この五月、西城秀樹さんが63歳で亡くなり、久しぶりに「新御三家」と言う言葉を耳にしました。西城秀樹さん・野口五郎さん・郷ひろみさんのことです。
その御三家の由来。
辞書では尾張・紀伊・水戸の「徳川御三家」。将軍家から後継ぎが出ない場合は「徳川御三家」から将軍を出すという、ほかの親藩とは「別格」の家柄。水戸家は「副将軍」的な立場でしたが、「五大将軍綱吉の時代から・御三家と言う言葉が定着するようになった」と説明されてるようです。
日本の伝統文化に詳しい安田文吉特任教授によれば「数字の・三には、古くは中国から広がった安定感のある思想がこもっている」一対一の対決より三つのバランスによる「融和」で高めあうイメージが生まれやすいとの事
「三種の神器」や相撲の「三役」、野球の「三冠王」と言った「3」にまつわる日本の言葉はたくさん。日本三大協会の代表で放送作家の加瀬さんは「日本人は おや・まあ・なるほどと3回うなづいて納得する文化。だから3人や3つで売り出すことが多い」と言っておられます。
昭和歌謡の本来の「御三家と言えば」橋幸夫さん・舟木一夫さん・西郷輝彦さん。こちらの三人の方もご活躍中です。
安定と融和の「三」なんだかいい話を聞きました。