先ほど帰られた、メンテナンスの患者さん、栄養のプロでいらして、あの3年前の
3月11日当院でメンテ中に地震を経験した患者さん。来月も福島にお邪魔するんですよ
とのこと。「あらっ栄養のお仕事でいらっしゃるんですか?」と聞くと
「大したことないですよ。単なる炊き出しです・・」と。「一度伺ったら、3年たっても
この状況に、伺わざるをえません」と静かにおっしゃるご様子に、かえって事実の重さと
ご自分の忸怩たる思い(意味合いは少し違うかもしれませんが)が伝わって来ました。
「この国には溢れるほどお金があるのにね」「どうして3年たっても仮設に住まわなけれ
ばならないのでしょうか?」。日本中の皆さんがきっとこんな気持ちであろうと・・。
だから一度うかがうと、再度何かお役に立ちたい・伺いたいという気持ちにかられるんで
すよ。短い会話と、選んで話される慎重な言葉の数々に、現地を体験なさった方の深い
お気持ちを感じたことでした。ずーっと思ってましたが、私も遅ればせながら福島を訪ね
させていただきたいとおもいました。本当に図々しいくらい遅ればせながらですが・・。
昨日の暖かさに比べ、今日のこの寒さ。被災地はいかがなんでしょうか?先日仮設の方が
部屋の湿気が抜けず、お布団も床のカーペットもカビだらけの状況が放送されていました
このような状況、国はすぐにでも手を差し伸べられないものでしょうか? 春に向かうと
いうのに、我慢を強いられている被災地のみなさまが、安心できる普通の暮らしに戻られ
ますように心から願います。冬の後には必ず春が来るのです。皆様に春が届きますように