣姿のたっぷりした胴廻りの、にこやかなムッシュー・ルコントに、最後に会ったのは随分前の三越だった。「サバ?マダム」といい歳になった私に声かけて下さった、よく響くまぁるい声が耳に残る。その後亡くなったと知ったが、お菓子は引き継がれ、ずっと何度も楽しませて頂いた。ルコントのケーキってどうして、特別じゃないのに特別なんだろう・・。

ついに閉店。

そう言えば最後に買いに行った時、先に買われたお客様はダンディな、帽子の似合う紳士で、買ってらしたのはスーリーとサバラン、そしてタルト。
我が家と同じだぁ。嬉しくなってその紳士の後ろ姿を眺めた事を思い出す。

大人が楽しめるケーキ屋さんが姿を消す。
私達が、ようやくいい歳になってきたのに・・。
ムッシュー!

ありがとう💓

こども

批判ばかりされた子どもは
非難することをおぼえる
殴られて大きくなった子どもは
力にたよることをおぼえる
笑いものにされた子どもは
ものを言わずにいることをおぼえる
皮肉にさらされた子どもは
鈍い良心のもちぬしとなる
しかし、激励をうけた子どもは
自信をおぼえる
寛容にであった子どもは
忍耐をおぼえる
賞賛をうけた子どもは
評価することをおぼえる
フェアプレーを経験した子どもは
公正をおぼえる
友情を知る子どもは
親切をおぼえる
安心を経験した子どもは
信頼をおぼえる
可愛がられ抱きしめられた子どもは
世界中の愛情を感じることをおぼえる
       「あなた自身の社会 スウェーデンの中学教科書」から     
                         抜粋   川上邦夫訳 新評論

早口言葉

  むささび
  むしばに
  むせびなく

口の周りの運動の大切さが言われています。
あいうべ体操!パタカラ体操!いいですねぇ。
たまにはこんなの如何でしょうか?(チビ用に買ったら存外難しい!)

笑いながらどうぞ。
結構むずかしい!ですよ。

ファイトです。

キャッチボール

夕刊に載った何やら箸袋に書かれたメッセージ。
読めば、新座の中学生が、修学旅行の際宿泊した旅館の食事の席で、箸袋に残した「ありがとう」「お世話になりました」のメッセージらしい。
随分粋な中学生だなぁと感心して読みながら、私もあることを思い出した。
何年前だったろうか?親族が地方で入院することになったが身内は同室に付き添えない。やむを得ず送迎バスがある小さなホテルに暫く滞在した。
朝病院まで送って貰い夕方ホテルに帰る日々。

「お帰りなさいませ」と迎えられ部屋にたどり着くと、キレイに掃除された室内の鏡の前に、小さな折り紙と共に「お疲れさまです。今日は○○がお部屋を掃除させて頂きました」のメモ。小さな細やかな折り紙を手にとって涙がポロリ・・でした。誰かが見守って下さるような感覚・・。

患者本人ではなく単なる身内の付き添いなのに、知らない土地でこんなさりげない温かいおもてなしを受け感謝感激でした。当院の患者さんにも、あらためて、このような小さな心づかい、大事だなぁと思ったことでした。

翌朝フロントに一言お礼をと思ったら、その前に「おはようございます。ゆっくりお休みになられましたか?」の明るくさりげないご挨拶。
小さな細やかなお心遣いと相まって、ホテル全体が闘病を支えて下さってるのだと知りました。おかげさまでその後病人は順調に回復しました。その温かさは送迎バスの運転手さんにも感じたことでした。

ひょんな新聞記事から随分前の感謝の出来事を思いだし、コロナで対面の会話がない時間を過ごしているだけに、中学生の箸袋メッセージはお世話下さる方々の心に触れ、ご苦労も報われ、それはそれは嬉しかったことだろうと思いました。

すべからく、気持ちのキャッチボール。
行ったり来たりですね。

折々のことばより なだいなだ

  

  人間が二人集まります。力は倍になります。しかし、
  責任は半分になったと感じるのです。     なだいなだ

強制収容所では人を番号で呼ぶ。動物を食する時は「肉を食べる」と言う。こういう「抽象化」によって人は自らの残虐性に鈍感になると、作家・精神科医は言う。組織の中に入るというのも同様で、人は個人としては消え、役割になる。そして個人の肉体に内蔵された攻撃と抑制の二つのスイッチのうち、後者がきちんと働かなくなる。(人間、この非人間的なもの)から。

「こわいをしって、へいわがわかった」

びじゅつかんへお出かけ
おじいちゃんや
おばあちゃんも
いっしょに
みんなでお出かけ
うれしいな

こわくてかなしい絵だった
たくさんの人がしんでいた
小さな赤ちゃんや、おかあさん

風ぐるまや
チョウチョの絵もあったけど
とてもかなしい絵だった

おかあさんが、
七十七年前の沖縄の絵だと言った
ほんとうにあったことなのだ

たくさんの人たちがしんでいて
ガイコツもあった
わたしとおなじ年のこどもが
かなしそうに見ている

こわいよ
かなしいよ
かわいそうだよ
せんそうのはんたいはなに?
へいわ?
へいわってなに?

きゅうにこわくなって
おかあさんにくっついた
あたたかくてほっとした
これがへいわなのかな

おねえちゃんとけんかした
おかあさんは、二人の話を聞いてくれた
そして仲なおり
これがへいわなのかな

せんそうがこわいから
へいわをつかみたい
ずっとぽけっとにいれてもっておく
ぜったいおとさないように
なくさないように
わすれないように
こわいをしって、へいわがわかった

沖縄戦没者追悼式で、沖縄私立山内小学校2年徳本穂菜さん(7)が朗読しました。宜野湾市の佐喜真美美術館を家族と訪れ、丸木位里、俊夫妻が1984年に制作した「沖縄戦の図」を見た時の思いを詩にしたそうです。
周りからこの詩に「ここはこうした方がいい・・」「こう直した方がいい」と言う助言があっても断って、本人が書いたままだそうです。
同居するおじいちゃんが、戦争に関わりある場所や集まりに、小さい時から穂菜さんを必ず連れて行っていましたと、鶴瓶の番組のインタビューで知りました。