料理研究家 コウケンテツさんと言えば、若いイケメン料理家ですが、食事ということをとても大切に思う料理家だとファンの私です。
お若いと思っていましたが、既にお二人のお子さんもおり、その離乳の段階の記事には、料理家でも悩むんだなぁ~とほほえましく記事を読みました。最近又、お子さんの食に関しての記事があったので、ご紹介します。
☆子供の食事には最初、すごく悩みました。離乳食も野菜も全然食べない。バナナしか食べない時期もありました。料理研究家として、ありとあらゆる手を尽くし、保育園では食べるというので、家で再現しても徒労でした。
様々な経験していくうちに気づいたのは、「子供は基本食べなくて当たり前なんだ」と。嫌いなものを無理やり食べさせるのが一番ダメ!「うどんしか食べない」という子がいても「今日は3杯もうどん食べたの?すごいね」とほめる。次第に食を楽しめるようになり、家で食べなくとも、学校や保育園の給食で食べてたら十分と思うようにしました。
むしろ、みんなでワイワイ楽しく食べるという環境づくりの方が大事。何を食べさせるか?じゃなくて、どんな風に食べるか?親である僕自身も一緒になって、食事を楽しむことが大切と思った次第。
テレビの取材でフランスに行ったとき、朝はパンとバターとジャムとコーヒー・晩御飯もス-パーで買ってきたものなど、ただ週末はみんなで手作りを持ち寄ったりして楽しむ。自分がいかに楽しむかを優先し「私が幸せにならないと、子供も幸せにならない」という考えを知りました・・と。
食をないがしろにするわけでなく、いかに負荷をかけずに楽しく食と向き合うか。そんな考え方も必要だと思います・・とありました。
ついこうあらねばならない・・と思いがちな自分への反省も込めて、男性も女性も仕事をしながら、子育てしたり、介護したりの様々な時代にあって
このコウケンテツさんの、素直なご発言に「ハッ」とさせられました。
益々彼を、いえ彼の作るお料理から目が離せませんね。
海外のレポート番組でも、コウケンテツさんはどこの国に行っても、日本から比べてまだまだ未開発の国にお邪魔しても、出されるお料理に敬意を表し、作った方に「美味しいですねえ」という時の表情が本当に心あふれていて、この方の誠実さにいつも打たれます。
みんなみんな、子育て中は悩むんですね。
でもきっと食べるときは来ます!