トイレのあと、手を洗わない人 15・4%!

 11月も半ば近く、この辺ではインフルエンザの前に、幼児にかなり溶連菌など出てきました。当院では以前から受診前に石鹸による手洗いをお願いしており、お済みになってから呼びするようにしております。「今家出るときに歯は磨いてきましたよ!」とおっしゃる方にも、恐縮ですがお願いします・・と受付でお願いして、うがい手洗いしていただき
今ではすっかり習慣化しました。

このうがい手洗いの習慣が、転じて歯ブラシ・デンタルフロスへの習慣につながっていると思います。良いことは、きちんと意味を伝えて続けていただこうと思っています。

ところが昨日のテレビによると、なんとトイレのあと手を洗わない人が 15・4%!!

今朝の番組でも、その場のネットの投票で下記のようでした。
  ・石鹸で洗う人     6099
  ・水で流すだけの人  20912
  ・洗わない時もある人  9447
  ・洗わない人      1685

ちなみに、どうせ洗うなら、石鹸で手のひら指の間を洗わなければ意味がないそうです。
トイレ後に手を洗わないなんて、いくらおしゃれしてたりしても幻滅ですね。もしその方が家庭や。お店でお料理する方だったら・・。ぞっとします。

今トイレ後流すのも、蓋しめて流さないと、周りに飛び散ることも証明され伝えられています。周りにもずいぶん飛び散ってるんですよね。

日本では抗生剤の多用により、感染症にお薬が効かなくなってきたと指摘されています。まんべんなく栄養取って、軽い運動して免疫高めても、どんどん強くなる感染症の原因菌から身を守るのは大変です。せめて、トイレの後は石鹸でよく手を洗い、ハンカチやタオルでなく、使い捨てのペーパーで手をふく。この位は習慣としたいものです。

 

過剰歯がみつかった

最近鼻水の治療などで、耳鼻科受診の際、上の前歯あたりとかに過剰歯が指摘され、隠れた状態なので、手術が必要といわれる方があります。どんなものなのでしょうか?

過剰歯とは、本来の数よりも多く歯ができてしまった状態を言います。乳歯から永久歯に生え変わる時期に、歯のもとが正常より多く作られるのが原因です。上の前歯の真ん中あたりが多く、正常な歯と同じように、歯の先が口の中に出てくる方を向いた場合と、逆向き(上の歯が鼻の方に向かう場合)があります。複数本の場合もあります。お子さんの100人に一人位はあります。予防はできません。過剰歯によって、永久歯が生えるのを妨げることや、歯並びを悪くすることがあります。

過剰歯の向きが正常ならば、歯茎の外に出てきてから抜歯します。逆向きでは、過剰歯が歯茎の内部の骨の中にとどまっていたり、鼻の方に向かって動いたりするので、CT画像などで、その位置や形態を確認して手術します。過剰歯の抜歯は健康保険が適用されます。ただし過剰歯に伴う歯並びの乱れの治療は保険外です。

この抜歯は、周りの正常な歯の成長に影響が出ないように、歯の根が十分成長した9歳から10歳ごろが一般的と言われています。個人差がありますので、小児歯科や口腔外科でご相談ください。

骨と免疫・歯周病との関連

「骨免疫学」と言う新しい分野の研究が進んでいるらしいです。朝日新聞によると
「体を支える骨と、病原体から体を守る免疫は全く違う分野と考えられてきた。だが、免疫系は骨代謝に影響を加え、骨の細胞は免疫系の維持に関わることがわかってきた」そうです。
免疫系の骨への影響としてわかりやすいのが、免疫の以上で関節が腫れたり変形したりする関節リュウマチや、細菌感染による炎症が原因で歯を支える骨が溶ける歯周病です。一方骨の中にある骨髄では免疫細胞のもとになる造血幹細胞がつくられる。維持には骨芽細胞が関わっているということです。

当院でも1998年から歯周病が心臓病・糖尿病と関連とお話しし、最近では骨粗鬆症との関連もお伝えしてきておりますが、歯周病菌は炎症性の全身疾患と密接な関係にあるということが明らかなようです。

歯科衛生士という仕事

先日、10月3~4日酒田における、オーラルフィジシアン・チームミーティングで、アメリカ・オマハの宮本先生からお話あったように、歯科衛生士という意義あるお仕事が

アメリカではなりたい職業の5位に対し
日本では 125位と大きく差のあることがわかりました。
これは歯科医師も似たような評価になっています。

なぜなんだろうと・・という論議もここ何年もされてきましたが、相変わらず歯科衛生士という専門職が、アシスタント業務しかしていない実情があります。
また歯科衛生士のプロとしての仕事が明確になっていない。医院ごとに理解が違い、仕事内容に大きな差があることがわかっています。ですので、専門学校を卒業しても、現場で要求される仕事が大きく違う場合があり、離職者も多いのです。

今月号の女性自身(10月27日号)にこれから儲かる仕事・消える仕事という特集があり、その中で、「最近15年間で増えた仕事」のリストに歯科衛生士が載っていますが、なんと18位で、1位の介護職員の25分の1しか増えていません。現場の歯科衛生士さんからも発信して、就業する歯科衛生士が増え、大変でしょうが人々の健康に大きく貢献するしかありません!消える仕事でなく増えた仕事にランキングで何よりですが、この数字は何とかしなくてはなりません。

毎年歯科衛生士学校卒業生いるのに、現場でプロとして活躍し、継続できてる方は少ないのが現状です。
いずれにしても、歯科衛生士という意義のある、人々のお口の健康だけでなく全身の
健康に大きく寄与する歯科衛生士の貢献と魅力を伝え、一人でも多くの歯科衛生士が、
役に立つ仕事であることを実感下さり、喜びを持って毎日が充実することを願っています。

急ぎのお知らせです。NHKがん予防 ③禁煙 再放送されます

20年来当院では、虫歯・歯周病を予防する観点から、禁煙支援をしております。(詳細はHPのトピックスご覧ください)

今週から、がん予防5つのポイントとして、国立がんセンターの津金先生が、テーマごとにお話しされております。昨夕は「たばこ」についてでした。たばこの害は伝えられて久しいですが、まだまだ公共の場での喫煙所・交通機関での放送で「おタバコ」というなどその健康被害には及び腰です。津金先生のお話はとても穏やかに尚且つきちんと害を伝えるもので、日々たくさんのがん患者さんを診てらっしゃると、また救えない患者さんを
目の当たりにしてらっしゃると、「たばこ」の害を真摯にお伝えにならざるを得ないのだなぁと思いました。昨夜の放送には、一般のレストランのオーナーさんも出られ、なんと「お店を禁煙に踏み切った!」というものでした。ファミレスでも分煙にしかできてないのに、すごいことだなあとみていると・・

「禁煙にしたら、お客さんがた減りして、店が立ちゆかなくなる」と心配しましたが、思い切って ”禁煙” にしてみたら、「空気のいいところでおいしいお食事いただけてうれしい」とか 「気持ちよくお食事できるようになりました」とか・・反響があって、心強く思い、禁煙に踏み切って本当によかった・・と、お店のあちこちに、禁煙を啓もうするポスターとか資料をお配りしているとのことでした。

このように、禁煙になさったことでお店の評判も上がって、お客さんがかえって増えたとか・・。医療機関でもなかなかできないことですのに。このレストランは立派だと思いました。

この昨日の放送が、★10月20日㈫・13時35分より再放送になります。ご家族に喫煙者のいる方、ご自身がたばこやめられなくて困ってる方、皆さまぜひご覧ください。
当院でも禁煙成功者たくさんおられ、ご自分の体への意識が大きく変わられ、何より
禁煙とともに「よいことが増える」ようです。

吸ってる方の意志が弱いのではなく!ニコチンの依存だけです。みなさんやめたいのです。当院でお口の中を見ながら、禁煙支援させていただければと思います。

口臭!

今虫歯と歯周病の原因が、丁度インターネットに載っています。大体あっていると思いますが、食後に歯ブラシはまだしも、今時「楊枝で」はないかなぁ!?

それより、フロスや歯間ブラシ(サイズ選択気をつけて下さいね)を歯ブラシの補助として使ったらいかがでしょうか?いずれにしても、ゆめゆめ食後歩きながらの楊枝くわえては頂けません。歯ブラシ・フロスも洗面所で致しましょう。

特にフロスは大事です!
当院では、口臭に特化したニュースレターもお配りしています。ご参考になさって下さい。

チームミーティング出席しました

昨年10月プロフェッショナルに登場した酒田市の熊谷崇先生率いる、オーラルフィジシアン・チームミーティングに出席してきました。朝一番のヒコーキで到着して最初の講演はアメリカのドクターによる、パンキーフィロソフィでした。2日に渡り盛り沢山な学びで、未だ未だ勉強不足を痛感しながらも、学ぶ仲間が全国にこれだけ居るかと思うとファイトも湧きます。かれこれ20年近く一緒に学ぶ先生方やスタッフさんにも会えて、仲間の居る有難さと心強さを痛感しました。帰ったら早速日々の臨床に還元しようと思います。夜は思いがけず、中山先生も加わって、酒田のお酒・お魚やお野菜堪能しながらさらに論議が続きました。お口の中をきれいに整えて、健康に長生きしようと言う取り組みには、先ず歯科医院で定期メンテナンス続けること。その意義をブレずにお伝えして行こうと決意も新たにしました。患者さんに更にご理解深めて、ご自身の事としてお続けになられるように、伴走したいと思います。

 

私にとって、初めてのチームミーティング。期待と緊張の中、出発しました。一つの会場では、入りきらない人数が集まっており驚きました。内容はと言うと非常に興味深く、今一度日々の臨床を見直す、とても良い機会となり勉強になりました。これらのことをしっかり自分のものにすることで、日々の臨床に還元し患者様にお伝えできれることが一つでも増えればと思っておりますので、今後もよろしくお願い致します。                                                                                                                                   鎌田俊彦

今年で3回目のチームミーティングになります。貴重な話がたくさん聞け、新たに挑戦してみたいこと、改善点を発見できました。新たに始めるのは勇気がいりますが、1歩ずつ前に進んでいこうと思います。                                                    神子島靖子

今年はお天気にも恵まれ会場にも入りきれず別会場が用意されるほどの大盛況の勉強会となりました。海外の先生のお話は難しい所もあり、私にはついていくのが精いっぱいの場面もありましたが、自分の中で咀嚼し患者さんにもわかりやすくお伝えできるように、この2日間学んだことを活かしていきたいと思っております。                                        小室恵

 

2015/10/ 3  6:14

2015/10/ 3 12:05

2015/10/ 4 10:33

2015/10/ 4 12:48

2015/10/ 3 19:20

2015/10/ 3 19:21

 

 

お年寄りの皮膚・・(スキンテア)

先ほどいらした患者さんのお父上、86歳で介護状態のようですが、ちょっとしたことで、腕の皮膚に擦過傷・・とのこと。前にこちらのブログに書いた「スキンテア」のことを読んでいただいていたので、絆創膏やテープ類、バンドエイドとか気をつけないと、皮膚はがしちゃうんですよね!と理解されていました。 着替えなどで皮膚が粉吹いてるようで・・と仰るので、看護士さんなどに聞いてみて、”ベビーオイル”をそおっと、塗ってあげてはいかがでしょうか?と申しあげました。私の父も以前から、そうしています。踵もおかげ様でツルツルですし、食事がとれて栄養状態がいいかどうかにもよりますが、
これから寒くなると余計皮膚が乾燥しますので、ベビーオイルはいいと思います。先日量販店見たら、無香料で比較的お安く、使えると思いました。

体重がすごく減ってるということなので、褥瘡もできやすくなってくるのではないでしょうか?当院では、外科処置終わった患者さんに、「微量元素」の入ったゼリーをご利用頂いていますが、これも褥瘡予防に有効です。お口からまんべんなく栄養が採れればいうことないのですが、なかなか難しい方には、このようなサプリなど有効と思います。

話それましたが、ご高齢者の皮膚は本当にもろく・薄いので、大事に扱って差し上げて下さい。又普段から清潔にして、皮膚の保護の為に潤いのオイルやクリーム利用も、一考かと思います。ご高齢者こそきれいにして差し上げたいですね。

レジオネラ菌

先日テレビで、消化器の先生が面白い事!?話されていました。清潔好きの日本人にとって大事な「お風呂」です。疲れていてもお風呂入って湯船につかると 「ああ~いい気持ち」となりますが、そのお風呂が不潔!と言うのです・・。
お風呂も機能的になって、追い炊き機能付きがほとんど。毎回湯船のお風呂の水を入れ直しているご家庭ばかりではないのではないでしょうか? その先生おっしゃるには

・お風呂は追い炊きしない

・ぬめり(バイオフィルム)がレジオネラ菌のエサになる

・お釜洗浄は月一回は必ずやる

これを頭に入れておかないと、お風呂のお湯は不潔なんだそうです。

ついでに言えば
お風呂で歯ブラシする方も多いようですが、湯気で歯ブラシの先に、レジオネラ菌がくっついている可能性もあるので、お風呂場に歯ブラシを置きっぱなしにしないでくださいとのこと。

消化器の先生なので、手術後とか、怪我でおなかに傷のある方は、特に気をつけてほしいと言ってました。

お風呂と言えば、清潔というイメージしかない私は、びっくりでした。
知らない事っていっぱいありますね。

フッ化物を家族ぐるみで有効に

当院では1998年、日本で初めて歯科予防の研究会が出来て活動はじめた時から、フッ化物= フッ素のきちんと入った歯磨き粉を皆さんに使っていただいています。大人は950ppmf・子供は500ppmfです。乳幼児は状況によりご案内しています。基本は
ごぶごぶぺっ!が出来るようになったらです。

日本では大人のフッ化物の応用例は決して多くありません。それはフッ化物応用がまず子供を対象にスタートした歴史があるからです。

歯科医の中にも「子供には有効だが、成人には歯も成熟して効果的でない」と言う考えの方もいます。しかしそうでしょうか?高齢化社会になり、齲蝕(虫歯)のリスク部位(なりやすい部分)も変化し、又歯周病治療により歯が残るようになってきたので、歯の根元が露出し、この部分の齲蝕(虫歯)の増加など、環境が大きく変わってきました。

ですので、乳幼児期・学齢期・成人期・高齢期と言う風に、ライフステージを4つに分けて、そのすべてで、「セルフケア」と「プロのケア」の両方でフッ化物を応用することが必須と考えられています。又広く普及していくべきと考えられます。

当院では、 ”からブラシ”と言って、何もつけずに水だけのブラシで汚れを取って頂き
(タフトブラシ・フロス・歯間ブラシ等も使用)その上で、フッ化物(フッ素が大人
950ppmf入った歯磨き粉)をブラシにつけて、ブラッシングしていただき、
「うがい一回だけにして下さい」とお願いしています。せっかくのフッ素の効果が
なくなるからです。こう書くと面倒のようですが、慣れれば簡単!”からブラシ”で汚れとれているので、フッ化物でコーティングしたようになります。

フッ化物(フッ素)は虫歯予防において、再石灰化への触媒(応援団と呼んでいます)です。どうぞ正しくうまく使って、大人になっても高齢になっても、ご自分の歯を守って下さい。

歯科と認知症

9月6日院長の母校で、緊急フォーラムとして開かれた「歯科と認知症」
この春、菊谷先生の講演をスタッフ全員で聴いていたので、すんなり入ってきました。その中でも、トピックスは

アルツハイマー病の原因因子・老人斑(アミロイドベータ蛋白)と歯周病のPg菌が、ラットにおいて相関することがわかったということです。又歯があれば、特に奥歯がきちんとあればしっかり噛みますので、
転倒率が50%も減るというデーターも示されました。

認知障害になる前の初期認知症(MCI)の時に、兆しに気づいて有効な投薬や、トレーニングすることで進行を止められることもわかってきました。

噛むことの重要性。
歯を残し・維持するためには、歯周病が進まぬよう、歯科医院での定期管理が必須です。
ホームケアに加えて、このプロのケアを続けることが、お口の中をきれいにすることが
=認知症予防に直結するという貴重な学びの一日となりました。今後来院患者さんのご様子をよく見て、コミュニケーションとって、将来を見据えた対応していこうと思います。

ドライ・ボディ (ガッテンより)

水は筋肉に貯める! エッそうなんだ。ビックリ。この日の話題は脱水ですが、問題は筋肉でした。
筋肉は水分ためるタンクだそうです。成人で20リットル・筋肉落ちた80歳位では10リットルしか貯められないそうです。なるほど。ですので、筋肉量が多い人=熱を出す働きがうまくいく人=水分たっぷりの人 ということになります。

からだの60%は水分なのに蓄えられない人がいる。そうすると脳が委縮するので、1%の脱水で痛みを強く感じるんだそうです。寝たきりの方がからだを動かせない・動かさないので、あちこち痛みを強く感じるのも、こんなことも影響してるのかもしれませんね。

若くとも日本人の400~800万人がドライボディ予備軍だそうです。

当院のような歯科医院でも、夏場は特にお口の中がネバネバという方いらっしゃいます。
お口のケアが出来ていない場合もありますが、夏場はまず脱水を疑います。

・口の中がネバネバ
・脇の下が乾いてる
・皮膚をつまむと跡が残る
・便秘気味
・体重の急激な減少   これらは脱水症状です→水分・塩分取り十分な食事が必要です

このようにならないように、運動して筋肉つくり、水のタンクを大きくしておくことのようです。
十分な食事と言いましたが、一食抜くと、コップ3杯分脱水するそうです。

そして特に下半身。
下半身には筋肉の6割が集中しているそうですので、①速歩 ②スクワットが有効だそうで、この運動終わったら30分以内に牛乳一本飲むといいそうです。よさそうですが忘れそうですね・・。

まっ結論として、「筋肉鍛えれば、脱水にはならない」ガッテン!!

筋肉を強くしよう!

サルコぺニア!

こんな言葉がテレビや雑誌に頻繁に出てくるようになりました。このブログでも今年初めころから何回となく取り上げてきました。今まで言ってたことは、「骨を大事に」ばかり。その骨を守る筋肉がもっと大事とは言わなかったのです。筋肉は骨を守る大切な役目です。歳を取ってくると、ついあっさりした食事に偏りがちなうえ、お肉を食べない!という方もいて、転びやすい・息苦しい・・など、病気というより、日常生活が送れなくなるような、「フレイル」という状態におよぶので、何度か情報を載せていただいております。昨日は一歩進んだ話をやってましたので、かいつまんで書いてみます。

高齢社会になって、足元おぼつかない、杖をつく方、シルバーカー利用する方、街中でも目に付くようになってきました。歳を取ってくると、ついあっさりした食事に偏りがちなうえ、お肉を食べない!という方もいて、転びやすい・息苦しい・・など、病気というより、日常生活が送れなくなるような不自由が出始めます。その悪循環が 「脆弱化」です。日に日に弱っていくのです。当ブログでも、被災地の「お大事に症候群」などを引用して、筋肉が衰えていくことが歩けなくなることの”きっかけ”になることをお知らせしてきました。

サルコぺニアは、日常の動作が困難になり、感染おこしやすくなって病気になりやすくなり、避けたいことですが死亡率のアップにつながります。60代から懸念されますが、75歳くらいになると急激に増えるそうです。

・最近、歩くスピードが低下した(青信号のうちに横断歩道が渡れない・・)
・転びやすくなった
・手すりをつかまらないと会談が上がれない
・ペットボトルのキャップが開けにくい  などあったら要注意!と国立長寿医療センタ     ターの先生が、ご本人だけでなくご家族にも注意を促しておられます。

またBMI18・5以下。75歳以上で痩せてる方も要注意とのこと。
粗食の方は、たんぱく質がだいぶ不足してるので、お肉だけでなく粗食の方は、たんぱく質がだいぶ大豆たんぱくなども積極的にとってほしいそうです。

「サルコぺニア肥満」というのも最近懸念され、おなかが出てて、足の細い方だそうです
          太っていても筋肉が減少か、筋肉がない方だそうです

またダイエットが話題の若い女性にも、警鐘鳴らしておられ、やせ願望がこうじて、食事制限ばかりで運動しないため、筋肉量が減少し、ついでに骨量も減り、お年寄りと同じくらいのサルコぺニア状態になってる若い人もいるとのことです。ひどくなると生理も止まってしまうとか。

当ブログでも、発信しているように、食事は大事です。たとえ外食でも、お弁当の内容バランス見て選ぶ・ランチを決める、その際油もの・濃い味などでごはんでおなか一杯にせず、食物繊維やたんぱく質がとれるかどうかが問題です、

このままいくと日本は超高齢化。2020年のオリンピックは、あんな豪華なスタジオより、高齢者対応の車いすの移動手段とか、動く歩道などが必要ではと思ってしまいます。少しでも長く自分の足で立ち・歩けるように、今からでも遅くはありません。タンパク質十分にとって、適度な運動してゆっくりでも自分で歩いていたいものです。

サルコぺニアは、見逃されると「フレイル」というにっちもさっちもいかない状況になってきます。お口の中も響いてきて、噛めない・呑み込めない・・となったら本当に悲しいですし、自立できなくなります。

今晩のごはんから、これでタンパク質たりてるかな?とお食事ちょっと気を付けてみてください。そしてゆっくりしっかり噛みましょう。お茶などで流し込んでしまうと、かまずに済ませてしまいます。気を付けてください。
     転ばぬ先の杖 ならぬ転ばぬ先のタンパク質(筋肉)です

介護食 中村さんのお知恵

介護の現場で、おひとり分だけやわらかいご飯、という必要に迫られることがあります。以前当院では、2回ばかり真空調理の実習講座を開いたことがあり、大変好評でしたが、一膳分だけというわけにはいきません。

今回、尊敬する管理栄養士の中村郁子さんのご提案は、もっと簡単です。

★出来上がりにひと手間!の簡単やわらかご飯の作り方です。

①ご飯茶わんにご飯を盛り、水大匙1を振りかける

②ラップをかけ電子レンジで、1~2分温める

③レンジから出して一度ご飯をかき混ぜる

④再びラップをかけ、数分おいて蒸らす

これでお米からやわらかご飯を炊くよりもずっと簡単だということです

ぜひ、皆様もお試しください。

介護食は「介護を受ける人を支援する食事」であると同時に、「介護する人の心身を守り支える食事」であってほしいと中村郁子在宅訪問管理栄養士の言葉は、とても励みになります。私もやってみたら、とてもうまい具合になりました。ただ、薄いお茶碗ですと器が熱-くなるので、ご年配の方にはお気をつけて。あっちっち・・です。やわらかご飯はとってもいい具合です。お試しください。

介護食はもっと楽になる・・

愛読雑誌 「栄養と料理」9月号の特集です。

大したことしていない実家の介護ですが、いつも素朴であたたかい中村育子(在宅栄養管理学会会長)さんの記事を拝読すると、肩の力が抜けます。「誰でもある日突然介護者になる」。本来楽しいはずの食事が、苦痛になってしまっては「栄養」「健康」どころではありません・・。頑張りすぎず、介護の味方、市販品を活用してみてくださいとのこと。女優・安藤和津さんの「全力投球は危険。両方が少しづつ我慢するのがいいわね」8年間の介護生活経ての言葉が身に沁みます。

そういえば最近コンビニもかわってきました。時々覗いて、オヤッと思う品があると買ってみることにしています。クタクタになった先日、「豚汁」買ってみました。程よいお味で、残っていたネギの小口切りを足し、冷やご飯入れて食べたらおいしかったこと。卵を落とせば完璧だったと、いいもの見つけて大喜びしました。コンビニも時々覗けば、利用できるものが沢山出てきました。手作りにこだわらず、共倒れしないように利用したいものです

医療の本質は・・

今はお休みだが、少し前まであるテレビ局で「ジェネラルドクター(総合診療医)」と言うのをやっていた。視聴率も高く、あらゆる方面から、病気を見るのではなく、病気を持った人を理解して診断しようと言う”当たり前と言えば当たり前”だが、知識だけでなくその背景も読み取ってと言うドクター達の取り組みに、感動しながら安堵したものです。このような総合診療医を育てる整備が進められています。

ある放送で、高齢化率の高い山村で、老老介護・独居老人が多い地方で、90歳にならんと言う一人暮らしの女性が、ニトロを飲みながら畑仕事を止めない。往診にいったドクターが入院を勧めても頑として受け付けない。

「入院したら、命と同じくらい、もしかすると命より大事に思ってる畑が枯れてしまう。そのお婆さんにとって生きることとは、畑でとった作物食べて、近所で物々交換しながらその土地で暮らしていくことなんですね」と往診する総合診療医の言葉。

病気やケガを克服したり、治したりすることが本質ではない。医療の背景には、常にその人の生活があり、その生活の質を高めることが医療の本質と気づかされたとその総合診療医は言っています。今後急速に高齢化が進む大都会でも、このように高齢者を支えるのは地域の力。そのためにも総合診療医の育成は欠かせないとおっしゃっておられます。そのために必要な、患者の声に耳を傾けるきめ細やかな診察、ち密で論理的な思考による診断方法などを学生や研修医に伝える日々だそうです。

技術も知識も大切ですけれど、医療の本質は患者主体の診療であり、患者さんを幸福にすることにあるという、ジェネラルなフィロソフィーだということを、強く伝えたいという総合診療医の言葉は大変い意義深いものとして心に残りました。

ギュウギュウ型かパンパン型か

「血圧の薬飲んでるのに、うまく血圧が下らないというご相談が良くあり、薬の種類を変えたら下がった」という例も多いようです。同じ高血圧と言っても、ギュウギュウ型と
パンパン型、両方の混合型があります。

ギュウギュウ型は血管が収縮して狭くなり、血圧が高くなるタイプ。例えて言えば、水まきのホースをぎゅっと絞ると水が勢いよく飛び出る感じとのこと。

パンパン型は血管内の水の量が増えて血管の内側から加わる圧力が増すタイプ。風船に水が一杯入ってふくれ、内側が強く圧迫されるような状態を言うようです。

ギュウギュウ型の原因として、アンジオテンシンⅡと言う血管を収縮させる物質の働きが言われます。ですのでこの拮抗薬(ARB)がこの働きを打ち消すので、血管を収縮しにくくすることで血圧を下げます。

パンパン型は、塩分を摂りすぎた血液を水で薄めようとしていると考えられ、減塩が効果的です。薬を使うなら、余分な塩分や水分を体外に出すような利尿剤の服用担います。

日本人の高齢者にはパンパン型が多く見られ、若い時にギュウギュウ型だったのが、年齢と共にパンパン型になったり、両方の混合型ということもあります。

この他カルシウム拮抗薬もよく使われ、血管壁にある平滑筋の細胞によく効き、血管を広げて血圧下げるようです。ギュウギュウ型・パンパン型両方に対応します。

血圧を昼夜持続的にきちんと下げることが重要。自分の高血圧はどのタイプかを知って薬の選択は医師とよく相談することが必要なようです。お薬飲んでいても効果がないなら、まんじりと服用せず、医師とご相談が肝心ですね。

「長時間座りっぱなし」生活で寿命がちじむ

最近スウェーデンのウプサラ大学から、面白い研究結果が発表されたそうです。それは運動量を増やすより、座位・つまり座っている時間を短くできるかどうかが、老化を遅らせるカギになりそうだというものです。

同大学では普段座りっぱなしの肥満の高齢者101人を対象に、運動するよう積極的に介入した群と、そうでない群に分け、6か月間記録。その後採血して、老化に関与する「テロメア」の長さを測定した。運動時間の増加はテロメアを長くするどころか、短くし、一方で両方の郡に共通して、座位時間が短くなるとテロメアが長くなる。すなわち老化を遅らせることがわかりました。

座りっぱなしの生活は、喫煙やお酒の飲みすぎと同様、糖尿病やがん・心血管系疾患を引き起こす原因になるとしています。ほかにも座りっぱなしでテレビを1時間見ると、寿命が22分ちじむという説もあるそうです。思う以上に座りっぱなしって、不健康な生活習慣なんですね。その原因の一つは筋肉の収縮です。血流が滞り、内臓・ぜんしんの組織の働きも悪くなります。

座ってる時間の間に、短い休憩を入れることで、ウエストがダウンしたり、脂質代謝がよくなるという報告もあるので、30分に1回くらいは「立ち上がり体操」を取り入れましょう。その際、ちょっとしたストレッチをすれば、全身の血流アップ。お試しください。

熱中症対策

熱中症で救急搬送される方が後を絶ちません。これだけテレビや新聞地域で呼びかけても、熱中症になってしまうのです。ほとんどの方が口にするのは「ちゃんと取ってますよ水分!」

人の身体は6割が水分・50キロの方なら30キロは水です。この量は体内で厳密にコントロールされてますが、想定外の高温だったり、水分摂取が少ないと脱水になります。
体重の約2~4%の脱水で、激しい口の乾きや倦怠感・頭痛が。5%以上の脱水で脱力・吐き気などが現れるそうです。体重の5%と言うと50キロの人で2・5キロ(2・5リットル)です。

熱中症で運ばれた方に、どのくらい飲んでるか?聞くと大体「スポーツ飲料をチョコチョコのんでペットボトル一本くらい・・」という方が多いようです。足りませんね。ですので救急外来で2~3リットルの輸液を点滴し、症状軽快した場合は1ℓで中止し、「涼しい部屋で、おしっこ出る程度に水分とって」と帰宅させるようです。

では何をとればいいのでしょうか?
熱中症の脱水原因は汗です。汗には、塩分・カリウムと言った電解質も含まれるので。水分にナトリウム・カリウム・塩素も補給できるといいので、スポーツ飲料となります。最近は電解質濃度の濃い「経口補水液」も販売されています(決して味はよくありませんが先日あるメーカーから、結構飲みやすいものが新発売となりました)

このような補助食品の助けも借りながら、基本的には食事です。暑い日ほど、朝食にお味噌汁・スープなど我が家は取るようにしています。そしてご飯からもとれますが、あえて、お雑炊やお粥なども作って、水分を積極的にとっています。更に色のきれいな野菜・果物・海藻などからカリウムも積極的にとるようにしています。

お茶やコーヒー類・一部の栄養ドリンクはカフェインが含まれているので、利尿作用が出てかえって脱水することがあります。ビールも同様です!まずビールは美味しいですけれどね

おトイレが忙しいですが、出た分補充しましょう。
当院では、来院されると、美味しいお水の摂取と「岩塩(今年はパタゴニア)」を差し上げてなめて頂いています。海外の岩塩ってそれぞれお味が違ってとても美味しんですね。

PS スポーツ飲料には相当の砂糖が含まれています。飲みっぱなしは虫歯になりやすいので十分注意ください。蛇足ですが、スポーツ飲料は自宅でつくれます。1リットルの
水に3グラムの塩・20グラムの砂糖です。冷蔵庫でも一日しか保存できません。

 

世六把野

ある医師のことばに・・

ある整形外科医の言葉 「安静は治療として成立しない」

うーん、なるほど。では、どうすべきか?何をすべきか・・?

94歳の父を見ていて本当に実感するも、なかなか同意・共感・納得してもらうのは

難しい。誰に?

患者さんより、医療従事者かも・・?

虫歯も同じ。早期発見早期治療が後を絶たない。

治療も出来るだけ小さく(MI)が主流なのに、乱暴に大きく削る。

大きく削る方が技術はいらない。

歯一本も指一本と同じなのに。

暑い中、ご自分の歯を、お口の機能を残そうとメンテナンスに来院される人々の

人としての人生に、なんとかお役に立ちたいと思う八月の猛暑です。

医療技術の進歩!

両手移植 子供で初! (アメリカの病院)8月3日の記事より

くちびる突き出して「イエ―イ」と言わんばかりの男の子の写真!

アメリカペンシルべニア州のフィラデルフィア子ども病院で、病気で両手を失った男児(8歳)に別の子どもの両手を移植する手術に成功したそうです。大人では成功例があるものの、難易度高い子どもでは初めてとのことです。

ボルティモアに住むザイオン君は2歳の時、思い敗血症にかかり、両手と両足の膝から下を切断する手術を受け、義足をはめて自力で歩けるようになったが、両手は手首から先がないまま生活してらしたそうです。さぞや大変だったことでしょう。

手術の準備が整って、ドナーを探すネットワークに登録。3か月後に血液型・肌の色・性別などが一致するドナーが見つかり、手術は10時間半に及び、約40人の医師とスタッフが参加したそうです。手首の骨や血管・神経などを一つ一つ丁寧につなぎあわせたところ、2週間後には、やわらかい物をつかめるようになったそうです。ブラボーです!
リハビリ続け、数週間で他院できる見通しとのこと。
良い経過をたどり、ザイオン君の未来が明るく進むことを心からお祈りします。
ドナーのお気持ちが生きるとよろしいですね。こちらも祈ります。

添えられた写真のザイオン君の表情がとても良くて、思わず拍手!

「暮らしの保健室」の試み

開業30年を超すと、定期メンテナンスに通われる方々も、順繰りにお歳を召され家族環境も変ってきます。独居の方も多くなってきました。イザッという時より、そうなる前のご不安とかどうしているんだろう?と思っていたら、新宿区の戸山ハイツで試みが始まっていました。

高度成長期の末期に建てられた広大な敷地の一角に「くらしの保健室」が出来、地域コミュニティで「おひとりさま」の生活を支えるボランティア施設だそうです。

当院でも時々ありますが、病院で検査数値の説明受けたがよくわからない。医師には聞けず、帰る道すがら不安になって立ちより、看護士・薬剤師等の経験積んだ専門スタッフが対応され安心して帰宅。ちょっと具合悪かったり悩みや心配がある時に、また何もなくともだれかと話したい時に気楽に立ち寄れる。一人暮らしの悩み事を聞いてもらい、気が軽くなって帰っていくことが出来る。そう学校の保健室のような存在。

訪問看護が必要になるよりももっと前の段階で、予防的なことも含め一人暮らしの高齢者や在宅で療養する人たちが、小さな悩みを解決できる仕組みを、長く訪問看護に携わる看護師の方が開設しました。訪問看護ステーションとしての依頼も受けるようです。独居の高齢者や在宅の方は一人で思い悩んでいるうちに、状況が悪くなって行く悪循環に陥りがち。しかしじっくりお話しを聞くだけで解決することが案外多いとのことです。

特に自立してそれまで一人で頑張ってきた人ほど、助けを求める事に躊躇し、高齢になって体力落ちてきた時にひきこもってしがいがちとの事。いつも外の世界とつながっていることはとても重要なんですね。外に出るためには、誰かの手助けが必要。近所の人でも良くいく八百屋さんでもいい。そういう人たちとのつながりを大切にして、外に出るきっかけを持ってほしいと、開設者はおっしゃっています。誰もが安心して暮らすために必要なシステムとして、全国で自発的な広がりがあるようです。
毎週木曜には200円で提供される昼食会もあるとか。すばらしい取り組みです。

オリンピックと禁煙

どうなるんだろう2020年の東京オリンピック。
というのは、禁煙にするかどうかです・・。

曖昧な国日本の最たるもので、禁煙にはなりません。
昨今のオリンピックで、公共の場が禁煙にならずに分煙だったのは、北京だけです。

舛添東京都知事は提言するも、却下されたとのこと。業界が反対したそうです。

健康健康と言いながら、オリンピックと言う世界中にアピールできるいいチャンスに
禁煙できないなんて。恥ずかしい・・。

国立競技場の再考と同じように、タバコOKももう一度見直しにならないかしら・・。
先進国と言ってこんなの日本だけですもの。

こんなに健康被害がわかっていて、何故なんでしょう。
タバコOKなら灰皿とかも必要になるし、だいいちアスリートの祭典なのに空気が
たばこ臭いなんてカッコ悪いです。今はベランダでの喫煙だって、控える時代なのにね。

 

喫煙者 糖尿病リスク高い(国立国際医療研究センターet al)

☆しかし 禁煙10年以上で「解消」!!

タバコを吸ってると、糖尿病にかかるリスクが高まる一方、禁煙を10年以上続ければリスクは吸わない人と変わらなくなる。国立国際医療研究センターなどのグループが、そんな報告をまとめ、22日付けの米科学雑誌で報告する。禁煙による糖尿病の予防効果を大規模調査で確認したのは珍しいとのことです。

関東などに本社のある八つの企業に勤める男女やく5万4000人について、喫煙状況を含む健診データーを提供してもらい、その後を4年間ほど追跡した。この間に約2400人が、生活習慣も原因とされる2型糖尿病を発症していた。

糖尿病の発症にかかわる他の要因が影響しないようにして、解析したところ、たばこを吸う人では吸わない人に比べ、一日に11~20本の人で36%
                21本以上の人では50%
2型糖尿病にかかるリスクが高かった。

こうしたリスクは、禁煙をしても期間が5年未満だと変化はみられなかったが、10年以上禁煙した人では、もともと吸わない人とほぼ同じだった。

たばこの煙のせいで、血中の塔を処理するインスリンが効きにくくなったり、インスリンを作る細胞の機能が落ちたりすることが考えられている。

こういわれてみれば、当院のメンテナンス患者さんの中に、ほとんどの方は禁煙なさったが、まだまだタバコのご縁きれない方に糖尿の兆しはみられます。一時期有名になった、メタボという言葉も、つまるところ、死の四重奏といわれる疾病のもとには、タバコというリスクがある方が多い。糖尿との因果関係が出てきた今回のデーターは、とても貴重です。

最近いらした患者さんで、虫歯も歯周病もずいぶん進んでいて、いつ禁煙支援はじめようか?悩んでいて、先日帰り際、ドクターが診療中に、会話のきっかけ作っておいてくださったので「タバコ吸うの、1日のうちのいつごろですか?」と伺ったところ、「丁度糖尿病の主治医から、保険で治療できるから、禁煙始めましょうか・・」といわれましたとのこと。すわっチャンスと、当院の禁煙パンフレットをお渡しして、夏は禁煙のチャンスですと話しました。エーッなんで?と聞かれたので、次回続きをお話しするので、当院でも禁煙支援始めます。ご一緒にやっていきましょうと話したら、ニコッとされたので、これはいける!大丈夫!と確信しました。禁煙は ”今でしょ!”

「むせる」を見逃さない(歯科外来で出来る摂食嚥下障害の予防)

通院できる患者さんであっても、治療中に「むせる」方を見かけることがままあります。これは70歳前後の男性に多く見られ、それは男性の喉頭の特徴によるもので、女性には少ないようですが、たまに女性の方でもいらっしゃいます。

いずれにしても、むせるということはその後、プラークが原因の肺炎にかかりやすくなるという重篤な状態になりやすいので、早いうちからの予防が大切です。

しかし現実には、飲み干しやすい「軟食」への切り替えが優先されがちで、それは楽に食べられて栄養が採れるようにとの配慮からですが、ベビーフードのような介護食や流動食を続けると、咀嚼により分泌される刺激性唾液の量が減少し、食物の咽頭への送りこみがますます弱まります。かつてはチューブに入っていた宇宙食も、最近は咀嚼するタイプに変ったそうです。「噛まないといけない」のです。噛まないと効果的に栄養分が吸収されません。ところが介護食の多くは、咀嚼不要な軟食で、栄養吸収上問題が生じます。

「むせる」と言う兆候が見られた段階で、きちんと飲みこめる状態に戻しておかないと、咀嚼や嚥下が出来なくなり、口の機能の廃用化が進みます。例えば足の筋肉や腹筋、背筋など、特に強い力を出せる筋肉は2週間使わないと30%機能が落ちる。歯の臼歯で噛み合わせられる咬合力は体重程度と言われますが、2週間軟らかい食事ばかりで噛んでいないと、やはり噛む力・咬合力は30%落ちるそうです。

その上むせるので、多くの高齢者は水分摂取を減らします。のどの渇きを感じにくくなりエアコンでどんどんお口の中は乾燥します。唾液による自浄作用も落ち、舌カンジタの発症も見られるようになります。水分控えるものだから、膀胱もどんどん縮み、少しの尿で尿意を催すなどの悪循環になるのです。

歯科医院への通院が可能な、要支援1・2くらいの時にこそ、「介護予防」と同じ認識で「摂食・嚥下障害の予防」を行う必要性を強く感じております。先日の認知症の研修会をきっかけに9月には更に学んでまいります。避けて通れない・また知っていれば未然に防ぐ、お役に立てる方法があるはずですので。

 

 

 

 

 

 

緊急速報! 脳梗塞の兆候!

 大暑を過ぎ、耐え難い暑さの日々が続いています。皆さまお障りありませんか?
昨年もブログにあげさせていただきましたが、この時期特に重要ですので、再度
アップ致します。

F face   お顔、特に口の周りのゆがみ

A arm   両手水平にあげると、どちらかが下がる

S speech   ろれつが回らない

T time     急いで救急車呼んで下さい(発作おきた時間メモっておく)

     発作起きて4時間半以内なら、血液溶かすお薬が使えます

今朝方、OS1を買おうとお店によったら、新しくタケダから同じようなペットボトルで
少しはまし!?な味のが新発売してました。試しに買いました。今夜から台風も来ています。気圧の変化は、心疾患・脳梗塞起こしやすいので、脱水もですがご自身もご家族も
十分ご注意ください。
とにかく、早く気づいて119番!

歯みがき注意して下さい (くわえた子ども転んでけが)

子供の歯磨き中の事故が後を絶たないようです。東京消防庁によると、歯ブラシを加えたまま転んで口の中をけがしたり、のどの奥に刺さって入院したりする事故が年に40件前後起きている。「歯ブラシを口に入れたまま歩いたり、走ったりさせないで」と保護者に呼びかけています。東京消防庁の管内だけでも、2010年から2014年の5年間で
5歳以下の子供計207人が歯ブラシによる事故で救急搬送された。年齢別では1~2歳が全体の8割を占める。
事故の要因では、歩いたり走ったりして転倒 64・3%
        人や物とぶつかる 9・2%
        踏み台などから転落 6・8%で8割以上が軽傷だが重症の子供もいた

まずは親が目を離さないことを心がけて事故を防いで下さいと、11日の新聞にありました。昨今虫歯の意識もかわって、小さいうちから歯みがきの習慣が広まりとてもいいことなのですが、いくら子供用でも、歯ブラスの柄は長く、何かの拍子でのどをさしてしまう
十分な長さがありますから危険です、必ず保護者が見てあげて下さいね。出来るようになってくると一人でやりたがるのが子供です。その気持ちを大事にしながら、安全第一で参りましょう。なんでもそうですが、一度痛い・こわい思いすると、良い習慣もなかなか続きませんので・・。当院でも小さいお子さんのメンテナンスの時に、再度お話ししようと思っています。無理強いしないこと・安全であることが必須です。

おへそのゴマ、取ってもいいの?

イヤーッびっくりしました。
おへその汚れも、長年放置されたままだと、あかが石のようになって「臍石」と呼ばれるとか。日頃、お口の中の軟らかい汚れ・バイオフィルムを放っておくと、硬い歯石となり・・と説明してる身として、びっくりでした。

小さい頃、「おへそのゴミ取るとお腹痛くなるよ」と言われませんでしたか?でも時々気になって、おへその穴じっと見たりして・・。

そもそもおへそのゴマ?とは?→おへその皮膚から落ちてくる角質に、皮脂などの油分が一緒になり、あかとなってたまったもの」だそうです。汚れもついて黒っぽくなるので、ゴマと呼ばれるらしく・・。

つい取りたくなりますが、ちょっと待って下さい。お臍は腹膜に接していて、腹膜の下には腸があるので、あまりいじくると腸を刺激しておなかが痛くなるんだそうです。細菌が繁殖することでにおいの原因にもなるので、普段は入浴の際、石鹸を泡立てて、泡で優しく手洗いで十分だそうです。

それでも気になってお掃除したいという方は、おへその穴にオリーブ油を垂らし、少しおいてから綿棒をうまく使うといいようですが、数か月に一度でいいのではないかと皮膚科の先生はおっしゃって居ます。綿棒でいじりすぎると、お臍の下腹膜に炎症起こし腹膜炎になったら大変です。やりすぎないでくださいね。

いやはや臍石なんて!歯石のように人間の体には、石らしきものが沢山あるんですね。

 

かわっていく教育

学校教育の見直しが言われています。

スマップの歌を尊ばれる割には「一人一人が突出しない平均」を求めるあまり、
没個性のちじこまった子供が増えてきたように思います。それぞれが違ってそれがいいと言われながら、目立つといじめられる。おかしいですよね・・。キャリーぱみゅぱみゅのデザイナーさんも小さい頃そんな風で、随分苦しんだ。今では誰にも真似できない独自のスタイルが人気を集めています。あちこちの高校・大学からもいろいろな取り組みが始まっています。先日新聞に大学6校の方針・展望が載っていました、その中で中央大の
この言葉が目に留まりました。

想像的な批判精神を持った人材

・「3つのD]を実現できるグローバル人材の育成
    ・Diversity 多様なあり方を相互に尊重し合う力
    ・Dialogue 対話を通じて共通の理解や合意を形成する力
    ・Dignity  明確な倫理観を持ち、人間としての品位を備えること

法曹界・会計士界にスペシャリストを輩出した大学だからかもしれませんが
この3つのDには共感するところが大きいです。
テレビでは和風総本家のような、地味ですが傑出した職人さんを特集し人気を集め世界からも注目されています。卒業した大学が問題でなく、何が出来るか何をどうするか・・が重要になる時代が来ているようです。

口から食育を考える 

 

 

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2015/ 7/ 1 18:13

 

 

 

 

 

 

 

 

Hpでご案内しました、表記フォーラムに行ってまいりました。はたしてどれほどの方が見えるのだろうと、市ヶ谷の駅下りると、チラシ片手に三々五々。その人たちの流れに沿って会場に着くと大入り満員。びっくりしました。私の席の周りは殆ど、歯科衛生士さん。お仲間と一緒の方が多く、栄養士さんもたくさん見えていました。その他歯科の先生方も、結構著名な方もパラパラ。遠くから見えて積極的に質問されている方もあり、「子供の食の問題」がいかに皆さんの関心事であるかがわかりました。

よく噛めないから噛まないのか、噛まないからよく噛めないのか。いずれにしても歯科と食の問題は切っても切れない関係。その上お母様方が仕事をする時代ですから、多くを担う女性の問題にも関わって、一筋縄ではいきません。育児中のお母さん方の悩みは10年前から変っていないという発言も会場からありました。忙しい朝、出勤するお母さん。朝ごはん・お弁当と忙しさは半端ではありません。大変ですよね。又以前にもまして、アレルギーのお子さんも増え、給食の現場でも皆さんいろいろご工夫があるようでした。

今回、本当にびっくりしたのは、今高齢者の現場で問題になっている「摂食嚥下」の問題が子供たちに起こっているということでした。食べられない飲み込めないということが子供に起こっていると!

小児科の先生からは「いつまでも母乳飲ませていいよ」と言う風潮の中、5~6か月は母乳・その後離乳を勧めてはいるが、欲しがれば1・5歳までは離乳食と併用しながらいいんじゃないか。でも1・5歳には卒乳できればとの発言もありました。母乳は早くやめすぎると低カルシウム欠乏症などの弊害もあるそうです。

摂食指導を担う先生方からは下記の提言がありました。

・「子供の食の問題」はあらゆる家庭・社会において重要なテーマと認識する

・その中でも、特別な練習をしないと栄養が取れない子供たちがいるということを社会が認識すること

・子供の「心」「栄養」「機能(食べ方)」を育むためには、養育者から子供への支援、そして社会から養育者への支援がカギとなる

以上のことに社会全体として、注目し関わっていくことが大事だとわかりました。折りしも政府が提案した働くお母さんへの提案に、意見が殺到しています。「キャラ弁」などが過熱している実情など、いい悪いでなく、もっと「子供のからだを育てる」ということと働くお母さん達が無理なく続けられる応援と言うことを考えると、スタンダードなことをしっかりサポートする仕組みができないと、大変なのかもしれません。単純に「食べることの意味」そして「食べることに興味・関心ある子どもを育てること」ここに立ち返り歯科として、「栄養のことはわからない」でなく、食器としての歯の意味をきちんとお伝えできるように更なる勉強とその分野の専門家との連携が必要!とつくづく感じて会場を後にしました。
添付の冊子はこの一月の報告書で、保護者から寄せられた子供の食の不安などがたくさん載っていて、スタッフ全員で読みまわしています。来院の小児の患者さんのお口が食器として機能する様に、歯科としても応援と言うより歯科だからこそわかる提案をしていきたいと思った一日でした。それにしても休日にこれだけの方が熱心に学んで。このような仲間に刺激されて、当院も常に現状把握して診療に臨みたいと思います。

院内デモ(いつも良い状態で)

毎日使うタービン、コントラなど、先生方に安全安心に診療していただく為、バックヤードでの手入れは必須です。解っていてもイイやイイやになりがち。今日もお忙しい中いつも教えて頂くエキスパートに来ていただきました「よく手入れしてますよ!」と誉めて頂きスタッフも安堵しましたが、随分知らなかったこともあり、やはりデモ頂いて確認でき良かったと思います。医療職で大事なのは、”そうに違いない” ”間違いない” ”これでいいよね”と言う一種の”慢心”と”なぁなぁ”です。スタッフ全員で確認しながら、仕事の精度を上げていきたいと思います。思いがけず器械の不具合も見つかり、本当に来て頂いてよかったと思いました。いつもながらですが、理由と必要性を説明して「やるべきこと」を教えて頂けるので、また質問にも丁寧に答えて下さるので納得して、安心して日常の診療に臨めます。ご指導いつもありがとうございます。大変勉強になりました。

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生活不活発病!?

東北大地震の被災地で活躍される、大川医師のレポートをたまたまテレビでみました。地震直後から、体育館などに避難された年配者が、動くこともままならず、制約された環境の中で、必死に命をつないでいらっしゃる様子が放映され、弱っていく高齢者に医療から十分な手も差し伸べられず、さりとて何をどうして・・と言う状況の中、「お大事に症候群」という言葉まで生まれ、当時ブログにも載せさせていただきました。

震災から3年以上たった今でも仮設にお住いの方もあり、お出かけや移動もままならぬ方もあって、つい出かけなくなってしまう、面倒に、億劫になられて座ったままじーっとしてることが多い方も増えてきてるようです。これは大変・勿体ないことだと大川医師は立ち上がられました。動かないでいると介護を増やすと。骨や筋肉が急速に衰えると!

寝たきり・座りっぱなしを何とかしたいと。そこで、することがなくなった方は、充実して活発でなくなると心配し、「生活不活発病」と名付けて活動はじめられたそうです。

かといって、体を動かす=トレーニングする ではない
「目的を持っていただくこと」だと。
そこで、家から出かけること=目的は何か?

「何のためなら、移動しようと思うか?」ということに絞って考えられました

・お口の達者な方には→会話・笑うなど友人を訪ねることを目的としたらどうか?

これまでの常識にとらわれないアプローチすれば、心身ともに社会参加できるように
なるのではないか。生活不活発病の解決には、最初から”社会参加”をめざすようにしようと思われた大川先生。女性ならでは細かい心遣いもおありになり、素晴らしい発想です。

たとえば、歩けないというおばあさんには、「杖は不安定なので、シルバーカーはどうですか?」と聞くと、それならいけるかもしれない・・と。そう言ったらすぐ実行の大川先生は、シルバーカーを押して歩くおばあさんと、”お姉さんのところへ行く”という目的を決めて同伴してでかけます。緩やかな坂道を一歩一歩登るおばあさんに、休みましょうか?と聞くと、「もう少し頑張ってみる」とおばあさん。お姉さんに会いたい一心なんでしょう。休み休みの坂道も、大川先生が話しながらですので、知らないうちに上りきって、お姉さん宅に着いたときのその嬉しそうなお顔。「あれっよくこれたねえ」のお姉さんの言葉に頑張った甲斐あったというものです。

しばらく歩いたことなくて、歩けないという時は仕方ないけれど「大丈夫やってみましょう」の大川先生の声に、休み休み歩けた喜び、お姉さんに会えたうれしさが自信となって、歩くことに積極的になれたようでした。同伴して歩く先生は途中で脈を確認しておられ、決して無理しないことも肝要とお見受けしました。

体力衰えた人の自信のなさが、生活不活発病になります。
早く 「不」をとって、活発にしてあげたい・・という大川先生の言葉は、お年寄りへの
同情でなく、親身な愛情満ちた医者として言葉と画面から大いに伝わりました。素晴らしい取り組みがあちこちで起こっていて、どんどん伝わるといいなあと思ったことでした。

 

 

MCI(軽度認知障害)のうちに見つければ予防できる!

認知症と診断される前段階で、以前に比べて認知機能が低下している状態をMCIと言います。MCIのうちに気づいて、脳に適切な刺激を与えるなどの対策をとれば、発症を予防できる可能性があるそうです。身近な「身だしなみ編」をお伝えします。

・着る服を選ぶのに、時間がかかるようになった

・昨日と同じ服を着ていても、気にならなくなった

・自分の姿を、あまり鏡で見なくなった

・アイロンがけが面倒になり、服のしわを気にしなくなった

・お化粧をしないで出かけることが増えた

・フケや寝癖、無精ひげなどを人から指摘されることが増えた

・アクセサリーをつけなくなった

・衣類のシミに気づかなくなった

・ハンカチなど探し回ることが増えた

・衣類のボタンを掛け違うことが増えた    あくまでもご注意事項です

このようなことが続くと、次第に他人の目が気にならなくなるそうで
お化粧したり服のコーディネートを考えたりと、脳を創造的に働かせ
神経細胞を活性化するといいようです。美容院に床屋さん、私どものような歯科医院で、スタッフや先生とお話したり、鏡を見て変化を実感したり、満足感を得ることも良い刺激です。いつも結んでいたネクタイの結ぶ手順がいきなりわからない!慣れた肉じゃが作る手順がわからない!なんてこともあるそうです。

脳の「慣れ」と「自動化」が一番いけないそうで、”嫌いなこと”でも「必要なこと」はあるので、「新しいことにチャレンジ」が大切なようです。要するに”脳をさぼらせない”ことですね。今からでもやってみましょう。

介護の現場から③

初めて父のところに男性の看護士さんが見えました。名札がドクターも看護士さんもSTさん・・もみな同じ色なので、よく見ないと区別がつきません。ドクターと思ったら、看護士さん。男性みてドクターと思う私の先入観でした。その方、挨拶されたものの、マスクにプラスチックのガードに眼鏡ですから、声が聞こえません。父のそばで何かおっしゃっているので、「すみませんが父94でこちら側耳遠いのです」と申しあげてもガード付きのマスクを外さないので、「マスクを取ってお話し頂けませんでしょうか?」と申しました。すると「お口のケアにきました」とのこと。何にも持っておらず、「?」と聞きますと、この4月に看護士になったばかりとのこと。どうなさるのか見ていても父の入れ歯外すことも難しそうなので、「私がやりましょう」と申し出て、「食後の手入れするので入れ歯を外しましょう・・」と父に言ってペーパータオㇽを口元に持っていき自分で外してもらい、キャッチしました。新人看護師さん「うわッ!」と。唾液含め食査がつき糸引き納豆みたいな入れ歯みて、びっくりしたみたいでした。「未だ駆け出しで授業でも口腔ケアの時間短く何にも知りません」・・と。偉そうにするわけも行かず、私がやることも正解でないかもしれませんが、汚れを取って患者さんのお口の中がきれいになって、お食事が美味しく感じられれば良いことなので、やってみますから見ていて下さいと言って、いつも父にしている流れを見て頂きました(ドキドキ・・)

その間、94歳でも自負もありますので沢山言葉かけをし、いくら娘と言っても、失礼にならぬような気づかいをしていつものように淡々と進めていきました。お口の清掃している間に、ちょっとの時間でも、入れ歯を清潔なやわらかいブラシあてて、洗浄剤につけます。その間ああだこうだ話乍ら、やわらかいスポンジブラシやはねブラシなど使ってお口の粘膜もそっとなでたりします。ベロもオエッとならない範囲で当てます。強引に舌ブラシあてるとかえって傷ついて嫌がります。配食されるお気遣いの野菜のおかずもなかなか味付けが合わないのか?積極的にとりませんので、口の掃除にはなりません。日ごろいろんなものを食べることが、お口の運動および掃除になっているわけです。

そんなこんなで、清潔になった入れ歯を、先日の菊谷先生の講座で学んだように、わざと
無造作にペーパータオルに載せて「どうぞ」と父に差し出すと、「ありがとう」と必ず上の入れ歯から口に納め下の入れ歯を入れて上下の噛み合わせを確認します。大したものです。「アーッさっぱりした」という父の言葉がご褒美です。実際看護士さんの現場で、このような手間かけていられないでしょうが、実際何分もかかりません。口の中を清潔に整えてあげることは、結局肺炎予防になり、摂食機能も落とさずに済むことが多いので、お口のケアは優先してやって頂くと、患者さんにも医療者側にもいいこと尽しなのです。

という訳で新人看護士さんはただ「ハーッ!」と感心しきりでしたが、この病院は別にSTのチームが回ってくれますので、総合力で助かっています。

そうは言っても、ちょっと目を離すと父を心配した母が、「アイスクリーム食べますか?
ヤクルト飲みますか?」となるので、それをダメというのでなく食事をきちんと取るにはチョコチョコ、「チョコとかヤクルトのませていると、ご飯食べなくなっちゃいますよ」ということを、世話したい側の気持ち損ねないように話すのも「技と気遣いがいります」

さりとて94だからもう好きなようにさせたらいいんじゃないの?という声も聞こえそうですが、どっこい片耳がほとんど聞こえない父にも、「気配はわかる」ということを念頭に置いて、「心無いことはしないようにしよう」と介助に通っています。人間は寿命迎えるまで人間であることを忘れないようにしたいと思います。

専門家の看護・介護・家族の看護と介護。見守り。
世話する側の「知と情の管理」
介護の現場は自分を問うことでもあります。
父を取り巻くすべての方から、学ぶことばかりの毎日です。有難いことです。

スキンテア 再び

父の介護中です。94という年齢の上、今回の入院で少々食欲も接触も落ちており、肌を毎日清潔にしボディオイルなどでケアしていても、皮膚は紙のように薄くなっています。
事情で服薬が出来ないので、肩の痛みにパップ剤で対応くれました。週末看護士さんも手薄なせいか、私に貼り直してほしい・・と。最近のパップ剤は大変薄くゴムのようで、裏紙もプラスチック材なのかはがすのもとても大変です。

それより94歳の父の肩に貼られた古いパップ剤を剥がすのに、”本当に神経遣いました”先日学んでブログにあげました「スキンテア」の話です。
父に聞けば、「歯がす時痛いんだよ」とのこと。そうでしょうそうでしょう。皮膚が一緒に剥がれそうですもの・・。なので少しずつそこしずつ剥がすほうに手を当てながら進めると、うまくいきました。「痛くないねェ」と父の言葉にホッとして・・。

これは張るのも、剥がすのも神経つかわないと、皮膚一緒に持ってっちゃうな!と感じました、繊細なこの作業、忙しい看護の現場でどうでしょうか?

高齢者の皮膚に対応したパップ剤が開発されることを切に願いました。塗るのもありますが、高齢者は経験値から、又好みで慣れ親しんだということも大事な用件ですので、違和感なくてなお且つ安全な商品があるといいですね。

ブログに書いておきながら、94歳の父の皮膚を見て、こんなにもうすーくデリケートになってることにあらためてびっくりし、注意しなければと自戒しました。皆さまも注意して、バンドエイドや絆創膏の取り外しなさって下さいね。

介護の現場から②

昨日の新聞からです。介護中のおばあちゃま。言語訓練中でこう尋ねられたそうです。知ってる鳥の名前教えて下さい。[ハイ、焼鳥!] いいですねぇ。このお答え。きっとこのおばあちゃまは皆の人気者になって、楽しくリハビリされ、ご回復なさる事でしょう。笑いは地球を救う!でした。今日も父、母とこんなスタンスで過ごせれたら幸いです。紫陽花がたっぷり咲いてきれいですね。

介護の現場で・・

先週父が救急で入院しました。94歳です。応急処置が功を奏して、意識も戻り会話も食事(それなりですが)も出来るようになってきましたが、思うようにはなりません。でもこの病院には「口腔ケアチーム」がいてくれて、昨年に引き続きとても良くして下さいます。私がいる時には、私が父の総義歯を洗い、お口の中をスポンジブラシでマッサージを兼ねて、汚れ取りしています。94歳でも父です。赤ちゃんではないので大人の父に話すように心がけています。昨日ちょうど昼食後に私が既に入れ歯を外して洗い、お口の中もきれいにした後、衛生士さんが見えました。ベロ(舌)の汚れが気になっていたのと、
食事微妙な味が、わからない・・と、父が言ったからです。それを伝えてあったので、衛生士さんが来てくれました。

「お口の中きれいにさせて下さいね」
「さっき娘がしてくれましたよ」
「アッそうでしたね。私はベロの汚れを見ましょうか?」
「もういいよ。やったんだから・・」とちょっとイラッの父。
「そうですか。でもね、ベロの上に汚れたまってカビみたいになっちゃうと、せっかくの
ご飯がまずくなっちゃうので、召し上がれないと大変でしょう?ご退院になれなくなっちゃうし。それにこれ私の仕事ですので、業務報告にあげないと叱られちゃうんですよ」
「そりゃ大変だ。あなた困るね。ハイハイ」とお口を開けて、ベロをベーッと出してくれる父なのでした。

衛生士さんのプロらしいうまい言葉かけと、父の目を見て、穏やかにあったかくお話し下さる姿勢に、思わず「プロ!」と叫びながらありがとうの気持ちでいっぱいになりました。
現場は困難なことがたくさんですが、このような方々に支えられています。感謝。

大人の歯みがき・みがき残し編

最近は随分ホームケアも進んで、年数回の歯科医院でのメンテナンスの他に、おうちや職場でのケアが当たり前になってきました。とてもすばらしいことです。

ただ、自分ではしっかり磨いているつもりでも、歯と歯茎の間など、実は約8割の方が磨き残しが多いというデーターが出てきました。特に歯みがきに自信ありという方に磨き残し多いという事らしく、過信してはいけないということでしょう。

2014 ライオン(株)が調べた、自分の歯みがきに関する自覚と歯垢
             (歯と歯茎の間の歯垢)付着状態の調査では

        やや磨けている     やや磨けていない   みがけていない
        歯垢付着スコア     歯垢付着スコア    歯垢付着スコア
        21%から60%     60%から80%    80%以上

自分の歯みがきに
”自信あり”の    19%       49%        32%    
自覚良好群

  (参考)
自覚不良群     20%       40%        40%

ということは、歯みがきに自信ありの自覚良好群の81%=約8割の方が実に磨き残しが
多いということになります。ですので、磨き残しやすいところを、定期メンテナンスの時にしっかり教えてもらい、より丁寧に注意してお手入れなさるように致しましょう。ホームケアとプロのケアの連携の必要は、ここにあります。磨き方が悪いのでなく、歯ブラシの届きにくいところが、磨き残しになりやすいのです。日本人の約半数に叢生(そうせい→歯が重なって生えてるところ)があります。歯垢の残りやすい部分こそ、しっかり意識して、フロスや部分磨きのブラシ等使ってケアしましょう。年齢によって、思わぬ体調の変化もあり、いつもと同じにケアしてても、結果が違うということがあります。お一人で悩まず、ご相談下さい。

歯の衛生習慣

昔6月4日は「虫歯予防デー」とされてましたが、現在は6月4日から10日が歯の衛生週間になりました。以前は6月4日になるとあちこちの動物園で、カバの口をアーンと開けて
歯ブラシする光景が一般的でした。

70年代、日本は虫歯の洪水で「333運動」3度の食事後3分以内に3分間歯を磨こうと学校で教わったと思います。その後の食生活は砂糖摂取が大きく増えるなどがらりと変わるものの、歯みがき習慣は根付かず、10歳以上55歳未満で、虫歯で処置した歯や、未処置の歯がある人は長く9割もいたという調査があります。しかし歯の衛生週間運動などの地道な取り組みに「歯磨きしない人」は87年調査以降1%に減ったそうです。いまでは子供のむし歯も平均1本となりました。

昭和の人気番組「8時だよ全員集合」の最後にカトちゃんが「宿題やったか?」「歯磨けよ」と言っってお茶の間で笑ったものです。効果があったのでしょうね。

最近では8020運動となり、80歳で20本の歯を残そうということですが、ここえきて平均寿命でなく、健康寿命=ご自分でご自分のことが出来る概念となり、ますます日々の生活重視ということで、「食べる」ということに主眼が置かれ、それには「お口の中が整っていること」が大事・・と意識が変わってまいりました。

毎日している歯みがき。されど歯みがき。
虫歯も歯周病も細菌の感染症。丁寧な歯みがきと定期的に歯科医院で歯科衛生士に汚れを取ってもらい、噛み合わせ、歯茎のチェック等をして、お口の機能が下がらないように
致しましょう。

歯みがきも身につくとやめられない習慣です。
ならば、時々専門家のチェックを受けて、変っていくご自分の体・お口の中に沿ったお手入れをして、有効なお口のお手入れをしましょう。使うブラシ・フッ素ペースト・デンタルフロス・歯間ブラシ・入れ歯のお手入れ、日々進化してますし、皆様のお体に合わせたケアに、充分お応えできる時代になりました。

やらなきゃ損そん!! 歯みがき・お口のお手入れです。
さて、きれいになったお口で、今日は何を美味しく頂きましょうか・・!

「第一大臼歯ケア」で認知症を予防する!

先日ブログに書きましたように認知症勉強会でも、お口のケアをして、特に噛む機能を確保するのが専一ということを学びました

今週号の女性雑誌にも”第一大臼歯ケアで認知症を予防する”の文字。一般紙にもこのような記事が載る時代です。歯が抜け始めたことが、認知症の原因の一つになっていた!?その意外な関係を握る歯は、40代で4人に1人が失っているという現実があります。丁寧な歯みがきとプロのケアを受けて、特に噛むための「要の歯」である「第一大臼歯」を死守することが、認知症予防の第一歩かもしれません。
残っている歯の本数が健康寿命と比例することは、よく知られるようになりました。

第一大臼歯を残すことが肝心要と言っても、既に失ってしまった方もあるでしょう。それでも義歯・ブリッジ・インプラントなどで噛むことを維持しましょう。噛むという行為は顎を開け閉めすることで、多くの筋肉が動き、血流がアップします。それにより血液をどんどん脳に送ります。実際、寝たきりの方に、入れ歯が整うと、話せたり・立ったり・歩けるようになったり認知症の予防に、噛むことが大きく影響することがわかっています。
ただ、先日も学んだように、初期認知症になられている方に、インプラントなど、ご自分でケア出来ない治療法を選択するのは、好ましくありません。

また40代以上になると歯周病で歯を失うケースが多いのに対し、第一大臼歯の4割ほどは「虫歯による」というデーターがあり、特にこの奥歯は既に金属が被さってる方も多く
金属入ったり、被さってると虫歯にならないと勘違いして、お手入れがおろそかになり再び虫歯にする方も多いです。加齢と共に歯の根元に虫歯ができやすくなり、歯みがきしていても、その方に効果的な歯みがきの仕方をご存じない方もおられて、次々と歯を失っていきます。

歯のお手入れは、トータルな健康管理の為と意識して、いつもやってる歯みがきだけど
「歯科衛生士に効果的な歯みがきの仕方。年齢・お口の中の状況に合わせた虫歯を予防するフッ素の使い方」などオンリーワンの方法を教えてもらって下さい。

元をただせばこの大切な奥歯は、子供のころ乳歯の後生えてきた奥歯です。ですので、当院ではお子さんの時から、乳歯の奥歯は生えかわるけれど、虫歯菌は次の歯にうつっていくことを話します。そして大人の奥歯が生えてきた時には、「一生使う歯であること。臼の役目でずーっと大事」かを話します。その為ホームケアとプロケアが必要で、又初期虫歯の状況でも、よく観察しレーザーで確認し、「早くに削り始めないこと」が肝心です。早くに削って金属かぶせ始めれば、歯の寿命は確実に短くなります。

歯はいつまでも元気でいるための、大切なパートナーです。
一本一本丁寧にお手入れして、治療の繰り返しにならぬように一歩進んだケアをしましょう。。

入れ歯でも定期的に来たほうがいいんですね。

”一年前、困りに困って見えた初めての患者さん。義歯が合わず何度受診しても
思うようにならず、悩まれていました。当院でもお役に立てるか不安でしたが、よくよくお話しを伺い、義歯を作り直すことになりました。初診終わった時受付で、「こんなに良く話を聞いて頂いたことは初めてでした」とおっしゃるのです。当院では普通のことなので特段のことを致した覚えもありません。ただ義歯を作るということは、アクセサリーを作るのではないので、その方のお気持ち・お暮らしぶり・生活習慣など含め折々に伺うことは、必要不可欠と思っています。言い方悪いですが、義歯というのは”リハビリテーション”です。

段階を追って、義歯作る準備しながら、回を重ねるごとに患者さんにも変化が見られ 「入れ歯でも、皆さん定期的に通われるんですね」と気づかれました。待合室で、入れ歯の定期チェックに見える方とご一緒したからです。はたして義歯が出来た日のお喜びようは半端でなく、お家でのお手入れも熱心に聞いて下さり、こんなことしたことなかった、ただ洗浄剤にチャポンじゃダメですねと。その後何回か調整に来て頂き、こんな風にするんですか?とびっくりされたので、召し上がって頂けるようにしないといけないこと。お家でのお口のお手入れ・入れ歯のお手入れ共に大事だということをお話しし、ご理解いただけてうれしかったです。その内、下の入れ歯も作って下さいとのことで、準備開始。ようやく暮れには上下で召し上がれるようになりました。その後残った数本の歯の維持の為お手入れを話しましたが、一回目のケアの日をお忘れになりました。するとお口の中に汚れがついたのを自覚なさって、「入れ歯の具合いいいからって、前の感覚になってこなくていいと思っちゃったけれど、やはり入れ歯の調整とチェックしてもらって、口の中きれいにしないとダメなんですね」と気づかれました。

長く当院にお通いでなく、「何かあったら歯科医院に行けばいい」と思ってらした患者さんに、そうでないことをお伝えするのはとても大変です。特に高齢になられるとなおのこと、習慣を変えるのは難儀なことです。根気よくお話しし、必要なこと・できることをご案内して、快適な日を少しでも多くして差し上げることが、私達の仕事です。

前回,衛生士が残った歯のお手入れを話したところ、「入れ歯は私にとって、ダイアモンドより大事」とおっしゃったとのこと。でも生活習慣には勝てないので、すぐ以前のお手入れしない生活に戻ってしまわれるのです。根気よくおつきあいすることが大事ですね。

”習慣がつくる 心もからだも” は日野原先生の名言です

ご存じなかったことを、出来ることにかえていただき、結果が出ること(お口の中・入れ歯がきれいに保てること)をお教えして、皆さまが快適に過ごせるように試行錯誤の毎日です。先ほど帰られた高齢者の女性。息子と同居なのでお肉も食べますよとのこと。元気にお過ごしいただけているお話し伺えるのは、嬉しいことです。

 

ホワイトニングと禁煙

先日ホワイトニングなさった男性。本日調整に見え、本当に健康的にきれいな歯になりました。ところが衛生士さんから、せっかくきれいにしたのに、未だ2~3本タバコ吸っちゃうんですって!と。そこで禁煙支援部隊・私の出番。

よく聞いてみると、当院にいらして「タバコの害」を聞いてから、気にはなっていて意識はしてると。それで十分・・と思って聞いていると、タバコ買ったけど、まっいいかなと
ストップも出来て、この一週間で2~3本で済んでます!とのこと。なーんだ毎日でなく
一週間でなのね。これならいけると思い、今の心持ちを伺うと、この方は禁煙成功すると確信しましたのでそれ以上は言わず、少し体重増えると思いますが、タバコ欲しがってた脳がチェンジしようと思い始めてるから、無理せずなさって下さいと、その頑張りを賞賛しました。途中でCOPDのことはしっかり話し、本数少なくとも、肺の組織がスカスカになることはちょこっと話しました。今度見えるまでに体重が増えると思いますが、健康取り戻すステップですので、必ず体重は戻りますので、充分にビタミンCも取って下さいと言い添えました。きっとこの方は禁煙成功なさると思います。行ったり来たりも仕方ないので、結果的に禁煙できればいいことです。ホワイトニングした、白い健康的な歯がその方の意思を表してるように私には思えて、必ず禁煙できると希望に思えました。

犬の歯周病

 休日に時たま見る「ペットの番組」
以前犬を飼っていた時は、当院でも「犬の歯ブラシ・犬フロス」を売っていました。大変好評で、当時の飼い主さんには「飼い犬の歯のお手入れの大切さ」伝わって、今頃高齢犬になったでしょうが、きっと感心持ってうまくお手入れしてくれていると思います。

さて、番組では、アメリカで犬の歯周病を勉強した先生が、かなりタイトなニュースをお話ししていました。3歳以上から特に発症が進むこと。あっという間に進むと話し、目安は「犬の口臭」と案内してました。”魚の腐った臭い” ”卵やきゃべつの腐った臭い”
わかりやすいなあ~と感心しました。犬は言えませんからね。
更に歯肉のヘリが赤いのは歯肉炎!と、私共が扱う各社の「タフトブラシ」をご案内していて、そのデモが丁寧極まりないこと。又感心してしまいました。

巷では、やたらと麻酔して一度で歯石取ったりするもんだから、麻酔のショック起こしたり、お口のなか血だらけにしたり、飼い主はオロオロするばかり。

犬に限らず動物は人間のように「あっち痛いこっち痛い・・」と言えないのですから、人間より予防重視です。うちで飼っていたダックスフンㇳのオスも、20年ほど前奥歯を磨き忘れていて炎症おこし、ある朝、片方の目がつぶれるほど顔がはれて、熊さんのようになり、本人(犬)も情けなさそう。獣医さんに飛び込み、機敏な獣医のご尽力で、感染起こすこともなく処置できたことを昨日のことのように思い出します。又その子供であるオス犬は、千葉の愛犬家にひきとれられましたが、若いうちに歯周病が進んでいたのか?「抜歯」と言われたそうですが、「一度に全部はダメですよ」と言っておいたのに、獣医さんの判断で一度に抜歯し、感染して亡くなりました。飼い主さんは悔やんでも悔やみきれないと嘆きましたが、あとの祭りでした。もう15年以上前の話です。

この番組ごらんになって、お一人でも多くの飼い主さんが、日ごろのワンちゃんのお口のお手入れやって下さればうれしいことです。何もつけずに空ブラシすれば、食べかすたくさん出てきてお水のボールにすっ飛んで行って、ゴブゴブお水飲みますから、うがいと同じ効果で、お水のボールが食べかすでいっぱいになるでしょう。

どうぞ、いつまでも愛しい愛犬の歯を守るために、今からでもお手入れしてみてください。おっかなびっくりでも大丈夫です。話しかけながらゆっくりなされば、お出来になります。大丈夫。

 

ドラゴンブレス!

今年は新年早々にニュースレター 「口臭」を作り皆さまにお配りしています。
先日差し上げたアメリカ人の患者さんに、口臭ってなんというのですか?とお聞きすると
そのまま「バッドブレス」でした。まぁわかりやすいこと!

今日はたまたま、フィンランドにお詳しい先生が、「口臭」について書いてらっしゃいましたが、やはりバッドブレスというものの、もっと強烈な口臭は ”ドラゴンブレス”ですって!!こりゃ強烈ですね。

海外では、挨拶は「ハグやキス」するので
挨拶や会話の時、口臭あると→同じお付き合いできない位に思う・大変気を遣うとのこと
口臭=「病気」という認識で、直す努力しないのはおかしいと考えるそうです。

日本のように口を手で覆ったり。はっきり言わないで遠慮する国とは、大きな違いです。
夫婦でも相手に口臭あっても、言わない文化があるのが、口臭を認識するのが遅くなってる要因です。口臭の原因には、口の乾きや寝不足・ストレス・水分不足などありますが
一番大きな原因は、お口の中の原因菌の除去が出来ていないのです。
気になる方は、紙コップに自分で息吐いて、すぐに鼻でにおいをかぎ、または家族や友人にかいでもらってみてください(頼むのも勇気要りますが)神経質になる必要はありませんが、強い口臭の陰に大きな病気が隠れていることもありますので、侮れません。

又、喫煙者はタバコ臭が強く、口臭あるにもかかわらずタバコ臭が隠してしまっているのでなお注意が必要です。重度の歯周病になっている可能性が大きいからです。
タバコはすべからく、病気をマスキング(隠して)しまうので、喫煙者は発見がおくれます。当院では、根気よくタバコをやめるメリットをお伝えし、少しでも早く病気のリスクを減らすようにお話ししています。

ドラゴンブレス!なんて言われたら、ショックですし、その方もお気の毒ですからね。

 

認知症3-3

5認知機能障害からくる摂食嚥下障害
  
  ・実行機能障害と見当識障害

6運動機能障害からくる摂食嚥下障害
  
  ・咀嚼様の運動を見極める

   ー舌と科学運動の一体化
  ・摂食拒否様の行動を見極める
   ー口腔周囲の原始反射(咬反射、指を吸われる、歯ブラシをかむ)

7地域包括ケアシステムの中で歯科が機能するために
  
  ・気づいて、つなげて、対応する

★認知症患者さんには、特有の「食べることの障害」があり、病名は同じ[摂食嚥下障害」であっても、原因によって、ステージによって実態は異なります。そして将来必ず通院できなくなります。口腔清掃も自分では出来なくなります。口腔の専門家として、正しい知識が必要です。患者さんの将来を見据えて、今どんな処置をすべきかの正しい見極めが必要欠くべからざるものになります。

大変充実した研修会でした。受講レポートに基づいて、院内ミーティングをし、日々の診療(来院されてから、お帰りになるまで)の中で、私達にできることは何か。この勉強を生かしていきたいと思います。昼休み持参したお弁当を階段教室で頂き、外に出れば芝桜が咲く庭園の大学でした。仲間と共に学び、青空の下「気持ちいいわねェ」と初夏の風に吹かれ、恙無い日常の幸せに感謝した一日でした。誰もがなる「老い」に向き合うことを怖がらず、正しい知識と患者さん方から教えて頂く沢山の事に支えられて、これからも皆様方の生活の維持に、お役に立ってまいりたいと思います。

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認知症3-2

1認知症を知る

  ・どんな時に、何が起こるのか
  ・認知症は治癒しない病気
  ・残された時間を知る
  ・来るべき運動障害の発現に備える

2通院患者さんの認知症の始まりをとらえる
  
  ・外見・生活の変化をみる

  ・定期的に通う医院だからこそわかること
     -プラークコントロール、会計時、身だしなみ、アポイント
  ・かかりつけ歯科医だから家族に訊けること
     -「最近、こんなこと、多くありませんか?」

3歯科治療を受ける能力があるうちにやるべきこと
  
  ・口腔内環境の整備

  ・抜歯のタイミング
  ・義歯

4認知機能の低下と運動機能の低下
  
  ・認知症タイプによるちがい

  ・アルツハイマー型、レビー小体型、パーキンソン症候群
  ・咀嚼機能=咬合支持×運動能力 という見方
  ・認知症が進行しても保たれるもの

「表面ごとで、考えてもいなかったお話し・ご提案ばかりで不勉強を悟りました。
新聞雑誌に出ていることは他人ごとでなく、今現在、更に、この事が進行する真っ只中に
いらっしゃる方が多いことをしり、歯科医院だからこその気づきと学びが必要と感じ入った次第です」続く・・

ホワイトニング 男性のご希望も増えて参りました

風薫る5月。爽やかと言うより夏の暑さの毎日です。4月5月と新年度がスタートして、連休も終え、いざ腰据えて仕事に邁進!という時期なんでしょう。男性のホワイトニング。ご希望が増えて来ました。ビジネス上、ますますコミュニケーション、対面してのお仕事が重要視されているからだと思います。歯の、お口のお手入れが、身だしなみ、エチケットになって嬉しい限り。いい息してますか?なんて一昔前のコマーシャルです。きれいなお口を大きく開けて、話したり、笑ったり、召し上がったり。なんだか元気でいいですね。写真はホワイトニング中です。施術中、日当たりよいお椅子でまったりです。

 

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今始める歯科の為の認知症講座・受講してまいりました 3-1

いいお天気の日曜日。行楽日和の日。スタッフ全員で表記の勉強会に行ってまいりました。最初「?認知症?」と思いましたが、講演項目に
「定期的に通う歯科医院だからこそわかること」というのを見つけ出席を決めました」

朝早く待ち合わせして、わいわい医科歯科大学をめざし、新しくきれいになった大学構内のMDタワー鈴木章夫記念講堂は設備もすばらしく、びっくりでした。テレビや雑誌で引っ張りだこの日本歯科大学教授・口腔リハビリテーション多摩クリニック院長の
菊谷武先生は、院長の後輩の先生でもありますが、テレビで拝見してもとても親しみある紳士でいらっしゃるので、楽しみにしていました。実践に基づいたお話しはとても心を打ち、スタッフ全員自分の担当で思い当たることあるのか、うなづきながらの受講でした。
当院は定期メンテナンスの患者さんが多いですし、開業32年目ですので、長くお通いですと、それなりにおかわりになってくることもあり、菊谷先生のご講義から、私共も
わかっていなかったことも多く、又認知症のステージをきちんと理解していなかったこともあり、又それぞれのステージにおいて、召し上がれるお食事の理解も乏しかったと反省
致しました。又今すべきこと、しない方がいいこともわかって、「目からうろこ」でした。文頭に立ち返って「定期的に通う歯科医院だからこそわかること」だと痛感しました。受講後の食事会でも、「知らない事ばかりだった」「もっと摂食嚥下の勉強必要ですね」「介護食も勉強したい」・・さまざまな意見がでました。後日院内ミーティングをして更に勉強を進め、正しい知識を得て、積極的に患者さんに関わっていきたいと思います。虫歯・歯周病の予防と管理だけでなく、「患者さん=生活者」としての視点を更に持って、日々患者さんと向き合っていきたいと感じました。以下が講演項目です

☆今始める歯科の為の認知症講座 (患者さんと家族の為にできること)☆

 ・沢山の内容学びましたので、3回に分けて掲載させて頂きます。

 

想像力と手っ取り早い確認能力が必要です

今朝のニュースです。

高齢のご婦人から「119番」に電話あり、「火事?」と言ったらしいのですが、受けた消防庁の交換台は、「蜂(はち)」と聞き、「救急車要りますか?」と聞くと、「いらない」と答えて電話切れたので、消防車の出動なく、結果的に火事で焼死なさったとの報道でした。

先日、スタッフ全員で「認知症」の勉強会に伺い、初期・軽度の認知症もあれば、様々な進行度合いもあることを知りました。又、予備軍の症状でも馬鹿にしてはならない貴重な「兆し」があることも学びました。

このニュースを聞いて私はまず、「入れ歯外してる時間だったんだろうか?」と思いました。入れ歯の方は、寝るとき入れ歯を外して寝る方が多いので、とっさの時に「発語」にならない事もあります。もしくは、認知機能に何らかの症状がおありになって、詳しくお話しできなかったんだろうか?もしくは既に、火の手が回っていたのだろうか・・。いろいろ考えをめぐらし、いずれにしてもお気の毒なことでした。

「蜂(はち)?」と聞いた交換台も「火事ですか?刺す蜂ですか?」と聞きなおす確認のやりとりあってもしかるべきでした。残念ながら想像力と確認が不足していたと思わざるをえません。

当院の患者さんでも、年齢と共に「曖昧な表現」なさる方もあって、失礼ないように、違う方向からの聞き方なり、お尋ね方法をかえたりして、できるだけ、おっしゃりたい事を確認させて頂いたり、お訴えを聞いたりするようにしております。はては「この方はどのようなことを訴えたいのだろうか?」と想像力を働かせ、予診票・当院独自のPOSチャートの記入を再見してアプローチに努めます。いずれにしても、「いいや、いいや」にはしないようにと日々心がけています。また、ご高齢者や耳が多少遠い方は、聞こえてなくとも「うなずいたり」「はい」といったり・・なさることがままあります。このようなことも踏まえて、”鵜呑みにせず” スピーディな確認が必要と痛感させられるニュースでした。どのような状況であったか?事実はわかりませんが、受けた方がもう少し想像力もって「言い直したり、質問したりしてたら・・?」ご本人は受話器を持ってお電話したのに・・と思うと、残念でなりません。どうすべきであったか?今後に生かしていただきたい朝の悲しい残念なニュースでした。

お子さんの感性って スゴイなぁ (歯の日にちなんだ標語より)

毎月8日は「歯の日」だそうで、昨年の口の健康啓発標語コンクール受賞作品にはびっくり。お子さんの感性ってスゴイですね。この子供たちのきれいな歯をきれいなまま、育ってほしいと願います。

・僕の夢 リンゴがおやつの 80歳

・きれいな歯は 私の努力の 成績表

・よく噛むと 頭が良くなる 元気出る

・歯みがきは 病気予防の 第一歩

・スポーツで ここ一番は 歯の力

・自慢の歯 ぐっと噛みしめ ホームラン!!

・歯に感謝 いつものお礼を 歯磨きで

・きれいな歯 日々の努力が 実を結ぶ

・白い歯で 集合写真 ハイ ティーㇲ

・まぁーいいか その時 むし歯が始まるよ

・歯の五輪 金銀よりも 白一番

日々診療室でお伝えしたいことが、ぜーんぶ入っています。このように理解してくれている子どもたちが、もっともっと増えることを願います。今月勉強会有るので、出向きますが、このような子ども達の歯を守るには、お手入れだけでなく、食事・おやつの取り方が重要です。口を育てる食事、日本食の「口中調味」の特色を生かし、昔の三角食べを復活することが、結構重要です。地味なことですが、各地でこの取り組みが始まっています。

それにしてもこの標語の素晴らしいこと。子供たちの感性に脱帽です。