キンカン

新しく出来たスーパー内のドラッグストア。調剤薬局も兼ねなかなかの評判です。

我が家では定番の「キンカン」そろそろ予備が・・と15%引の日に買いに行きました。新しく入った?と思われる若い方に売場を聞くと、「キンカンって何ですか?」と。エーッ!キンカンも知らないの?のオバサンの私

「ほらっ肩凝ったりしたとき塗る、茶色い瓶のスース―する・・」に益々若い店員さんわからなくなり、中年の方にバトンタッチ。

「ハイ、こちらですね」と懐かしい黄色の箱に茶色の地味な瓶を取りだし確認くれました。

「何に使うんですか?」と若い店員さんにきかれ「肩こりとか、キッチンでちょっとした火傷にも聞くのよ」に、へぇ~って顔されました。

昔からサロンパス・サロメチール・キンカンは定番だったもんね、家庭では普通に。イヤハヤ我ら絶滅危惧種かぁ?

そう言えば下のスーパーでも、柑橘類が混在する時期になると、必ずレジが若い方だと「これってオレンジ?いよかん?デコポン(凸のないデコポンあり)ですか?」等聞かれること多くなりました。
知ってると楽しんだけどなぁ~。そう思うのも年寄りだけかぁ~。

世代間落差を感じた一日。丁寧に対応下さった店員さんありがとうございました。やれやれ・・。

Alfie

三月のはじめ、20世紀のポピュラー音楽界を代表するアメリカの作曲家・バート・バカラックが2月に94歳で死去と、新聞で知りました

つい口をついてでてきたのは、Alfie  ♪ジャズスタンダードの名曲です

What’s it all about ,Alfie?
Is it just for the moment we live?
       いったいどうしたって言うの、アルフィ―?
  私達はこの瞬間が全てなのかしら
  人生の意味って何?

Wat’s it all about when you sort it out Alfie
Are we mean to take more than we give
Or are we mean to be kind?
    考えても簡単に答えを見つけられるものじゃないって言うの、アルフ         ィー?私達はいつも得をするように、生きなくちゃいけないのかしら?
  それとも損をしてでも親切に人を助けなくちゃいけないのかしら?
  ・・・・・・

爽やかに軽やかに甘い声で、洗練された都会の真ん中に、私たちをはこんでくれたバートバカラックそして歌アルフィー。何気に口ずさんでいたけれど、この歌はどうしようもないヒモ男を演じる、1966年の映画の主題歌と今知りました、調子に乗って口ずさんでいた若気の至り・・。

カーペンターズが歌った「Close  to you」(遥かなる影)も同級生が集まったらみんな鼻歌歌える懐かしさです・・。

理屈なしに、口ついてでてくる曲。
幸せだった青春の記憶、その頃歌った歌が年齢とともに、違う風に深く沁みてきます。それでもいい歌に出会えた幸せは、格別です。

 

 

 

 

 

 

 

ネジバナ 続き

四日、木蓮の記事の際、私の好きな「ねじり草」のことを載せたら、翌々日の新聞に「ハチジョウネジバナ」の記事。
ネジバナ?って私の思ってるねじり草?と思って読むと・・

何でも名古屋の会社員の男性が、べらんダで100個の鉢植えを育て!どこから飛んできたのか?身に覚えのない植物が生えてくることもあるらしいのです。

2014年頃に現れた「ネジバナ」もその一つで、夏が近づくとらせん状の淡いピンクの花をつけるのが美しく(私が言うねじり草)抜かずに残しておいたそう・・。
4年が過ぎた頃、開花時期が周りと違うネジバナが咲いてることに気づき、ツイッターに投稿。
2019年にもそれがまた咲いたので、ツイッターに報告したら・・。
「一株頂けないでしょうか?」神戸大学末次健司教授からDMが届き、ビックリした男性は一鉢丸ごと送ったら、忘れかけていたころ、教授から連絡あり「新種として正式に発表することになった」と、ビックリですね。
今年3月ネジバナの新種・「ハチジョウネジバナ」と言う名前が付き、論文が公表されたそうです。

ベランダで偶然生えてきた花を育てネットで公開しただけなのに・・と男性は喜び、これまで多くの新種を記載してきた末次教授も「新種が都市部のベランダで発見されたのは驚きだった。日常的に触れる自然の中にも、未だ未知の世界があることを再認識させてくれる発見だと語ってるそうです。

ネジバナって本当にかわいいんですよ。土手とか?原っぱ、空き地などで見つけたら、ぜひ見て下さい。10日の朝ドラにも、ネジバナが画像として映り「アラッ!」と感激しました。

小さなお話しですが、なんだか嬉しい一日でした。春たけなわです。

日常の中の非日常

母が昨年九月から都内のホームに入っています。
当初一カ月の体験と聞いていたと、ずいぶん悩んだようですが半年たちました。丁度コロナ禍だったので、面会も思うようにできず、面会時間も限られ、居室で飲み食いダメと制約ある中、母の本音も引き出せずにいました。

4月からだいぶ緩和になり、母には外食も許可となり(娘の私が責任持つ条件で)慣れ親しんだお店にでかけ、老人用ではない普通のお食事に目を細め、噛み応えあるお肉に舌鼓を打ち、忘れっぽいのに昔父と来た日のことなど・・饒舌に話して楽しそうでした。
このような日が来て私もホッとしました。

と言うのも、年明けてすぐ位だったでしょうか「今日だけでね、三人の方が出てったのよ・・」といきなり母が言う日がありました。ギョッとした私は、母の顔を見ながら「寒いし、未だコロナもゼロではないし、お病気の状況によって、病院で治療なさるための一時的なご移動じゃないの?」と言ったものの、母は返事をしませんでした。その代り「私もいつああなるのかしら・・」と言ったので、慌ててあったかいお茶入れましょうと話題をかえました。

そのことがとっても気になっていた折、偶々訪問した日曜の午後、ホーム前に黒い車が停まっていて、今日は日曜だからご面会が多いんだわと、玄関に入ったら、ホーム職員が揃っており、何人かのご家族がいらした・・と思ったら、ストレッチャーに乗ったお布にくるまれた方が運ばれてきました、思わず後ずさりし、ご一緒に手を合わせてお見送りしました。

傍にケアマネさんが飛んできて、ご面会が丁度このような時になってしまい申し訳ありません、ご一緒に手を合わせて下さり有難うございましたと言われました。このご逝去の方、病院ではコロナでご家族が傍で見送れないので、こちらで皆様がお見送りされました・・と。

気を取り直して母の居室に行き、母の顔を見て安心し持参した大好物を差し出すと大喜び。食べながら「さっきお一人亡くなって運ばれたのよ、見た?」と母から口火を切ったので、ご家族でお見送りしてらしたから、「手を合わせさせていただいたわよ」と言ったら「そう、そりゃよかったわ」と言っただけでした。

家に居ればこのような場面にそうは遭遇することではないのに、90も過ぎてこのような事が日常にあるということは、しんどい事だろうなぁと、帰りの車の中でもずーっと思ったことでした。

桜の花もすっかり散って、新芽が春の日に透きとおってキラキラ美しい時、日々このような事が普通にあるのだ・・と言う現実に、母の気持ちを慮りながら「春は進んでるわね、ハナミヅキの白い花も一斉に咲いたし、チューリップは満開、又外食に行きましょうね」と他愛ない会話をしましたら、「今度は何が食べたいかしら・・」と母も前向いてくれました。

「戦争経てるから、大概の事は大丈夫」と強がりいう母の背中が、少し丸くなってきたことに今日は気づきました。
なるべく行って、その折々に一緒に居てあげようと思った春まっ盛りの一日でした。

電動キックボード

電動キックボードが今年7月から「自転車並み」の扱いになるようです。利用者や購入者への交通ルールの周知や、年齢確認の徹底を盛り込んだ、安全利用のために事業者が守るべき対策を定めたガイドラインをまとめたという。

電動キックボードは、従来の道路交通法では原付バイクに当たるが、7月1日から最高速度20キロを超えない車体を対象に、運転免許が不要で、ヘルメット着用は努力義務になり、自転車と同じ場所を走行するようになるという。但し16歳未満は運転が禁止される。

今でも電動キックボードの交通事故や違反は後を絶たないらしい。
2021年9月から2022年12月までに指導警告・取り締まりはなんと計3089件にのぼるという

基本になる自転車もヘルメットの努力義務とやらで、すでにヘルメットは売り切れのお店もあるとか・・。
髪型を気にして被ろうかどうするか?悩んでいる人も多いと聞く、でも何かあった時、頭を守るのって大切なんだと思うけれど。
すごいスピードで走り抜ける自転車もいるし・・。スマホ片手に。

乗る人も歩きの人も、お互いに気をつけなきゃね。

木蓮の花

桜が散り始め、こぶしの花も、真っ白から茶色になり始めました。
こぶしの花はアッチ向いたりコッチ向いたり咲くけれど、木蓮の花は開ききらずにずっと上を向いているから、どんな花なのか本当は知らない・・。

だけども白い木蓮もえんじの木蓮も、この季節ならではの風格と言うか、趣のある、見ていると「何を言いたいのかなぁ~」と勝手に思ってしまい不思議な花だなぁと思いながら、桜・こぶしと並んで、春には欠かせない不思議な花、うっすら良い香りを放ってるようにも思います。

道端にはコンクリートと塀の隙間から、濃い紫の野スミレが咲いてたりして、随分前そんな風に隙間から大根が生えたりして「根性大根」なんてニュースに出たっけ・・!など古い話を思い出し、道草しながら帰ります。お散歩の醍醐味ですね。

街なかの草花は、派手ばでしく咲く花もあれば、ひっそりこちらを見てないようで香りだけ放つ花もあり、色鮮やかな花もあれば、よく見ないとわからないほど目立たないけれど、一つ一つがちっちゃな可愛い花もあったりします。私の大好きなねじり草は、捻った一個一個のピンクの花は、ちっちゃいけれどランのような形をしています。かわいい。

新入生の姿みられる、春本番になりました。
無事みんながスタート切れるように、楽しく無事にと祈るばかりです。