チェロの堤剛さん 文化勲章受章!

8月26日付、チェロの堤剛さんの、ドボコンの放送を楽しませて頂いた記事をここに書き、随分前のお若い頃の再放送でしたがこれぞ!ドボコンと感動したと書かせて頂きました。そうしたら、この度の文化勲章受章の報!!何と嬉しいことでしょう

日本の音楽界全体を牽引し現在は霧島国際音楽祭音楽監督、サントリーホール館長でも居られます
「音楽は人間の心に内なる豊かさを育み、多様な背景を持つ人々の心を繋ぐ架け橋となります」と堤さん
亡き・小澤征爾さんらと後進の育成に奔走、今日本のチェロ界は個性、技術とともに充実の極みにあります「今の若いチェリスト、誰一人似た人がいないでしょ」と相好を崩し、若い作曲家から今も新作を託される日々だそうで、好奇心が先に立ち、嬉しくて挑戦をやめることができないとおっしゃるそうです

先日私が感動した、お若い頃の堤さんのドボコンとともに、いつぞや「題名」で放送された円熟味を増された今日の堤剛さんの演奏が、再放送なることを心から願います。
文化勲章受章おめでとうございます♪

川柳のらりくらり お題・虫歯

たまたま知り合いのところで普段見ない週刊誌をパラリと見たら・・
落語家・柳家喬太郎さん選の川柳コーナーが!
偶然お題は「虫歯」!

・歯医者さんが悪魔に見えた幼き日 (広島県・65歳)

・明日抜くと言う歯を舌で舐めている(千葉県・94歳)

・一睡もさせてくれない蚊と虫歯 (大阪府・82歳)

・カトチャンの歯ぁ磨けよを聞いとけば(静岡県・74歳)

・虫歯でもいいから欲しい自分の歯 (北海道・94歳)

☆彡今週の特選句!
・自然治癒しない虫歯と夫婦仲 (千葉県・75歳)

   以上選ばれたのは何故かすべて男性の句のよう。ご高齢の方が多く、のらりくらりと投稿なさるだけでも素晴らしい!気持ちがにじみ出ていて全部ハナマルですが、全てお気持ちお察し致しました・・ハイ

おかゆ大福

先日「あんこ愛」というブログあげたものとして、この記事にはビックリしました、と同時にご高齢者などに喜ばれるだろうなぁ~と直感しました

高齢者が超高齢者となり、口から食べることへの関心高まるわりには、なかなかお食事への対応が進みません、いえ、進んでいる所はすっごく進んでいるのですが、全体がその認識になってはいません

お食事がそれですから、ましてやお楽しみの和菓子に至っては、今回のようなご提案は耳に入ってきませんでしたからビックリ、介護の現場で大歓迎だと思います

先日「あんこ愛」を書いたように、ご年配者に限らず闘病中の方、特に甘みを制限されている方を除けば、大概「甘いもの特にあんこ」はみんな大好きです、
特に男の方は・・

前文が長くなりました(いつものことですが)
戦国武将・藤堂高虎の城下町、三重県伊賀市の総業400年余りになる和菓子店の18代目、もう一つの肩書が、市の災害ボランティアセンター長である中村伊英さんが「のどに詰まらない大福」を作ったそうです
食品による窒息死は年4000人以上も報告され、高齢者に多いそうですが。中村さんの祖母の弟さんも、お餅がのどに詰まって亡くなったことから「安心して食べられる和菓子を作れないか」と工夫されたとか・・
粘り気の出るもち米を使わず。うるち米の粉や寒天でこしあんを包むと、口中でほろりと溶けた、それで「おかゆ大福」となりました
販売から8年、全国の介護施設約500か所に広がってるとのこと、ちっとも知らなかったです、迂闊でした・・
「ゼリーや水ようかんしか食べられないとあきらめてていた」感謝の声が届いているそう、良かったですね。ハナマルです💓

市民活動を支援するNPOの立ち上げを考えていた頃、阪神・淡路大地震が起き、ぜんざいを振る舞おうと、小豆を持参して避難所での餅つきを考えた中村さん、「反発されないだろうか」恐る恐る始めると、お祭りのような雰囲気に
「災害からひと月ほどすると、甘いものが食べたくなる。お菓子の力を見た気がします」・・と中村さん、良かったですね。

今年2月には、能登半島地震の被災地の介護施設を車で回り、おかゆ大福を配りながら。被災者の声を聞いた、今も月に一度、10人乗りのレンタカーを運転し、ボランティアと7時間かけて通ってらっしゃるとのことです
「人間らしい日常生活を取り戻すということでは、ボランティアも、お菓子も、目指すものが同じです」と.。誤嚥に配慮した「おかゆ大福💓」
召し上がった方にどれほど笑顔と、ホッとなさる幸せをお届けしたことでしょう
すばらしいご活動、少しでも多くの方に召し上がって頂けますように、素晴らしい方がたくさんおられますね。思っていても動かねば・・と反省です

以前ここに、バイオリニスト廣津留すみれさんがアメリカ留学中に「意見を言わないのは、居ないのと同じです」と言われ衝撃うけた・・と言う記事を書きました。おかゆ大福考案され、広められている中村さんもまさに、信念もって行動に移された方、人を想う信念には人々の共感が伴うんでしょう、素敵なお話しに目を覚まされる思いがいたします

同じ月を眺めている

猛暑の後、まだまだ暑い中にも秋は来たようで、お月さまが冴え冴え見えます
スーパーのチラシにも、いきおい十三夜の案内やお月見団子の案内など、にぎやかです。今はご自宅でお月見団子を作るのも珍しんでしょうね・・
先日はスーパームーンとやらでしたが、曇りだった上、いつもと同じでした

でも、夜空を見上げると、金色の輝きを放つ月が、私達のことをいつも見守っています。幾千もの星の輝きを見ることが難しくなった現代であっても、月は変わることなく私達を照らしてくれていると感じます

月かげの
いたらぬさとは
なけれども
ながむるひとの
こころにぞすむ

大好きな歌です

あんこ愛

我が家には絶大なるあんこ好きが居て、魅力的なあんこに目がないのです。どら焼きは上野のうさぎや、あんみつはミツバチ、豆大福は群林堂、最中は空也・古印最中、どちらかと言うと「こしあん」好みですが、もちろん粒あんも大好きです。な~んだどっちだっていいんじゃない・・と言われればそれまでですが・・

いつぞや「あんパンとクリームパンどっちが好き?」と言う記事があり、「何言ってんのアンパンに決まってるじゃない」と思ったら、やっぱりアンケートとったら71%対21%であんパン好きの方が多かったそうです、にっ!
・あんパン食べるとホッとする
・あんパンは一個でも安心の満足感、忙しい時はあんパンと牛乳で決まり!

あの人もあんパン好きだったらしい、食に詳しいジャーナリスト重金敦之さんは「あんパンのへそ」と題してこう書いています
< ところで銀座のパンと言えば、誰でもが四丁目にある木村屋総本店のあんパンを思い起こすはずだ >
あんパンは日本初のパン屋、木村屋がつくったとされる。1875(明治8)年に明治天皇へ献上、天皇は「御感斜めならず」と返す。<  もってまわったいいかただが、要するに「気に入った」ということ。これが契機となって、日本中にあんパンブームが巻き起こった  >
やっぱり我々日本人「あんこの国」「あんこの民」なのだろうか・・

この後記事では、対するクリームパンは新宿中村屋が最初に作ったとされる云々・・続くが、あんこ好きとしてはここまで・・

里の父も大好きな木村屋のあんパン、父は桜の塩漬けがのったのが大好きでした。美味しいねぇの言葉に折々持参、最後の入院の時ロマンスカーに乗る直前デパ地下に飛び込み「桜あんパン」買ったものです。「随分小さくなったねぇ」。他の認識乏しくなってもあんパンの大きさにはすぐ気づき、細くなった手で、いつものように半分に割って、鼻を抜けるパン酵母のにおいに目を閉じて満足そうに頂くのでした・・「美味しいねぇ」いつものように言ってくれたことが家族みんなにご褒美のように耳に残っています
ほどほどの桜塩漬けの塩味と、美味しいあんこ、そしてパン酵母のにおい、ホッとしたんでしょう
みんな大好き、あんこ!

この新聞記事には、明治天皇の「あんこ愛」とありました
そう言えば高輪の高松宮邸そばに、松島屋さんと言う、豆大福の有名なお店がありますね、赤い暖簾だったかしら、しばらくご無沙汰の昨今です・・
おいしいお茶入れてあんこ食べましょう、何にしようかなぁ~

明日は明日の風が吹く

La  nuit  porte  conseil (夜は忠告をもたらす)
                  フランスのことわざ

田辺貞之助編「フランス故事ことわざ辞典」によれば、「何か重大な決定をするときには、すぐに決めずに、一晩落ち着いて考えろという訓え」重要な決断は即決しないで一晩塩漬けにして待てということだと

「夜は思案の母」「枕と相談せよ」とも言うらしい(折々のことば・鷲田清一)

たしかに、反省反省・・
猛暑の後ストンと肌寒くなり、ようやく秋晴れ、冴え冴え現れたお月様にハッとします。日に日に変わる自然や空気、大事にしなきゃもったいない、もったいない・・大事な時間