不調を招く「歯の接触癖」にご注意ください

以前にも書きましたが、上下の歯、無意識に接触させる癖ありませんか?

歯が長時間触れていると、あごの関節や歯に負担がかかり、かみ合わせの違

和感や入れ歯の不調につながることがあるそうです。通常、口を閉じていて

も上下の歯は接触しておらず、わずかな隙間があるのが普通ですが、顎が痛

い、開かないといった顎関節症の患者約500人を調べた医科歯科大の木野

準教授によると、約8割に歯を接触させている共通の「癖」が見つかったそ

うです。軽い接触は長時間化しやすくぐっと食いしばるより問題は深刻化す

るようです。この癖をTCH(Tooth Contacting Habit)と名付けられまし

た。TCHがあると、口の周囲の筋肉が緊張を続け、関節に力が加わり続け

歯や歯肉にも影響が出るようで、通常は、疲れを感じた脳が「歯を離せ」と

命令を出すが、TCHの方はこの命令を抑え込んでしまい、脳が命令を出さ

なくなってしまうのだそうです。「口は閉じていても、歯は合わさっていな

い」と認識ください。この改善には依然お話しした”付箋”が役に立ちます。

”付箋の紙”に「歯を離す」と、気づかせてくれるようにご自分が力を入れが

ちな所、例えばパソコンの周囲や車内、女性でしたらキッチンのお料理する

ところなどに貼ってください。そして貼った紙を見たら力を抜く。これを

繰り返すと次第に上下の歯を離すまでの時間が短くなり、触れると同時に離

れるようになるそうで、コツをつかめば、約3か月で条件反射が戻り治る方

が多いそうです。不安やストレスが高まると顔の周りの筋肉も緊張しTCH

につながるそうなので、ゆっくり呼吸するとか、周りの景色を見ながらの

ウォーキングなどを進めています。他にも原因不明の歯や舌の痛みもTCH

が関与している場合もあるようなので、お口の症状の解決には多方面からの

アプローチが必要です。このようなことがお悩みとなって、眠れないなどの

症状から、誘眠剤・抗不安薬など気軽に飲み始めてしまうケースもままあり

ます。お口の中には体全体からのサインが症状として出たり、生活習慣・

TCHのような何気ない癖が、大きな症状として出る場合もありますので

痛みや違和感は、感じる場所に原因があるとは限らないと承知して、2人

以上の歯科医あるいは医科に受診することうぇおおすすめします。

もしかして

  上下の歯を離そうとすると、まず口が開く方

  上下の歯を離した状態にすると、違和感がある方はTCHかもしれない

ので、まず上記の方法で、付箋を貼ってリラックスを試してみてください。

お口は閉じても、歯は離す” でリラックスしてくださいね。

 

 

 

 

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