熊本に始まる大地震の被害は、ついに車中泊の女性に”肺塞栓症(エコノミー症候群)で亡くなるという事態になりました。同じような恐れのある方が、何人も入院されているそうです。心配です。
車中泊でなくとも、狭い体育館で思うように動けず・動かずで同じ姿勢でいると、どうしても起こってしまうエコノミー症候群です。
同時にご高齢者などで、動かないために・・動けなくなってしまう病態も起こりつつあります。こちらも心配です。
昨夜も朝方も、テレビでエコノミー症候群の予防の為に、「お水を飲みましょう」「ゆったりした服装で寝ましょう」「足を動かしましょう」などと啓蒙していますが、ニュースで現地を見る限り・・
・配られるお水が少ない
・トイレが少なく、汚れている・・
・狭い場所に大勢で避難している
これでは、トイレを控えるために、水分の摂取も控える、他人に遠慮して静かにしている
こうなってしまっても仕方ないのではないでしょうか?おつらいですね。
ですので、誰かが率先し時間決めたりして外へお声掛けして、みんなで簡単な体操するとか?ストレッチご案内するとかしなくては、なかなか一人でやるのは難しいと思われます。
言い古されたことですが、簡単な予防法を書きます。
・水分を十分にとる
・足元を高くしてみる
・ゆったりした服装で寝る
・足を動かす
・圧迫(弾性)ソックス(ストッキング)履く
普段できること(デスクワークでも)
・足の指でグーパーする (足の静脈5倍強くなる!)
・つま先あげたり、かかとをあげたり(椅子に座っていてもやる)
・足首を回す
・ハブラシしながら、爪先立ち等する
このようなことでしたら、やろうと思えば簡単にできることです。普段からやっていれば習慣になりますね。
先ほどいらした患者さん。車中泊で亡くなった方「エコノミークラス症候群」なんて言われ、命落とされて気の毒ですよね。痛ましい・・と帰られました。
ようやく救援物資が皆様に届き始めたようですが、一回目の地震起きてすぐ手配したメーカーさんなどもあるようでした。しかし続く地震・少ない人出。届いてるのに人々の手にいき渡らないって! 今こそ政府もこのような仕組みを変えること真剣に考えて欲しいです。人の命は待ったなし!ですから。