熱中症と聞くと真夏の炎天下に起きるものと思いませんか?実は寒暖の差が大きい春や今頃も要注意なのです。実際、お昼間25度から30度くらいの日もあったかと思うと、夕方がちょっと冷え風邪みたいな症状の方いませんか?
何だかぐすぐすして・・。
猛暑になれた真夏の35度より、急激に上がった春先の25~30度の方が身体に堪えるそうです。というのも人間の身体は体温が35~40度の間に収まるように調整してるので、急に気温が大きく変わると対応できないようです。
また学年の変わり目にも熱中症の落とし穴があるそうで、中高の一年生が部活中に熱中症起こしがちなのは、体力の大きく違う3年生と一緒に練習する・・というのも一因です。
ですので、まずは天気予報に気をつけ、気温だけでなく湿度も重要なので、「夏日」「真夏日」「蒸し暑い日」と予報が出たら、”春”でなく ”夏”と思って過ごす準備が必要なようです。
すなわち、こまめな水分補給の心がけ。ただし水だけとると体液の塩分濃度が薄まり、塩分濃度を上げるため余計に汗をかくという悪循環に陥りやすいそうです。塩昆布・梅干等塩気のものを一緒に。塩分糖分の濃度を体液に合わせてある経口補水液も有効です。
美味しいですが「ビール」は脱水を助長するので、かえって良くないとか・・。
真夏でなくとも、季節の変わり目の熱中症は意外と多く、見落としがちです。
もしそのような熱中症の方がいたら、救急車が来るまで、服を緩め、首や脇の下を濡れタオルで冷やし、体温を下げる工夫してあげましょう。食品の保冷剤をタオルなどに来るんで当てても良いでしょう。
四季のあった日本も、もはや亜熱帯のような気候になってきました。
急激な気候の変化に応じられるように、日頃しっかり食べ十分睡眠をとり、出かける際には水分と塩気の補充をと警鐘ならしています。これからの季節は特にご注意ですね。