旅先で造り酒屋さんの旧宅を拝見したら、小さい頃硝子にヒビ入ったりすると、こんな風に和紙で花形を切り糊で貼ったことを思い出しました。今では考えられないけれど美しい暮らしぶりだったと感無量です。着物や布団の絹の端切れのパッチワークもありました。消費生活の中にあって色々考えさせられました。
百花繚乱
ブドウ畑の歯ブラシ!?
ブルースさんを訪ねて
岩美沢にブルース・ガットラブさんを訪ねました。作業中にも関わらず奥様、愛犬と共に温かくお迎え下さり、札幌の友人も大感激でした。私の故郷のココファーム・ワイナリーにいらして長きに渡りワイン造りに大変な貢献されました。日本のワインがここまでになったのはブルースのおかげ!と断言なさる方もあります。ココ・ファームでは亡き川田昇園長先生の知的障害の方への取り組み、接し方に大いに心動かされブルースさんは園生皆に慕われて、立派なワイン誕生につながりました。その軌跡、あえて奇跡と言わせて頂けるなら凄いことが起こって今のワインに繋がってると思います。初めて岩美沢に彼を訪ね、亡き川田園長先生の話をしましたが、教えてもらったこと沢山あります!と仰るブルースさん。ノビノビ走り回る愛犬やしっかり支える奥様のスッキリした笑顔に、出来上がるワインが本当に楽しみになりました。狐、鹿どころか、野うさぎが一番大変なのよ!野ネズミもね!と笑うブルースさんを春の風が応援するように吹き抜けました。ブルースらしいワイン、楽しみにしています!
生活不活発病 (お大事に症候群)
件名を書きながら、どちらのネーミングも失礼な言葉だなぁ・・と思いながら、少しでも事実が伝わり、病気になられたり、悪化する方が増えなければ・・の思いで書かせて頂きます。
このことは、東北大地震の時もご案内させていただきました。
今、熊本で信じられない大きな地震が続き、さらに1000回という地震の回数聞くに、その非情な地震の事実と、被災地の大変さを思いますと、お辛いでしょうから、ゆっくりしてください・・と申しあげたくなります。
ですが、このことが病気の誘因となり、ならなくてもいい病態を引き起こすのです。それは身体に限らず、心にも影響します。
家を離れ他人と一緒の不自由な避難所暮らし。家に居られてもすさまじい状況に何をする気にもならず、ただ悶々としてらっしゃる状況・・。自分もその状況になったらそうだと思います。
ですけれど、「動かないでいると、動けなくなるのです」
20年くらい前でしょうか?
日本医大・癒しの環境研究会(高柳和江先生)で活動中、九州の病院の老健施設でしたか?既にこのこと(生活不活発病)に注目して、老健の入居者にも、「やれることはやって頂こう」という趣旨で、病院内に”畑”をつくって、参加いただいたり、室内にも車いすで出来る ”園芸”を提案したりで、施設にこもっているお年寄りが、出来ることをやるようになって、食事も進み、排便も整い、夜眠れるようになり、血圧のお薬などが減った!という報告がありました。その当時画期的なことで、参加されていた他の先生方も、その大胆な取り組みに拍手送るとともに、びっくりされたことを思い出します。
昨年も八王子のある病院で、同じように畑を設けて入院患者さん・入居者さん参加型を
実践のお話し伺い、心強く思った次第です。実行には人手もお金も要りますが、結果的に患者さんの具合がメンタル含めて良くなるのですから、積極的に医療者は「お声かけすべき」と思います。
お辛い状況に居る方に 「あれやれ。これやれ・・」言うのでなく、さりげなく促してお外に散歩に連れ出すもよし、小さなことでもお誘いして気分転換かねて、”身体も心も固まらなように” して差し上げるべきと思います。
「お大事に」「おだいじに」ばかり言っていると、つい昨日まで畑やっていた方も全く動けなくなり、歩くことすら出来なくなります。身体の自由が利かなくなると「もう!いい」となって、うちにこもってますます動けなくなります。
動かないので動けなくなる(お身体も心も)
お辛い時にハッパかけるのは残酷だと思わず、さりげないことからお声掛けして、地震が
終着した時には元の暮らしに戻れますように。せっかくの命を再び楽しんでお過ごしになられますようにぜひ・・と思います。
その意味で、被災者のお子さんや学生さんが、避難所の諸々に参加し始められたというニュースは、それを見て、お年寄りも少し心和んで、お動きになるようになれればいいな・・と祈っています。地震で亡くなった方には心からお悔やみ申し上げます。ご無事だった方が、その後の窮状で不幸な事例に至らぬことを心から願います。
ミゼット♪
競って咲いています。
各ユニットのランが真っ盛り。まるで花屋さんです。いつも咲いて楽しませてくれてありがとう。。
ストレス発散法 (順天堂・小林弘幸先生)
先日は「田中角栄」の本でにわかに注目されている石原慎太郎さんで、中居君とのかみ合わない会話が話題になった ”金スマ” です。
今回は腸内フローラはじめ心の持ちようまで話題の小林先生。新学期・新社会人の5月病の時期ですが、折りしも大地震が起きて、被災者の皆様が大変ご苦労されているだけにお役立ちになったのでは・・と思われます。以下レジュメでお伝えします。
春は季節の変わり目や、学校・仕事の変わり目でもあり、自分で歯無意識のうちに、交感神経と副交感神経が反応しているとのこと。
わかりやすく車に例えれば、交感神経はアクセル! 副交感神経はブレーキです。今では自律神経は計測できるそうで、出演者が丸一日計測器をつけた結果で説明されました。そうすると自分は楽しいと思ってることがストレスだったり、自分の御持ってることと身体が違うことがわかります。
☆一番の ”ストレス発散法” は、無理してでも「作り笑い」すること。
表情筋が緩んで、リラックスアップするそうです。
もう一つは、あえて ”ため息” つくこと。
ため息はリカバリーショットで、理想の呼吸法だそうです。
その他①日光浴び、15分ほど歩いてセロトニン増やす(但しスマホ・音楽乍らは✕)
②仕事場・学校出る時、かたずけを日課とする
③夕食は寝る3時間前に追える
④入浴は38~40度のぬるめで。かけ湯してから入り、まず全身欲で首までつか
り温め、その後半身浴にする
⑤寝る直前の電話・メール・PC・ゲーム・光は✕
☆是非にお薦めは、「タッピング」=3本の指で一定のリズムでお顔~頭部にかけ力入れ
ずにタッピング(軽く弾ませるようにたたく)
☆なかなか出来ないことですが・・
寝る前に ”嫉妬・恨み”事言わず、「今日も一日ありがとうございました」と感謝を
言って深く呼吸をする=副交感神経が上がる
ちなみにアクセルである・交感神経が高くなりすぎると パニック障害になる可能性
ブレーキである・副交感神経が高くなりすぎると、うつ病になる可能性が
高くなるそうです。
自律神経計測器をつけた出演者の一人が、「運転中はクラシックかけてリラックスするんですよ」と思いこんで運転中、計測器は緊張度が高くなり、小林先生が「ロックの方がいいですよ」とおっしゃって実行したら、本当に交感神経下がって緊張度がゆるんだにはビックリでした。思い込みって怖いですね・・。
私も一度自律神経計測器、とらいしたいわぁ・・。
被災地では支援が始まったとはいえ、ご自分の家でない方も多く、他人と避難所暮らしの方々のストレス度はいかばかりかと案じます。少しでもなにか、お役に立てればいいのですが・・。
小児の患者さんもきちんと拝見し、成長を見守らせて頂く幸せ。
パパ・ママに限らず、大人のメンテナンスに付き添いで来てるうちに、ドクター・スタッフとも顔見知りになり、気持ちよくなって終わるご家族をみて
自分も出来るようになるお子さんがほとんどです。
当院では、無理強いする事無く出来ることから始めていきます。上の男の子も、今日はママに甘えてお膝の上ですが一人で出来る日もあります。仕上げのフロッシングをしているところです。
下の写真のお嬢さんは、今日は終わった後、歯科衛生士に「ありがとうございました」と言って下さり、照れながらバイバイをして下さいました。最初からこうはいきませんでしたが、最近とみにお姉さんになってきて、今日はお靴を見たらサイズも大きくなっていたので、「お背が伸びましたね」と申しあげたら、お父さまも嬉しそうに「何かスポーツをと考えてるんですよ」とのことでした。
こんな風に歯科医院でのケアを通して、親御さんともお話しでき、お子さんもだんだんにお行儀が良くなってきたり、先生や衛生士と会話が出来るようになってご成長を見るのは、とっても嬉しいことです。
先日2年ぶりで発見された朝霞の中学生のニュースでも、地域での関わりが言われています。昔のようにもっともっと ”みんなが子供たちを気にして、おせっかいやいて、味方だよ!” て応援したらいいんじゃないでしょうか?
親以外の大人とよい関わりを持つこと。これが大切ですから、私達もきちんと子どもたちと向き合わねば・・と日々感じております。子供は感性豊かです。あたたかい大人たちの見守りは必ずやわかってくれると思っております。少しづつ成長されるお子さん方を拝見することは、歯科医院として望外の喜びでもあります。
調理器具のおかげで (朝日新聞・ユリイカより)から思うこと・・
生肉や野菜を細かくする「調理器具」を手にしたことがヒトの進化の原動力かもー。そんな論文が英科学雑誌ネイチャーに3月掲載された。
食べやすく調理することで効率よくエネルギーを摂取でき、ヒトの祖先が大きな脳や会話能力を伸ばすことが出来たのではないかというのです。
ヒトの祖先は260万年前、大きい歯とアゴを持っていました。その後、歯とアゴが小さくなる一方で大きな脳を獲得しました。ですが大きな脳はより多くのエネルギーを使う。口が小さくなったのに、より大量に食べないといけないのはおかしくないか?
その疑問を晴らそうと研究者らは、ヤギの肉やニンジンなどを用意し。実験の参加者に大小様々な形で食べさせたところ、案の定というか、生肉は弾力があり、最も咀嚼に時間がかかり、細かく刻むと食べやすかったということです。つまり、調理器具によって、小さい口でいいということになったかもしれません。
包丁や鍋だけでなく、電子レンジなど調理道具もどんどん進化してきた昨今。今もヒトは新たな可能性を切り開いているだろうか?としめくくっています。
今、私達(当院)では、食べる塊を出来るだけ大きく!特に小児の患者さんと親御さんにお話ししています。調理器具の進化に相反するようですが、”食べやすく食べやすく” していることが、食器としての歯に「なくてもイイよ!」と言ってるようなものです。そうなったら、宇宙食のようなゼリー状が食事になってしまいますね。大きなゴロンとしたお野菜をかじって、自分の歯で噛みやすくする。自分の歯で噛んで飲み込みやすくする。よく噛んで”つば”をいっぱい出して、飲み物が一緒でなくとも飲みこめるようにする。こんな素朴な原点を大事にしないと、「口」という機能が萎えてしまいます。
それこそ歩かないでいると、歩けなくなることと一緒ですね。
つばき文具店より
今話題の、「ツバキ文具店」小川糸さん著
連休に読みたい本ですが、案内されている言葉にまずジーン・・です。
”失くしたものを追い求めるより、今手のひらに残っているものを大事にすればいいんだって・・”
被災地の1000回を超す余震の中、どんな思いでらっしゃるか心痛みます。懸命な人々のご様子に一日も早く日常取り戻されることを願ってやみません。体力・気力がなくなっているお年寄り、落ち着かない様子の幼児、震えているペット。どれほどのストレスでしょうか。声を出せない方々の声を吸い上げる、専門家のお力を望みます。
私的には自分にできることを一生懸命やる、見えないお支えの数々にいつも感謝をする。
緑の濃い春のさなか、吹きぬける風が希望を運ぶような気がします。
このキャッチじゃ!買ってしまいます。
つい買っちゃいますよね!
「いつまでも若々しい人・くすんでいく人」(婦人画報)うまいなぁ、このキャッチコピーが・・。
何々フムフム・・。
まずNHK[団塊の世代」の風吹ジュンさんのアップ。若い!さすが!
次のキャッチ ”「大人の知性」を持つ人はどんなシワをも吹き飛ばす!” ほんまかいな? ハイハイ、美容ジャーナリストの斎藤薫さんがおっしゃるならわかるわかる・・。
さて読み進めると、☆読者100人に聞きました。年齢を感じる部位ワースト5!
ある日気づいた、過去の自分との違い。読者の皆さんはどんなとこ
ろに衰えを感じているのでしょうか?アンケートに集まった切実な
声です。
1位 髪 61票
2位 お腹・腰回り 58票
3位 口元(歯を含む) 52票
赤い口紅で異性を誘惑した口元も今や昔。下がる口角、くっきり刻ま
れるほうれい線、たれる頬・・・。「気を抜くと途端に”ブルドック
顔”になるので、、口角を上げるように努力している。集合写真では
「ハイ!チーズ}と言われたタイミングでうまく撮ってもらわないと
残念な結果に」(55歳主婦)
「口角が下がり、頬をよくかじる回数が増えた」(56歳パート)と
の声も。頬の肉を噛むようになったら要注意です!なんですって。
歯の悩みも多く寄せられ、芸能人だけでなく、一般女性も「歯は命」
「大昔の詰め物が取れ、歯が一本、バラバラにくだけてなくなった」
(49歳パート)歯に自信が持てないと、笑顔になることすらできま
せん。
4位 肌 51票
5位 手・足 43票
6位 目元 42票
7位 首元・バスト 36票
なんとお口元・歯が3位です。先日女性週刊誌にもありましたが、お顔のうち、歯は大きな部分を占めますので、かなりの印象の違いになります。歳を重ねるのは仕方ないことですが、やることやって気持ちの持ちようで「若々しくいられる」と筆者は思って実行しています。開業以来32年も経ちますと推して知るべしの年齢ですが、ちょっとでも気持ちよい、元気な印象でいられるように努力はしています。
ブリッコ!と言われようと、清潔でシックな歳の取り方をしたいと願います。一時はアンチエイジングという取り組みもありましたが、最近では「年齢と共にそれなりに美しく」と思います。
32年の間に情報も随分変わりましたが、言えることは、「わかったらやること・続けること」やってる自分に「エライじゃん!」とエールをかけること。
人は人。自分は自分。いろんな方法があると思うけれど、戦っても仕方のないのが”歳”です。それ相応に相等しく、気持ちよくいたい!と思うことから始めたらいいのではないでしょうか?
ある程度の年齢になると、”自分さえ良ければいい” と思いますが、それでも ”周りを気にすること” これが大事だと思います。独りよがりはいつの時代もブーッ!
「いいんじゃない!?」ッて言っていただけたら、「いいんじゃないんでしょうか?」
オーソドックスが好きな私は、冒険もほどほどですけれど、やはり自分というものをよく知って、おしゃれも身だしなみも気をつければ、”くすんでる!” なんて言わせない! 微妙にニュアンスあるオシャレを楽しみたいと思います。もちろん歯もね!
もう藤の花?
心不全パンデミック(蔓延)・東京医大・高沢先生による
暑くなってくると増える心臓病。
動悸・息切れ・胸が苦しい・・などの心不全が蔓延しているそうです。
アメリカではもう何年も前から
疾病の第一位。食生活が大きいようです。日本も食生活の欧米化が進み、若い方でも飽食が進む割に野菜離れや栄養の偏りが見られ、有酸素運動の不足などで、心不全の兆候が見られるようです。
あお向けに寝て苦しい。息苦しい・歩くのが遅い・・などは要注意ですって。
冠動脈というのはたった4ミリの太さですが、お口の汚れと同じ「プラーク」(悪玉コレステロールでつくられる脂肪の塊)が見られたり、CTとるとそのプラークが石灰化してる(口のプラークが歯石になるのと一緒ですね)のがわかるそうです。ですのでいかにして、新しいプラークをつくらないかが大切です。
それには食事時に”野菜を先に食べること”できれば1回の食事で、500gが望ましいそうです。サラダをはじめとする野菜は小腸で、脂をシャットアウトするとか。
又、家庭で血圧はかることをすすめられ、
・その際 上下の血圧差が60以上
・ 且つ上の血圧が140以上 の方は要注意。「受診下さい」とのことです
さらに、血圧計で動脈硬化もわかるそうで
左右の腕、別々に血圧はかり、左腕と右腕との血圧差が ”15以上”もリスク
ありとのことです。
おまけですが、ゴーヤの苦みとビタミンCの多さは着目すべきことらしく、調理の際
「ワタ」は捨てずに、塩コショウして溶きたまごつけて”ピカタ”で召し上がれと薦めていました。コンビニにある ”ゴーヤチップス”も食べ過ぎなければ、”血管を守るスーパーフード”なので有用とのことでした。きっと放送受けて、買いに行く人殺到でもうスーパーにはないかもしれませんね(笑)
ゴーヤに含まれる 「チヤランシン」という物質が血糖アップを抑えるらしいです。
このところ病気と食べ物との関係、知らないと損する気もしますが、何とも忙しい!!
(この原稿を作っていたちょうど週の初め、お笑いの芸人の方が心不全で亡くなられました。心不全というのは狭心症・心筋梗塞を言うようですが、不整脈があった・・と報道されており、亡くなる直前に番組で過度の運動をし、苦しいとの訴えもあった由。詳しくわかりませんが、食生活や普段の生活でご無理がなかったのでしょうか?評判の芸人でらしたので悔やまれます。)
春は忙しい!
被災地からの教訓・・・
14日の大地震から早10日。ようやくボランティアをコーディネートする方もでて、日常品も手渡るようになってきたようです。ニュースでは微震もまだあって優に800回をこえる中!、皆さま辛抱してらっしゃるんですね・・・。
今朝は赤ちゃん連れのお母さんを保育の専門家が一人一人面談していました。おんぶひもでずっとおんぶしたままのお母さん。「有り難いことにベビーフードの缶詰いただくのですが、手作りを食べさせられないことが・・」「大変な方に比べたら・・と思うと・・」と。じっと頑張っている赤ちゃん抱っこしたお母さん。
保育士さんが、「私が来たのでこぼしていいんですよ。お辛いですね。泣いても弱音はいてもいいんですよ」と言いかけ肩を抱き、ハグするとワーッと堰切った様に泣き出す若いお母さんたち。「ずっとおんぶしてて抱っこしてて、ご自分の体もつらいわよね・・」こんな言葉に救われる思いなさっておられるようでした。
ねぎらい・という言葉を忘れていました。
保育士さんの ”さりげない、淡々と語りかけるその言葉”、家が損壊したり、壊れてなくとも不自由な避難所暮らしで、好きな時にお水もお茶も飲めず、おトイレも自由でなく
その上余震が続いているとなれば、尋常な気持ちではいられなくなるかも・・。どうして差し上げたらいいんだろうと考えてしまいました。
中には飲料水が届いたとはいえ、まだまだ十分でない中、歯ブラシしていんだろうか・・と濁った水で歯を磨いています・・という方もおられました。
新聞には「もう大きな地震はない」と油断した。枕元に置いておくべきだった「入れ歯」も見つからず、避難所生活では食べ物はあるのに食べるのに苦労した・・との教訓を話す方が載っていました。どんなにご不自由だったでしょう。
☆当院では、皆様にできるだけ夕食後、入れ歯を外してお口のお手入れしたら寝るまで、入れ歯は薬剤につけ、その後入れ歯はお口に入れてお休みなさることを勧めています。お口の中に動きやトラブルある方は別ですが、噛み合わせの問題・何かあったときの対応に配慮したものです。お口の中のトラブルは、思った以上に影響するので、常日頃からお手入れ心がけ避難袋に必ずケアグッズ常備ください。特に ”お水不要” のうがい薬と歯ブラシは必ず!です。
エコノミー症候群もそうですが、お口の中の汚れは肺炎にも他の病気にも影響します。ストレスで唾液(つば)も減るので余計です。どうぞお口お顔動かし、大変でしょうけれど
簡単なストレッチなどして、身体を動かして下さい。
どうか、乗り切って下さいますように。
今年もやって来ました、蕗の季節!
English Garden
唾を出しましょう! いいこと沢山です。
ベロ回し運動。
「あいうべー体操」と共に最近では「ベロ回し」をお勧めしている私。
単純運動なんだけど、唾がたーくさん出るんですよ。これが・・。
口閉じて、舌(ベロ)を歯の外周ぐるぐる回すだけ。本当に簡単につばが出ます。まだの方ぜひやってみてください。口から唾があふれます。
ところが、これに第二の効用が!
ななんと!「顔のむくみが取れる!」(5・8ccも堆積減った!とTV放送してました)要するに、ぐるぐるベロ回しすると、本当にたくさんの唾液出るのですが、顔の半分から首の筋肉まで総動員して、むくみが取れるということらしいのです。
まっ真意はともかく、つば(唾液)たっぷり出るのですから。やってみる価値あります。
エコノミー症候群・誤嚥性肺炎も懸念される被災地の方も、お野菜や繊維質のもの不足してらっしゃるでしょうし、その上ストレスもあって、唾液も減ってるのではないでしょうか?
ぜひ、この”ベロ回し” 変な顔になりますが、「みんなでやれば怖くない!」
ついでに、ストレッチ運動かねてへんな顔して笑えば、皆さんで気分転換になられるかもしれません。
ノー天気な発言かもしれませんが、被災地の方々、病気が増えませんように。少しでも配食されるご飯が美味しく頂けますように。
つば(唾液)が沢山出て、病気をすっ飛ばしますように!
何にもできませんが、埼玉より応援しております。
もう何百回の余震、お辛いことでしょう。早く余震がおさまりますよう、祈っています。
エコノミークラス症候群
熊本に始まる大地震の被害は、ついに車中泊の女性に”肺塞栓症(エコノミー症候群)で亡くなるという事態になりました。同じような恐れのある方が、何人も入院されているそうです。心配です。
車中泊でなくとも、狭い体育館で思うように動けず・動かずで同じ姿勢でいると、どうしても起こってしまうエコノミー症候群です。
同時にご高齢者などで、動かないために・・動けなくなってしまう病態も起こりつつあります。こちらも心配です。
昨夜も朝方も、テレビでエコノミー症候群の予防の為に、「お水を飲みましょう」「ゆったりした服装で寝ましょう」「足を動かしましょう」などと啓蒙していますが、ニュースで現地を見る限り・・
・配られるお水が少ない
・トイレが少なく、汚れている・・
・狭い場所に大勢で避難している
これでは、トイレを控えるために、水分の摂取も控える、他人に遠慮して静かにしている
こうなってしまっても仕方ないのではないでしょうか?おつらいですね。
ですので、誰かが率先し時間決めたりして外へお声掛けして、みんなで簡単な体操するとか?ストレッチご案内するとかしなくては、なかなか一人でやるのは難しいと思われます。
言い古されたことですが、簡単な予防法を書きます。
・水分を十分にとる
・足元を高くしてみる
・ゆったりした服装で寝る
・足を動かす
・圧迫(弾性)ソックス(ストッキング)履く
普段できること(デスクワークでも)
・足の指でグーパーする (足の静脈5倍強くなる!)
・つま先あげたり、かかとをあげたり(椅子に座っていてもやる)
・足首を回す
・ハブラシしながら、爪先立ち等する
このようなことでしたら、やろうと思えば簡単にできることです。普段からやっていれば習慣になりますね。
先ほどいらした患者さん。車中泊で亡くなった方「エコノミークラス症候群」なんて言われ、命落とされて気の毒ですよね。痛ましい・・と帰られました。
ようやく救援物資が皆様に届き始めたようですが、一回目の地震起きてすぐ手配したメーカーさんなどもあるようでした。しかし続く地震・少ない人出。届いてるのに人々の手にいき渡らないって! 今こそ政府もこのような仕組みを変えること真剣に考えて欲しいです。人の命は待ったなし!ですから。
ファイトです!
希望!
地震の続く阿蘇地方で、物資は届いても人手がないと伝えられていましたが、被災者の中学生や高校生自ら、声かけあって動き出した・・のニュースに拍手を送りたくなりました。
打ちひしがれているお年寄りみて、「動こうと声かけあった」とのこと。
若い人達の活躍は、どれほど活気を生んでくれることでしょう。希望を生むに違いありません。
拍手です!!
ぐんぐん
自然に包まれて
あるホスピスのある病院に伺いました。 自然に包まれた其処は四季折々が豊かで、各お部屋のベランダには赤や黄色のチューリップが真っ盛りで、ゆらゆら風に吹かれていました。患者さんの中にはご覧になれなかったり、お歩きになれなくとも、お部屋にいらしてきっと感じるに違いない!と思う手入れの行き届いた緑の中の施設です。 窓を開けられる日にはきっと風の匂い、花びらも風に乗ってお部屋に飛んでくるかもしれないな?と想像しながら、敷地内の東屋見れば、どなたが生けたのか?投げ入れの草花。 そこここに気配りがさりげない施設を後にすると、気がつけば,訪問した自分達も癒して頂いたことに気づきました。ゆったりゆっくり時が流れ、心の持ちようを教えて頂いた訪問になりました。いい時間を過ごさせて頂く休日になりました。
さかなクンと吹奏楽♪
魚の博識さだけでなく、お料理もうまいし、トークも軽快で頭のよいさかなクン。この度CMでサックスを演奏し♪ 話題になっています。
事前にかなり練習し昼から夜までかかって撮影だったとのこと。
さかなクンは、中学の時「水槽学」と勘違いして(笑)吹奏楽部に入ったというエピソードをもってるそうで、当時はバスクラリネットを吹き高校まで続けたそうです。
CM撮影の日もいつものトレードマークのハコフグ帽子で臨み、プロのオーケストラメンバーとのセッションに最初は緊張したそうですが、最後は演奏を牽引するほどの出来栄え。プロのメンバーもさかなクンの実力に驚嘆したとか。
本人 「ギョ満悦」!!
そういえば、先日おとなり志木市の、慶応義塾志木高校の吹奏楽部の演奏会に行ってきました。高校に入って始めた学生がほとんどとは思えぬ、見事な演奏でした。前半は、演奏しながらの音楽劇 「王様と泥棒」これがまったくもって面白く、会場はやんやの大騒ぎ。小さな子供から掛け声かかると、それにすぐさま答えるギャグの応酬も堂に入ったもので、構成・演出・配役含め学生たちのマルチタレントぶりに客席からは笑い声が絶えず、やんやの拍手でした。さかなクンの影響もあるのかな?今吹奏楽が本当に盛んです!
さかなクンのように、慶應志木校生、とても謙虚で礼儀正しく、清々しい高校生の演奏に
ふくらみ始めた桜の蕾を眺めながら、「これから楽しみだなぁ」と帰ってまいりました。若い頃にいろんなことにチャレンジするってステキなことですね。
さかなクン。”水槽学”も「吹奏学」も頑張って!
熊本大地震被災の方々へ心からのお悔やみとお見舞いを申し上げます。
14日夜の大きな地震のニュースに、東北の被災者の方々さえ未だ解決していないのに・・と心痛め、心配なさった方が多いと思います。熊本の方々も50年来こんなことなかったと。
ひしゃげた家々が放送され、東北の皆様も再び思い出し、阪神の被災の方さえ恐ろしい思いがよみがえっているに違いありません。熊本の方はご自分の家がつぶれたのに、心のよりどころの熊本城が崩れた・・と泣く人さえいらっしゃいました。素朴な町々に非情な惨状です。その上昨夜深夜の大きな地震。ホテルから道路に飛び出た人に追いうちかけるまた地震。陥没・地割れした道路に「危険」を知らせる赤いコーンを早く立てなければと、ドアの開かない事務所の扉をつるはしで壊して入り、コーンをやっと手にして、危険な道に置く職員。
未だ入れると安全確認できた家に自衛隊員と入り「あった!入れ歯。おかげさん。おかげさん」と大喜びのおばあちゃん。丁度夜の地震だったので、夕食後入れ歯を洗って洗浄液につけてあったのでしょう。慌てて飛び出したから、”きっと入れ歯なしで避難所にいらした方が多いだろうな”と案じております。そしてすぐ出されたものが硬い乾パン!では召し上がれないでしょうね。そんなことが気になって、14日も15日もなんだか眠れませんでした。
東北地震の時には、偶々仙台入りするメーカーさんがあって、急遽作った「お口のケアグッズ」をいく箱も作って持って行っていただきました。その後知り合いの先生が家も診療室も全壊と聞き、その患者さんたちにフッ素のペースと含めお役立て出来たことを昨日のことのように思い出します。
阪神・東北の経験が生かされて、昨夜は既に避難所に歯ブラシなども配布になった聞き、少しホッとしましたが、お水はどうなんだろう?気になるのは入れ歯の方々です。入れ歯の方は洗えるのだろうか?つけて置けるのだろうか?
今朝の新聞には、認知症・糖尿病のお母さんを外で連れ添って寝・・との新聞報道に、涙が出ました。「オムツだから周りに気を遣って・・だそうです」なんといったらいいのでしょうか?日本は先進国なんですよ。こういうのって看過できません。どうしたらいいんでしょう・・。
地震でお困りの九州の方々のニュースを気にしながら、それでも私達は恙無い毎日。
今朝も当院には、定期メンテナンスの皆様が多数ご来院です。自分でケアできるということは幸せなことです。恙無いということは本当にありがたいことです。
そして今日もお帰りの際ほとんどの方が、ホームケアの歯ブラシやフッ素・デンタルフロス・入れ歯のお手入れのもの等をお持ちになりますが、今日は「ぜひ避難袋にブラシと”水の要らないうがい薬”」を準備いただくようご助言しました。
いつ起こるかわからない災害。どんな状況になっても、食べられればどうにかなります。
ご自分の食器である「お口をきれいにしておけば」どうにかなります。
感染症も防げます。病気の進行も防げます。大上段に構えず、まずは日頃のお手入れをきちんとし「避難袋にお口のケアグッズ」ぜひ実行ください。
”今でしょ!”ですね。
スズランの花束いただいて。
新生活がはじまりました!
先週末、息子の中学の入学式でした。お休みをいただき桜もまだ咲いていて、おかげ様でまずまずのお天気、新しいスタートを共に祝ってもらえるようで嬉しさもひとしおでした。入学の喜びと共に新たな学校生活の不安があったりする反面、新しい友達や部活など、楽しいこともたくさん待ってると思います。親としてもこれからの三年間を大事にして、共に成長できたらな・・と思います。少しずつ親離れ、子離れしながら・・・
院長先生からも祝って頂き、中学生新聞を取ったらどうか?と教えていただきました。このような新聞があることを知らずにいたので、早速に購読申込みしました。勉強だけでなく世の中の流れがわかりやすく説明されています。活字離れや新聞を読むことを知らずにいる年代の息子に、とてもいい事を教えていただいたと、院長先生には感謝しております。共に成長しよう!をモットーに頑張ります(*^_^*) 佐藤
リッチモンドパークの写真です
千葉スペシャル
あちこちのテレビで紹介されたようですが、私初めて知って驚きました。だって洒落たスーツに蝶ネクタイ。帽子かぶって靴磨きしてるのですから。しかも行列できて。皆さん座って待ってるイスがまた何ともステキな皮の椅子。こちらで靴を磨いていただくと、あまりのみちがえる美しさに自分の靴じゃないみたいとおっしゃる方続出のようです。
この店主? 千葉尊さん。 いっとき10年ホームレスしてましたといって憚らないこの方。四人兄弟の三番目、材木店のお父さんを20代まで手伝っていたそう。上京して不忍池でお金なくなって寝てたところ、大学も出ておらずなんにもない自分に、靴磨きの人が声かけてきた!生まれ故郷で氷で靴を水拭き?してたことを思い出し、粒子の大きい氷が役に立って最高だったとことを思い出し、又材木屋の父を手伝っていて鉋の刃を研ぐ時の、刃の角度で靴磨きにひらめくことが多々あったそうです。そこで「靴磨きの常識を変えてやる」とばかりに特製靴クリームを開発し、弟子も出来たのに2012・4月路上での営業停止をくらい、追い出されて終わり!
その後「千葉スペシャルどこに行ったの?」の沢山の問い合わせに、有楽町のファンの多さにびっくりした東京交通会館や、大手の乃村工藝社会長(千葉スペシャルの常連)が ”ああいう技術は伝承しないといけない”と豪華な皮張りのイスと道具箱を提供されて復活の舞台が出来上がったそうです。 たくさんの人が見ていてくれたこと。千葉さんの「腕」と「心意気」に魅了された人がたくさんいたこと。このことに千葉さんは感謝して後輩を育てているようです。 その際、「現状では無理だよな!」とほざく同僚後輩に「無理無理言ってんじゃないよ」と檄飛ばし、「会社を大きくしたいんじゃない。職人魂を持つ人を育てたいだけだよ」とおっしゃる髭の千葉さん。「ようやく見つけた生き甲斐だから・・」と添える一言にご苦労と重みを感じるだけでなく、ちゃんと生きていれば人は見てるんだなと、つくづく思った次第です。
今度冬じまいのブーツ持って有楽町の千葉スペシャルに並んでみよう。「もっとちゃんと手入れしなさいよ」と叱られるかもしれないけれど・・と思ったのでした。靴がピッカピカになると同時に、心意気もいただくんですね。がんばれ、千葉さん。
サルのむし歯に思う
ある動物園のリス猿(小さいですね)の右目の下が、プクンと腫れて見るからに痛そう!獣医さんが診たところ虫歯が進んでいて、歯の根のところを切開して腫れは引いたそうです。最近お客様からお菓子の投げ入れがあり、ついサルたちも口にしてしまうようです。 人間もサルも一度甘いものを口にしてしまうと、美味しいものに目がなくなっちゃいますものね。
本来サルは、自然の食べ物をよく噛んで食べ、唾液を出して洗い流しているとのこと。今人間に言われていることと同じですね。 日光の猿軍団も人間のものを頻繁に食べるようになって、同じように虫歯に悩まされているとか・・・。 本来野生動物は”飢えとの戦いなんです” と解説された言葉が、人間にも同じだなぁと つくづく感じいったことでした。
人間の方は ”いつでもどこでも何でも手に入るようになり” お腹すいたらちょっと食べしてるうちに、きちんと食事をとらない子ども達も増えてきているようで、 ”好きなものだけドカ食いするなど”「飽食の栄養失調」と言われて久しい人間への警鐘と似たところがあります。
20年も前の話ですが大阪の片山恒夫先生から教えられて手にした「食生活と身体の退化」未開人の食事と近代食・その影響の比較研究 W,A, Priceには、開発が進みそれに伴って持ち込まれる先進国のし好品(砂糖の入ったお菓子など)で、原住民の歯が虫歯になって行く過程が示されていました。その本の強烈な内容を思い出しました。
習慣は人がつくる 心もからだも (日野原重明)
あなたのからだは、あなたの食べたもので出来ている
まさに私達は、口にするものによって大きな影響を受けています。食べるものによって 病気がつくられてしまうことを心しなくてはなりませんね。 (下記の写真は 上記にご案内したプライスの赤本
表紙と、開発が進むことにより原住民に増えた虫歯の画像です)
待ち遠しい!?
四月も中盤、春たけなわです
お雛様を片づけて春かと思いきや、寒かったですね。
桜が満開を過ぎて今日あたりは、はらはら地面がピンクの絨毯の風情。
当院スタッフもそれぞれ最高のお花見を楽しんだようです。
衛生士がブログに載せた、幸手の県営権現堂公園は、桜が約1キロの土手に1千本。
菜の花畑の黄色と桜のピンクは「春色の二重奏」♪♪ と呼ばれてるそうです。ステキですね。
気がつけば4月!あわてて五月飾りを出しました。
衛生士さんの4番のお部屋には ”一寸法師” の額絵。かなりかわいいです。
ゴールデンウィークがあるので休診続きになるから、五月飾りは見てあげる期間短いですからね。いつの世も男の子は強いたげられてかわいそう。
五月のお祝いもお雛様みたいに盛り上がるといいですね。
椿も!美しい季節です
歯医者と患者さんがタグを組みましょう (歯科医や歯科衛生士だけでは歯は守れません)
一番大切なことです。歯科医や歯科衛生士だけでは歯は守れません。
甘いものを好きなだけ食べる・飲む。食事はきちんととらない。小腹すいたらちょくちょく食べる。歯みがきはいい加減。タバコもやめられない。 そんな生活で歯が痛くなったり、詰め物が取れ、歯ぐきが腫れて歯医者に駆け込んでは 歯科医がどんなに頑張ってもあなたの歯を守ることはできません。歯科医の力だけでは限界があります。
あなたが「自分の歯を守りたい。その為に自分のできることはやる」という気持ちにならない限り「歯医者さんにおまかせ」では、自分の歯を守ることはできません。歯医者と患者さんが力を合わせれば、あなたの歯を守ることは可能です。
歯科医と歯科衛生士は、唾液検査や歯周病検査・レントゲン写真の時系列変化・詳しいCT画像などを通してあなたの歯と歯茎の状況をつぶさにお伝えし、それに基づいてこれからの見通しを話し、患者さんがどうなさりたいかを伺って、「歯を守る方法をお教えし、サポートします」患者さんご自身が「自分の歯は自分で守る」と決断してください。
当院が随分前からお話ししているお口の中の汚れ(炎症起こす原因菌)が全身に影響することは、最近とみにあちこちで大きく取り上げられ、関心をよんでいます。 やることやれば、かなり予防は可能です。 医患協働作戦で行きましょう。
春休みの校庭
井伏鱒二 勧酒
花に嵐のたとえもあるさ
さよならだけが人生だ
この季節日本中が桜・桜・さ・く・ら
この寺山修二も愛してやまないことば、いろいろな解釈があるようですね・・
どんなに美しく咲いてる花だって、突然の嵐などでそのすべてを奪われることがある。そういう、どうにもならない”はかなさ”こそが人生なのだ。これから逃れることはできない。だからこそ、ただ前を見つめていくんだ。一生懸命生きるんだ。明日のことなど誰もわかりはしない。
毎年お邪魔する友人宅のベランダのたわわな桜の枝をみて、毎年少しづつ枝ぶりもたっぷりになり、伺う時期により、咲き始めもあれば、はらはら散り始めの美しい頃もあります。井伏鱒二の言葉は桜を見るたび、ふーっと口をついて出てきます。
権現堂
目黒川の桜
新しょうがの季節
ギモーブ
私もさくら
春到来です
お祝いシーズンに合わせて!
よく咲きますねぇ。
楓糖
またまた食べる話題で恐縮ですが、私はメープルシロップも大好きです。カナダのメープルシロップは、段階があって、ライトとかダークとかこだわり始めるとキリがありませんが、私的にはメープルシロップの本物なら何でもごじゃれ!です。
やっぱり、ホットケーキやパンケーキにはメープルですよね。
先日義母のホームに行った帰り、おなかすいて空いて・・。立ち寄った有名コーヒー店で迷わずパンケーキ頼んだら、「メープルシロップ・黒蜜・普通の蜜どれにしますか」と聞かれ、絶対メープルシロップでしょうでした。ホットケーキ・パンケーキ食べるのに、私流はあっちッちの焼きたてにまずバターの塊を頂上において、じわーっつと溶けるのを待ち、六分の一にナイフを入れます。そしてからやおら、メープルシロップをダバーッとかける。ウーン美味しそう!唾が出ますね(下品で失礼します)
今日はこういう話題でなく・・(自分で言っといてなんなの~)
日本の・山形でメープルシロップが出来るようになったという話題です。
もうビックリポン!
皆様ご存じのように、メープルシロップは「楓」から採取されますが、山形の「いたや楓」からとれる蜜を、五十分の一に煮詰め、最初は透明な蜜が金色のメープルシロップにできるようになったそうです。最初の蜜?は、スポーツドリンクを水で割ったような味だとか。よく研究なさってメープルシロップに仕上げられたと尊敬です。その内、山形発日本のメープルシロップを口にできるようになるんですね。日本のいたや楓からのシロップ。どんな風味か、たのしみです。
メープルシロップって、とても栄養豊富なんですよ。
「楓糖」という言葉もなんだかステキ。名前にも香りと豊かさ感じます。和風総本家じゃないけれど、ニッポンってスゴイなぁ。
まだまだ未知の、自然からの贈り物がありそうですね。
肉じゃが
母の命日なので
郷ひろみという生き方
BSプレミアムで「郷ひろみという生き方」という特集がありました。先日ブログに書きましたように彼も60才。この文字が笑うほど見事な活躍です。
昨年もブログで紹介させて頂いた郷ひろみさん、歳を得て私も関心を持って郷ひろみという一人の男性を興味深く見るようになりました。なぜだかわかりません・・。
60歳のエンターティナーと紹介したのは、ナレーター樹木希林さん。この方がお引き受けになるのですからただ事ではありません。デビューから45年だそうです。学校に思うように行ってなかったから、出来るだけ暇を惜しんで本読むの。本は学校だったり先生みたいなものだからとひろみさん。
デビューから45年。芸能界の第一線に立ち続けてきた郷さん。照明からすべて自分でトコトンこだわる。人を楽しませるには自分が楽しまないとと。40年維持している体形も13年続けてるボイストレーニングも、郷ひろみで居たければ、自分に厳しく律していなければと。
ところが2001年「1・2・サンバ・・」「ジャパン!」と歌っていた自分が「何をどうやって行こうか」悩みに悩んで一時休止になったそうです。そしてニューヨークへ。
ドクターラリーという、有名なボイストレーナーについて、もう一度郷ひろみの声をつくる努力が始まり、その時のテーマは”刺激的な男に変えること”だったそうな。今でこそこの時間を郷ひろみが進むべき道を見つけるに、必要な時間だったと述べています。
2014年、喉のポリープ切除も明らかにされました。オペ後に傷跡がかたくなり1ミリの差で声のコントロールが難しくなったことも明らかにされました。そんなこととはつゆ知らず、ファンというものはスターが不滅のようにいつでもステキなうたを聞いていたいと思うものですね。このようなことがあったのを言わずに頑張っていた郷さん。
今年の2月初めてサントリーでオーケストラをバックに歌う企画も、あれほどの方なのに音合わせの時の不安そうな顔と言ったら。彼は本当にプロだと思いました。初めて見せる家庭での姿と言っても、家族などおくびにも出さず、淡々と郷ひろみを見せる郷さん。そのストイックさは有名ですが、自分に厳しい人だと思いました。そのサントリーの初演の前も熱出して病院から直行でも、それを微塵も見せない姿。この放送ご覧になってその場にいた方はきっとびっくりされたことでしょう。
郷ひろみってそんな人。がよくわかる番組でした。
樹木希林さんが「郷ひろみを完成させる旅は終わらない」というナレーションでしめました。樹木希林さんのお声には、年下の、でも稀代のスターの郷ひろみを愛する応援する愛情が満ちていました。いい番組でした。
国谷さんのクローズアップ現代が終わりました
「くにやさん」こう呼ぶ人が多いほど国谷さんは大きな存在でした。あのような番組で、視聴者から「くにやさん」と呼ばれる人はもう出ないでしょう。23年と聞いて、すごいことだと思います。最終回は残念ながら見れませんでしたが、当院の待合室でも、シールズの本が人気だったり、患者さん方がお手にする本が変わってきたように、クローズアップ現代は注目される番組でした。時事に機に敏だったうえ「くにやさん」のお人柄と礼儀正しいインタビュー、彼女の日頃の立ち位置・考え方に、視聴者が聞き逃さないぞ、見逃さないぞ・・と番組いや「くにやさん」のファンになったからでしょう。クローズアップ現代は様々な風を吹かせて終わりました。
が国谷さんだからこそ続いた23年。国谷さんだから胸開いてお話しくださったゲストの方々。その恩恵受けた私たち。いつも背筋をピンと伸ばして品のいい,ソフトな眼差しながらゆるぎない国谷さんでした。ありがとうございました。最終回は柳田邦夫さんだったとか、見たかったぁ。何としてもどこかで見なきゃ。
”表現をするということは・・「社会を変える方法」を手にするということです” 先日ブログでも紹介した山田創平さんの言葉。「折々のことば」のこちらの引用が再び浮かんできます。
国谷さん、お疲れさまでした。ありがとうございました。まだまだご活躍頂きたい女性のお一人。復活を望みます。