待合室にお出しする週刊誌に、東京医大病院看護部長さんの紹介が載っており、「創造性
に満ちた」という言葉に驚きました。看護師さん達を見ていると、デューティに追われ、
時間に追われ、評価に縛られ、緊張しとてもとても創造性に満ちたなどと思えないからで
す。校是は「正義・友愛・奉仕」でこの精神の上に立ち「温かな心のこもった看護」の実践
に取り組んでいる。患者さんに心から寄り添うことができる看護師になってほしいという
エールです。さらに「看護師の仕事は多岐にわたりますが、最も大切にしていることは
”患者さんが治療に専念できる環境を整えること”だと思っています。とのことです。
この婦長さんのおっしゃる”環境”とは、患者さんの精神面を支えること、患者さんが治療
のことで医師に聞きたい、伝えたいがなかなかチャンスがないといった場合に、看護師が
時には代弁者となり、患者さんの思いを伝えることもその一例とおっしゃっています。
「看護の仕事は優れた知識・技術も必要ですが、人の気持ちに寄り添えるかゆいところに
手が届くケアのできる人、少しお節介な位がとてもいいと思っています。看護師は、患者
さんに一番近い存在として、少しでも苦痛を和らげ状態をよくするにはどうすればいいの
かを常に考える。看護という仕事は、自分のやる気次第。誰かに指示されたかrではなく
自律的に行動することで、心のこもった笑顔の看護が実践できます。臨床ならではの、実
に奥深くて創造的なこの仕事の魅力を、少しでも多くの看護師に感じてほしいですねと
コメントされています。「ひゅうまんず愛」というコーナーです。忙しく時間に追われな
がら、生死にかかわる患者さんの看護にもたずさわりながら、このような思いをもって
お仕事されていることに感服しつつ、思いは一緒ですので近づきたいと思いました。