またまた駅のポスターです。
嵐山は「らんざん」と読みます。
実は私も行ったことないのですが、ポスター見るとそそられますね。
きれいでしょうね!秋たけなわの今日この頃、紅葉狩りに出かけてみませんか?。
健康応援ブログ
かかりつけ歯科医がいるか、噛む機能が維持されているか、歯周病があるか。そうしたことで認知症の発症リスクに差が出るなど、「口腔機能」と認知症発症の関連性が複数の研究により明らかになりました。なぜ、口腔機能の悪化は認知症リスクを上げるのか。そのキーワードの一つは「低栄養」だそうです。
当院HPにも登場いただいた、当院院長の同窓でもある菊谷武・日本歯科大学教授・リハビリテーション多摩クリニック院長によると、「若い頃は当たり前に肉や野菜を食べられていたのに、歳とるにつれて硬いものが食べにくくなり、食事中にむせやすくなったと感じる人が多い。その背景には、”噛む力の低下” ”飲み込む力の低下” あるいはそれらが低下してるにも関わらず、食べ物の”食形態があっていない”といった問題があり、これを放置していると食事量が徐々に減少し、自覚ないまま「低栄養」に陥る可能性がある」とのこと。この「低栄養」が認知症のリスク要因だというのです。
働きざかりのメタボや糖尿病予防の啓発が盛り上がる中「太らないように」と生活習慣を改める陰で、65歳以上の「低栄養」が深刻化しています。厚労省の最新調査によると65歳以上で6人に一人・85歳以上では4人に一人が「低栄養」とのことです。この最も目安にできるのがBMI(体重÷身長×身長)で、65歳以上で20以下だと「低栄養」です。
東京都健康長寿医療センター研究所・地域保健センターで70歳以上の男女約1500人の
赤血球・HDLコレステロール・アルブミン値の3つが認知機能低下のリスク因子と突き止めました。これらは、それぞれ鉄分・脂質・タンパク質の状態を表し、その内どれか一つでも低いと、将来の認知機能低下のリスクが高まることがわかったそうです。
この三つの栄養素の背景に「低栄養」があるのです。
★負の健康スパイラルに陥る
認知症だけでなく、同研究チーム、この3つの栄養素と寿命についても調査。どの値においても低い群は生存率も低いとわかりました。
すなわち、高齢者は「低栄養」が続くと、骨格筋量の減少により転倒・寝たきりのリスクも高まり、免疫機能の低下や術後の回復の遅れ、褥瘡(床ずれ)発生のリスクも上昇。これら負の健康事象が総合的になってスパイラルになって生存率低下になるのでしょう。
このように高齢者が「低栄養」になる背景には、活動量の低下・一人暮らしや貧困・病後の食欲不振・味覚や嗅覚障害・口腔機能の問題などの要因が絡んでいます。
なので予防策として、「口腔機能の改善」です。
菊谷医師は「噛む力」「飲み込む力」「食べ物の食形態」に尽きると言っております。
また日々の歯みがきも見直し、どうしても高齢になると手先が不器用になり、今までと同じ磨き方では不十分です。丁寧に磨けるよう使う歯ブラシを見直し、歯間ブラシ・デンタルフロス等も使い、唾液が減って自浄作用が落ちるので、歯科衛生士によるふさわしいお手入れのグッズややり方の指導を受け、定期メンテナンスが大事です。
★嚥下力を鍛える ”カラオケ”
口腔ケアは歯を健康に保ち咀嚼力維持に役立ち、細菌の繁殖力を抑えます。特に高齢者は口の中の細菌を誤嚥すると、誤嚥性肺炎のリスクも高まります。
「飲み込む力」ですが、食事中に良くむせるようになったら、飲み込む力つまり嚥下機能が低下してきたということです。
加齢により全身の筋力が衰えると、口の中の筋力も同じく低下します。食べ物を飲み込んだと思っても喉に残っている場合があります。嚥下と気道閉鎖のタイミングが合わなくなると、気管に固形物や液体が入り込んでしまい、いずれも”むせ”の原因になります。
・むせの予防には 食事時の姿勢を正す
イスに深く腰掛け、かかとを床につけて座る
最も重要なのは「顎を引く」こと。顎が上がってると機関に入りやす
くなります
その上で、嚥下力の力不足を補うために、飲み込むときに”口をしっかり閉じること”
又、嚥下力に効果的なのが、”カラオケ”=喉仏を上げる筋肉を鍛えることができます。
さらに、自分の唾を何回か、ゴックンゴックンと飲み込む練習も効果的です。
★”お味噌汁肺炎”を防ぐために
以前より食事に時間がかかるようになった場合、食べ物の内容がその方の咀嚼・嚥下能力にあっていない証拠です。早速に食形態の見直しが必要です。
このところ”味噌汁肺炎”が盛んに言われており、これは汁の中に食感の異なる具が入っているので、お汁と具の飲み込むタイミングが違ってしまい、誤嚥しやすくなるようです。お汁と具は別々に食べるようにして、気をつけてください。
高齢者になってもお肉の摂取は重要です。筋肉の減少は ”フレイル”(当院HP参照) =歩けなくなる事 につながります。そして特にご高齢者はお肉が大好きです。豚カツも薄切り肉を重ねて作れば満足感もアップします。こうしたひと手間を惜しむかどうかで、将来の認知機能が左右されるといっても過言ではありません。
以上記事をまとめてお伝えしました。
「お口はその方のごはん茶碗です」と当院では申し上げております。食後洗ってきれいなお茶碗でご飯を食べるように、ご自分のお口も(入れ歯も)きれいになさって、事故起こすことなく姿勢を正して、おいしく召し上がっていただけることを願います。ゆっくりよく噛んでゴックンする。この何でもない「食べる」という行為が認知機能維持に役立つのですから、やらない手はありませんね。
人は今日食べたもので生きているのです。
よりよくありたい!と思うのはみんなの気持ち。
ならば、やれることをまずはやってみましょう。
いつでもなんでも、お口に関するご質問、できるだけお答えしますので、中央歯科に
お問い合わせください。元気にまいりましょう。
NHKの団塊世代。雪村いずみさんが出て歌われた🎵時から、なるべく見逃さないようにしています。先日は長きにわたりコーセー化粧品で活躍された小林照子さん、82歳でした。お若い!
その小林さんが、40代の女性たちに特訓してました。最近の活動だそうです。どうしてって・・テレビに出ている40代の女性を何人か見て”なーんて暗いんだろう!”と思ったのがきっかけだそうです。そこでその年代の女性を集めて、元気になる講座をやっておられます。
・口角(お口の両端)を上げて歯を見せて「イーッ」とやる
・姿勢を正して、キープスマイル
こんなことでも全然変わるわよ!とさらりと言ってのけ、若い方の冗談にサッと切り返す頭の柔らかさもおみせになっていました。
自分を受け入れて愛情を注ぎなさい。
自分の長所をみて、ほめなさい。
ダンスをするもよし、美術館に行くもよし、音楽会もよし、きれいな花屋さんで花に囲まれるもよし。自分を高めるものなんでもあるじゃない?ときっぱりおっしゃる小林照子さん。要は自分の気持ち次第!かな?と勝手に受け取った私でした。
私は道で知り合いに会うと、必ずこちらからご挨拶するようにしています。でも近所の友達は「あなた歩くの早すぎるから、声かけようと思ってる間に行き過ぎちゃうのよね!」と評判悪い私です・・。短足なのにせっかちな私です。ヤレヤレ・・。
ゆっくりと、キープスマイル心がけることにします。
韓国の患者さんがわざわざ重いのに、夏休み明け買ってきて下さいました。若者向け?カフェの様なところで皆が飲んでるそうです。英語の説明もなく韓国文字のみ。絵から梨はわかりましたが、もう一つの根っこ?みたいのは朝鮮ニンジンですか?と聞けば、「キキョウ」ですと。「エッ!キキョウって秋に咲く紫の?」「根しか食べないから花は知らないなぁ」と言うわけでスマホで検索。何とお花の桔梗で、韓国ではその根を普段から食べ、薬効があるそうです。もうひとつはザクロとラズベリーのドリンク。お肌スベスベ、元気になりますよ!と言われたものの恐る恐る頂いてみれば、ちょっと薬っぽいジュース。あるスタッフは養命酒のもうちょっと薬っぽい感じと。下さった韓国の方のスベスベの肌を見ると、良薬は口に苦しなのだ!と悟った次第。美の追求は大変なのです。はるばるのお土産有難うございました。
当院では随分前から、禁煙支援をしております(詳細はHPをご覧ください)
先日BSの国際報道番組でとても気になる内容が放送されました。画面には、インドネシアの2歳児がタバコを吸う画像。インドネシアでは、子どもがたばこ産業の一環=タバコの栽培に携わっているという、衝撃的な番組でした。
先進国では、タバコ離れが著しい今日ですが、未だタバコの生産拡大の陰で、タバコの葉っぱが主要産業のインドネシア・ロンボク島では、500もの家族がタバコ関係に従事しており、そこには12歳位(もっと年少も)の子供が毎日4時間働いて100円という労働で、このお金で教科書を買っているそうです。
この子供たちが、頭痛・膝痛・発熱・嘔吐等、タバコの生の葉に触って束ねる仕事をしている為、皮膚から「ニコチンが体内に入って」タバコを吸わないのに、湿った葉を扱うので、一日36本分のタバコを吸ってるのと同じニコチンが体内に入っているそうです。
とても深刻です!インドネシアの子供たちが、タバコ吸わないのにニコチンで身体が蝕まれているということです。インドネシア政府が実態調査に乗り出しました。
WHOのタバコ批准していないインドネシアは、海外メーカーの重要な拠点だそうで、インドネシアの子供たちが、ニコチンに苦しみながら収穫したタバコが、先進国で吸われているということになります。
“たばこ産業は、子供たちの健康被害の上に成り立っているのです”
これを、グリーン・タバコ・シックネスと呼び、世界に訴える番組でした。私達、皆が
タバコについて考えなければならないと、あらためて強く思い、日々患者さんと接する中でもこの内容は発信する必要を感じました。ちなみに来院患者さんで、会社ぐるみで健康に取り組んでいらっしゃる方は、このニュースすでにご存知でした。
折りしも日本では、2020年のオリンピックに向けて、禁煙をすすめようと、新都知事小池さんも決意を述べておられます。オリンピックだからではないけれど、いいチャンスになるでしょう。
日本対がん協会のスローガンは
「子供たちの未来をガンから守る」→喫煙はがんのリスクを高めます です。
日本でも小学生の禁煙外来の存在があり、どんどん低年齢化する喫煙をストップさせることは ”子供たちを薬物から守る”ことにもつながります。
そのような意味でも貴重な番組でした。もっと早い時間の再放送を望みます。
鳥取でまた大きな地震がありました。お見舞い申し上げます。
この20年余りの間に、阪神・淡路、新潟中越、東日本、熊本と震度7以上の大地震に見舞われた日本。誰もがいつ、避難生活を余儀なくされることになるかわかりません。
普段、お口のケアをしっかりしている人でも、避難生活においては「一日や二日、歯を磨かなくても大丈夫」と安心してしまいがちです。しかしながら、お口の中の衛生状態が悪くなると、身体全体の健康に影響が出ることがわかってきました。
万が一、災害にあわれてしまった時こそ、お口を清潔に保って全身の健康をキープ下さい。そんなことやってられないほど大変かと思いますが、このことが大きく後で響いてくるのです。
・肺炎を防ぐため歯磨きを 口の中で細菌が増殖し、肺炎や全身の病気の悪化につながります。
幼児や高齢者は特に危険です。
・ハブラシがないときは 食後に少量の水やお茶でうがいください。ハンカチ・
ティッシュで歯での汚れを取ってもいいでしょう
・入れ歯もきれいに 水が不足してると難しいですが、お茶で洗うこともできま
す。面倒でも食後にお口の汚れは取っておくことをお勧めし
ます。
★当院では、災害時に水が使えないので、液体歯磨き・水で薄めず使ううがい薬の常備を勧めています。いざという時のために「水なしの手入れ」等平常時に慣れておき、避難袋に小さな一瓶のご用意をお勧めしています。災害が起きてすぐの何日かでも、お口の汚れが取れて配食が食べられれば、きっと救助までの間凌げると信じます。全身の健康の、足を引っ張る ”口の汚れ” 侮れないのです。
最近はテレビで健康番組花盛りですが、番組によっては?というものもたまにあります。
先日みた番組は、忙しい芸能人たちが、昼間はお弁当・夜番組終わってドカ食い!?
朝食めったに食べず、夜しっかり食べるという人や、炭水化物がダメ!?というので、ご飯を抜いてる女優さんとか、いろいろでした。
迎え撃つ((笑)ドクター方も、本当にこの先生ちゃんと食べてるのかしら?と疑問に思ったり、栄養の事ご存じでないなぁと思うこともしばしばですが、この日は違いました。
「朝ごはん抜きはご損ですよ!」何故なら、朝食べないと小腸の糖吸収を促してしまうのです・・と。
当院でも、朝ごはん抜きの患者さんには、特に若い方には、”糖尿病になりやすいですよ”とお話してたので、やっぱり!と思いました。
ですので、朝ごはん食べると ”糖尿病予防”になり、健康に良いのです。
特に今話題で人気のシリアルは、ゆっくりと血糖値を上げるので、朝ごはんにぴったりです。果物を添えて(バナナをスプーンで落とし入れればなおグッド)。さらにカップスープに卵を落としたり、
ソーセージ入れたりすればタンパク質も取れますね。
朝ごはんを食べましょう!
ハンサムなパァーブォヤルビィ指揮のN響。
若い頃のブルックナーの作品なので楽しみに聴きました。美しい出だしの第一楽章ですが、第二楽章はさらに美しい。瑞々しく豊かで、久しぶりに満喫しました。オケって本当に指揮者によって変わるんですね。楽しい時間でした。
不調も三年続けば「実力」という記事を見つけました。
ずっと続く中で、いかに今までになかったことをやっていくか!プロセスが大切ですと。(次に向かう先行投資と思って)自分にとって、大事で価値あるものを信じて続けましょう・・ということです。
結果が表に出ないのは、力を蓄積している状態=充電してるんですよ。
元気出して!と結んでいます。
こんな文章がひょんなところで手に取った雑誌から、飛び込んできました。そういう考えもありかぁ~。
頑張ろ!
久しぶりにスゴイ展覧会に行ってきました。オープニングにおよばれしていながら伺えずにいたので、気になっていました。最終日が近いと慌てて出かけました。光村印刷のギャラリーのそこは、静寂なのにたくさんのおもいが詰まっていて、一瞬戸惑いました。このような薄い白磁を見たこともなければ、ここにこうして造形としてあることが、テクスチャーが不思議なほど自然でピュアだったからです。すべてが白と墨色の黒の世界なのに、なんとあったかく人間的なのか・・。
アンケートに思わず「あなたどうしてますか?」と問われた気がした・・と書きました。
こだわりを持つ人々によって完成した黒田泰三作品を収めた本そのものが、日本そのものであると思いました。この無彩色と言っては失礼なほど微妙な色彩は、作り手の黒田さんと関わる人たちのこだわりと生きていることすべてが凝縮された結果です。赤や青の色はないのに、たくさんの色を内包しています。
先日あるデザイナー学院の授業風景をテレビで見ました。色鉛筆も絵具も紙すらも使わず、パソコンだけで絵をかきデザインする様子に、なぜか心は穏やかでありませんでした。色・形・材質・紙のにおい・手触り・・などなど。目や耳や手や・・感じるものすべてを研ぎ澄ましデザインして初めて、作り手の思いが伝わるのではないでしょうか?
今回黒田泰三さんの白磁とその造本に関わった過程をつぶさに拝見し、もの・おもいを大切になさったものづくりを見せて頂き、その感性とたたずまいに圧倒され、心豊かにしていただきました。こんな時間が持てたこと本当に幸せです。
田舎(栃木県)のワイナリーがとても有名になりました。
最近は日本のワインがほんとに有名ですが、その先鞭切ったのがこの、ココファームです。最初の頃は見向きもされませんでしたが、田崎真也さんが沖縄サミットの乾杯用に採用下さったり、辰巳拓郎さんなど著名人が応援下さり、皆さんに愛飲されるココのワインになりました。
亡き園長の川田昇先生が、こころみ学園の園生達にも生産性のある仕事を!と斜度のきつい山を開墾しワイン用ブドウを植えたのが始まりです。アメリカ人のブルース・ガットラブさんが指導にいらして劇的に品質も魅力も増し今日に至ります。
当院は川田昇先生の、知的障害の方々への深い愛情に心から共感し、ワイナリーの空気に心癒され、当たり前って何だろう!と訪問する度考えるチャンスを頂き、ささやかながら応援しています。
一昨日NHKにココファーム出てましたよ?と衛生士が教えてくれました。11月の収穫祭には全国から大勢の皆さんがみえます。秋満載の山にお出かけになりませんか?いらっしゃる際には、山ですので暖かい格好でお出かけ下さい。日が差してるうちはいいですが、ポトンと寒くなりますよ。ご家族連れにもお薦め致します。ワイン飲んでいい気分の時に、ご支援くださる音楽家の方の生演奏もあります。サックスの坂田明さん・バイオリンの古沢巌さんも応援くださっています。(因みにポスターに浮かんでる瓶は、ワインの瓶のバルーンです。大きいんですよ!)
秋の足利・最高にステキな収穫祭にぜひお出かけください。
今年は新宿から臨時号も出るようです。ネットでご確認下さい。
三陸沖地震から時間経ってもまだまだご不自由な方々も多い中、天皇皇后両陛下はいつも心寄せられておられると、テレビで拝見しました。海沿いにあって以前宿泊なされたホテルが全壊し、当時の社長さんも亡くなりましたが、生前ホテル玄関脇に咲いていた「はまぎく」の種を陛下に差し上げてあったそうです。
両陛下はその種を御所に植えて”はまぎく”を愛でておられ、その事を知ったホテルの現社長さんが、再びの両陛下のご行啓に新しく建て直したホテルでお迎えでき、ホテル名を三陸花ホテル「はまぎく」と命名したことを皇后様が気づかれお声かけて下さったと、感激してらっしゃいました。この5年が報われた思いです・・と。皇后さまは「ご無事でよかった。よく助かって下さいましたね」とお言葉を下さったそうです。
お歳召されても両陛下のご記憶力、相手へのお心配りは素晴らしいものと感動致します。偶々いつもの花屋を通りががったら、小さな”ハマギク”の鉢があり、両陛下のお優しいお気持ちにあやかりたく求めました。震災を忘れず被災地に心寄せ、今の自分に感謝する。
毎朝ベランダの”ハマギク”を眺め両陛下のように、他者に心寄せられるよう有りたいと思います。
今年は台風の接近や上陸がやたらと多かったですね。お盆休み終盤からわずか2週間のうちに台風が4つもきて、特に東北や北海道など大きな被害がありました。また、全国的に太陽に見放された日が多く、日照時間も記録的な低さだったようです。くり返す灰色の空に気も滅入り、予期せぬ体調不良に悩んだ人も多かったのではないでしょうか?天気と身体は、切っても切れない関係だと実感します。
古代中国の思想では、季節と四つの方角が関連付けれら、冬は北、春は東、夏は南、秋は西だそうです。同じアジアの日本ですから、季節ごとに多くなる風向きを思い浮かべると納得します。
自然と人体とは互いに密接な関係という考えで、中医学ではとらえられています。例えば肺は、だんだん空気が乾いてくる秋の気候の影響を受けやすいとされています。残暑と長引く天候不順も加わります。弱っている身体に、色々な要因でストレスがかかると、免疫力が下がり、呼吸器系のトラブルが発生しやすくなります。この時期は気管支ぜんそくが起きやすく、アレルギーなどが原因とはいえ、気温や気圧の変化も大きくかかわってると言われます。
朝晩と日中の気温差によるストレス、寒冷前線の通過や台風の接近等による気圧の変化、より刺激になりやすいようです。「秋は肺」の古くからのいわれは、自然や人間の特徴と関わりをよく見極めているということになりますね。
水分の補充・栄養摂取に心掛け、身体を温める食事をお取りになり、色づく木々に心を癒し、忙しくなる師走まで、体調管理に努めてください。朝一番の白湯も結構良いものです。お試しください。
日本では馴染みのない唾液検査ですが、培養して菌が現れてくると、お口の中の状況と鑑み、やっぱり!と合点いく事も多く、必要な検査だなぁと思います。
内科など受診した際、診断するための採血、いくらかかりますか?とほとんどの方聞かないで受けるのに、歯科の唾液検査が、当たり前にならないのは、私達歯科医院側の案内、説明不足もありましょうが、虫歯・歯周病が細菌の感染症であること。自分の口の中の状況を検査である程度わかること。それに基づいてケアの優先すべきものもあること。削って詰めるのはそれからでもいいこと、が伝わってないからです。
唾液検査がすべてではありませんし、培養する程度のものでと精度をとやかく言う人もありますが、やるとやらないでは違います。事実を知ると納得します。検査に伴って生活習慣見直すきっけにもなり、このことがお口のケアにとても役立ちます。
口は、単独の部位でなく大切な身体の入り口であり、身体全体を反映することだってあります。今こそ、唾液が重要です。
いつぞやクリニックブログに再掲載した「雪野原で白うさぎを見つけるようなもの」は、専門的には
「デンス・ブレスト」と呼ぶそうです。
「デンス」は高濃度・密集したという意味だそうで、「乳腺濃度の高い人は、マンモグラフィーの検査だけでなく、エコー(超音波検査)もぜひ受けて欲しい!とのことです。
マンモで何もなくとも、エコーを是非と呼びかけています。
この「デンス・ブレスト」日本人はたったの1%しか知られてないそうです。
自治体では、まだまだこのような理解はないそうで、埼玉所沢の健診では、最近マンモで何もなくとも専門医が再読影し、必要ならエコー(超音波)検査を取り入れるようにしたと画期的な取り組みが紹介されました。
「乳腺症なので、様子を見ましょう・・と良く言われるよね!」と番組のコメンテーターもご自分の経験を述べ、マンモだけで”超音波検査してない”から、すぐにでも予約しようと
口々に言っておられました。
番組では ”マンモで何もなくても、是非エコー(超音波検査)を!” と伝えています。
酒田のチームミーティングで泊まるホテルの朝ごはんは中々です。地元の新米始めつや姫も別にあり、ゆで野菜もカラフルだし、そばの実とか、もって菊のおひたしとか、酒田ならではが味わえます。
今年始めて登場したのは「イナゴ」の佃煮。事務局の方が「旨いですよ。食堂のおばさんがそこで捕まえてるんだから!?」と冗談言うので皆で食べてみたら、きれいでホントに美味しかったです。それに味しめて、スーパーに行ったら普通に売っていたので喜んで買って帰ったら・・。
一般用には足も手も?ついてて(笑)イナゴのまんまでした!ホテルのは足などとって綺麗に下ごしらえしてあったんですね。でもせっかくなので長ーい足ついたイナゴの佃煮頂きました。カルシウムバッチリ!酒田の人は身体にいいもの、”歯にもいいもの”食べてるなぁと感心しきりでした。
酒田へミーティングに出向いた日の夕食が毎年楽しみです。
この日もまずお刺身の盛合せ食べましたが、スタッフに魚に詳しい者がいて、盛合せのチョイスが最高でした。特に胆と一緒に食べた「カワハギの薄づくり」がメチャ美味しくてお代わりしました。更にサンマも頼んだらこんな素敵に作ってくれ、わがままいって骨センベイと頭も素揚げにしてもらいかぶりつきました。いかを特別に漬けた丼物も最高!
カザエビのから揚げとか・・旬を堪能。
当院スタッフは食べること大好き人間ばかりですので、現地の食材に毎年ながら魅了されます。お魚堪能したあと、松茸の土瓶蒸しを一人一人タップリ頂き、山の秋も満喫しました。こんな楽しみがあるので海外からの演者招いたご講演など、結構な量の勉強にも耐えられます。ノートも必死にとりましたよ。
渡ってきた白鳥が鳥海山バックに飛ぶ姿にも癒されました。酒田はいいなぁ。
プロフェッショナル・カンブリア宮殿に出演し、全国にお口のメンテナンスの大切さを
伝えた、熊谷崇先生率いるオーラルフィジシアンのチームミーティング。10月15・16日の二日間、山形の酒田市で一年に一度の集まりに参加してきました。
1日目はスウェーデンからいらしたヤン先生。インプラント周囲炎から始まって、現在のスエーデンでの歯周病の取り組み及び治療について分かりやすく、とてもスタンダードなお話しを丸一日して下さいました。久しぶり丸一日英語漬けでしたが、おなじみの岩上さんの名通訳でとても分かりやすかったです。日々の診療にたくさんのヒントを頂きました。貴重な講演を聞くチャンスをありがとうございました。
神子島
2日めは、福利厚生に歯科検診を取り入れ始めている各企業の方々からのお話しで、多くのCEOはじめ、進んでいるところでは、既に”CHO”(社員の健康担当)がいらっしゃるそうで、企業側の、進んだ健康への取り組みを伺いました。「健康経営」ということで企業内で歯科検診の啓蒙活動をしていたりと、今後の健康保険の破たんのリスクを示唆した対応に驚きでした。私たち歯科医院も頑張らなきゃ!と思いました。
小室
「風に吹かれて」フォーク世代は絶対ソラで歌えるはず・・。
なんともな~の心地よいメロディ。ステキだったあの時代。
なんと言ってもそこここに、ステキな人がいっぱい居ました!
あの格好・あの歩き方、あのバックの持ち方、あの立ち方。すべてグッとくる人が
いっぱい居ました。音楽もおんなじ、歌う歌そのものがグッと来たり、その立ち居振る舞いがグッときたり。歌詞が「今そうなんだよ。僕たち思ってること・・」だったりしたものです。その一人がボブ・ディランでした。
ボブ・ディランは歌詞がステキだった。詩人だと思う。
そのディランが、ノーベル文学賞に輝いた。
こんな素敵なことはありません。
しばらく「風に吹かれて」始めディランの歌がテレビで流れるでしょう。嬉しい!!
PS 村上さんのファンの方ごめんなさい。村上さんも更に近づいているはずですね!
イヤー!参りましたね! ピコ太郎!
先週見るともなく、キッチンでお料理してたら、なんともな・・?の音楽。
地味っていえば地味だけど、妙に心に残る単純な音楽。
それに、全身をシフォンのヒョウ柄。なんじゃこれ!と思いながら
「アプペン🎵」と口ずさんしまった私。
”ぐでたま”より大人っぽいぞー!(笑)と思ってしまいました。
こりゃ世界中に一瞬で拡散するわけだなぁ!と確信しつつ、「パイナペン🎵」とまたまた口ずさんでいました。恐るべし。PPAP!
秋の夜長、読みたい本ばっかりでつい夜ふかし。こっそりテレビつければ、何ともすばらしいオケやってるではありませんか?
見たことある指揮者。そうズービン・メータ。鋭い眼に掘りの深いお顔の指揮者です。客席がアップになると、どうも普通のコンサートではないご様子。メータの80歳の記念コンサートでした。もう80歳になられたんだ!と見れば、とてもそうは思えない若々しい指揮ぶり。若々しい音を編み出されてステキでした。イスラエルフィルも和やかな雰囲気で演奏しており、ハッピーバースデイ!で締めくくられました。
ムンバイの沢山の聴衆の熱い拍手の中、独特のお花のレイをかけたメータ。とっても嬉しそうにしてらして、それにも増す聴衆の皆様の誇らしそうなお顔が印象的でした。客席の皆様、お国柄でしょうかカラフルなお洋服にアクセサリー。音楽をこよなく愛し、メーターを誇りに思っていらっしゃる空気に満ちて、画面から伝わってきました。音楽ってリラックスして楽しむものですね。
巷で豊洲問題やオリンピック問題が賑やかなのとは裏腹に、違う、良い意味で、脚光浴びてらっしゃるノーベル賞候補とも言われる生命科学者がおられます。
全く新しいがん治療薬・「オプジーボ」の生みの親、本庶佑先生です。今回は幸運にもうまくいきました・・と謙虚におっしゃる1942年生まれのステキな学者さんです。
分子生物学者でおられ、難しくて私には良くわかりませんが、インタビュー記事などを読むと非常におおらかな方で、あれほどの方でらっしゃるのに、とっても普通(失礼ないいかたですが)なところが、とても素晴らしいと感じます。
特にこの点です。
「狙ってできない ブレークスルー(飛躍的な進展)。たくさん種まきを」
素人は ”常識にとらわれずにすみます” とおっしゃって・・。
ブレークスルーはデザイン出来ません。つまりねらってできるものではないんです。
どこをどうやったらいいか、誰にもわからない。「ここ掘れワンワン」という訳にはいかないんです。ですから大切なのは、そういうチャンスをなるべく多く作ることですと。そして、若い人たちの情熱とエネルギーが幸運を呼び込むような環境つくりが大切とも、述べて居られます。
ノーベル賞の 候補に挙がる凄い方が、こんな平易な言葉でお話し下さる贅沢な時代。
なんでも、毎日の積み重ねだなぁ~それと好奇心だなぁと凡人はただただ思うのです。
先ほど上顎義歯出来上がった患者さん。お帰りの際の言葉です。
16年ほど前、現役でお仕事されてる時が初診。それ以来お忙しい時も、バイクで駆けつけ
メンテナンス続けてきた方です。初診で既に詰め物沢山でしたが、その後上は部分入れ歯にしました。お手入れもきちんとなさり、頑張ってらっしゃるなぁと思った矢先、ガンの発病。確定診断つくまでが長かったので、げっそり痩せ気持ちも落ち込んで、こちらも途方に暮れそうでした。
病名がはっきりし手術に臨むことになり、「終わったらメンテナンスにきますよ!」と仰ったものの、体力も落ち歩行もおぼつかずでお気の毒でした。そんな中「口の中が気持ち悪いけれど、いきたくても歩けない」とご本人からの電話もあり、”お家で出来るお手入れなど話し、待ってますよ!”とお葉書差し上げました。途中奥様がお手入れ用品を買いに見え、ご家族の連携が素晴らしかったです。
しばらく間を置いて「行ってもいいですか?口の中さっぱりさせたい」と再びご本人からお電話頂いた時、それは嬉しかったです。その日衛生士の、体調と病気に配慮したケア受け「アーさっぱりした」とお痩せになったお身体でしたが、ファイトが出てきてらっしゃるようにお見受けしました。抗ガン治療受け乍ら、無理ないケアを再開なさり、「しっかり食べたい」という意欲も出てきて、部分入れ歯を作り直すことになって、今日出来上がりました。
アシストしたスタッフに「今日は天ぷら食べるんだ」とおっしゃって、こちらを労って下さったとのこと。お帰り際「寿命?いや余命?」と笑いながら訂正なさって「余命が延びました!」と喜んでお帰りになりました。慣れるまで新しい義歯は大変かと思いますが、いつでも調整いたしますよ・・と申しあげたら、ニコッとなさいました。多少でもお役に立てたかと、スタッフ一同嬉しい一日となりました。美味しく召し上がれますように総力上げてサポ―トさせて頂きたいと思います。これから食欲の秋ですものね。
またまた日本人がノーベル賞!
しかも医学生理学賞の単独受賞は、29年ぶりとのこと。すごいことなんですって。
東京工業大学 栄誉教授 大隅良典教授。71歳。
名誉教授というのは聞いたことあるけれど、「栄誉教授」というの今回初めてお聞きしました。まさしく栄誉!
きれいな白鬚はやされた大隅教授。またまたお優しい方のようで、奥様に言わせると
結構いたずらなのよとのこと。
「人のやらない事をやることが、研究を支える」と教授はおっしゃって、いつもいつも
お座りになっているというデスク・顕微鏡の周りには、奥様はじめ、影響受けた研究者のお写真。それに教え子からのプレゼントなどが飾られ、普通の凄-い方なんだとテレビは伝えています。
受賞した「オートファジー」の”オート”とは自分の事。”ファジー”は食べる(自食作用)のこと。細胞内のタンパク質を分解してリサイクルみたいなものかなぁ・・と素人の私。いずれにしても今後、がん・パーキンソンなど様々な病気の解明に大いに貢献するようです。スゴイ貢献になるんですね!患者さんに朗報です。
大隅先生と同じ教室の準教授の方が、「四葉のクローバー集められるのが趣味で、見つけると下さるんですよ」と、ふだんのノーベル賞受賞者のご様子を嬉しそうに話されていました。頂いた四葉のクローバー。頂いて押し花にしたのが、本からハラッと出てきたりすると、大隅先生のお顔が浮かんで「よし頑張ろう!」って思っちゃうんですよ・・の言葉に、研究室の大変な毎日の中にも、和んだ雰囲気でらっしゃるんだなぁと感動しました。
大隅先生ノーベル賞受賞 おめでとうございます!!!
追記 昨夕のご夫妻そろっての記者会見で
「科学を人間の文化と思って、社会が支えてほしい」とおっしゃった大隅教授。
受賞のこのような場で、後に続く科学者の卵たちへのエールでもあり、国への
提言と思われる、心温かい科学者としてのお人柄を垣間見ました。