よい腸内環境は 食事次第

毎週のように、週刊誌のトピックスは、健康情報やどう生きるか?に溢れています。あちこち読んでみると、相当偏りのあることもわかってきて面白いですが、こういう記事に、左右されてしまう怖さも感じます。

新聞にも次々と新しい情報が現れるので、情報の信ぴょう性と言うより、様々読んでいると、この方の言うことは聞いてみる価値あるなぁ~、これはダメだなぁなど自分で整理できるこようになってきますが、まだまだ・・。

随分前にHPに特集したこともあった腸内フローラ、今では当たり前の視点になりました。腸が大きく支配していることがわかってきました。

さて今回の記事は人の腸には多数の細菌が住みつき、消化を助けたり、ビタミンなどの栄養を作り出したりするとともに、病気に関わることも知られてきたことを伝えた上で、肥満や糖尿病の予防や改善の効果がありそうな腸内細菌を、「ブラウディア菌」と突き止めたというものです。医薬基盤・健康。栄養研究所(大阪府茨木市)です。

この菌を増やす食材をさがしたり、この菌を使って薬を開発したりする研究も進めていきたいと、ワクチン・アジュバンド研究センター長は話します。このグループは自治体や企業と連携して、7000人以上の健康データや食事、運動、睡眠などの生活習慣と腸内細菌の分析を進めているそうです。

さまざまな種類の菌がいる状態が、良い腸内環境なのはわかっているので、食事は細菌のえさになる為、いろいろなものをバランスよく食べると、腸内細菌の多様性も増すと。わかっちゃいるけど・・だけれど、妙に納得します。

いつの日か、トイレにポトンすると!腸内細菌を瞬時に自動分析し「これを食べて下さい」と、アドバイスされる日が来るかもしれない・・と記事は笑わせてくれます。ヒェ~!
私的にはそんなのイヤですから、自分で腸内環境整える、日々いろんな食材を食べて、腸を元気にするしかないかぁ~と思っています。
それにおなかの調子って、もろ!肌に響きますからね。
どんな化粧品よりも、女性にとっては一番大事・・です。

こしらえる

我が家は、和菓子も大好き。
特にあんこには目がないのです。ある日京都の和菓子、しかも普段に買って食べる和菓子特集をTVでやっていました。夢中で見ました。どれも目が釘!

京都では「おまん」と言うそうで、それはそれはあんこが美味しそうでした。丁寧に煮たあんこには栄養も豊富ですよ・・と。
ある豆大福のお店が出て、一日に3000個売れるそうです。「大変ですね」のレポーターの声にご主人、「シンプルに毎日こしらえてます」と。

「こしらえてます」?うん?懐かしい言葉に、何とも豊かな気持ちになりました。「こしらえてます」小さい時よく聞いた言葉ですが最近聞かないぞ・・。
調べてみました。

①ものを作りあげる。例えば夕飯をこしらえる

②ある目的のために、お金とかを用意、調達すること

③身なりや顔を整えること、装う、化粧する、扮装する

④物を食べてお腹を満たすこと

➄友人・愛人などをつくる

⑥構えを作る、構築する、建設する

➆手だてを設けて相手を誘う

⑧あれこれ、言葉をかけて機嫌を取る、宥めすかす

➄や➆⑧には笑ってしまいますが、この言葉長い歴史を見れば、なんともなの風情をひそめています。思えば和菓子への興味から、あんこの番組に見とれ、日本語の豊かさに圧倒されました。昔からの日本語、響きすら美しい.
あんこってやっぱり最高!ですね!?

ことばあそびうた また

日本傑作絵本シリーズ(福音館)3歳から より

   いけはほっとけ
   こけははっとけ
   たけはきっとけ
   おけはおいとけ

   つけはほっとけ
   ふけはとっとけ
   はけはほしとけ
   かけはまけとけ

   ごけはほっとけ
   みけはかっとけ
   さけはさけとけ
   やけはやめとけ
             谷川俊太郎

なんとこの絵本、1981年初版発行、2016年第40刷、WORD GAMES Ⅱとある

それにしても日本傑作絵本シリーズ 3才からとあるけれど、桶とか、つけとか、刷毛とか、かけ、ごけ・・わかるのかなぁ~。
しかしながら、韻を踏んで面白いおもしろい・・。

つい、すみません と言ってしまう・・

「すみません」から「ありがとう」へと言う、人づきあいを少し楽にするためのソーシャルスキルを読んだ。日本人は感謝の場面で「すみません」となぜ言ってしまうのか?日本では「感謝」と「負い目」の気持ちがまじりあった感情として受け止められているのだと。そして「感謝」を感じる心理的なメリットを、「負い目」と切り分けることが必要なのだから、感謝の表現を「すみません」から「ありがとう」へ変えることを、心理学者の相川充教授は提案している。

これに呼応して、鎌倉でカフェを営むある方は、客を待たせてしまった時、「お待たせしてすみません」と謝っていたが、外国人観光客には、簡単な英語で
”Thank you for waiting”(お待ちいただき、ありがとうございます)と伝えていた。
ある日、英語を日本語に直して気づいた。「ありがとうと言われて、むっとする人はいない。日本語を大事にしたいと思っているけれど、”これは英語の方がいいな”と感じた」と。そこで日本の方にも「お待ちいただき、ありがとうございます」と笑顔を添えて言うようにしたら、お相手からも笑顔を頂き雰囲気が和んだと。

又介護の現場からも「すみません」を「ありがとう」に変えたら、お互いに気持ちよく日々を送れるようになったという声も聞く。

「もしかして余計なお世話かも、と思ってした行動でも、”ありがとう”と肯定されれば次の行動につながり、もっと優しい社会になるのでは」と声は続く。

一方、「すみません」は会話の潤滑油。必ずしも自分を下げるネガティブな言葉ではない、むしろ会話の入り口でノックするようなもので、「むしろ”すみません” ”失礼します”など、会話の潤滑油を使わない人が増えている」と感じるというご意見もあり、こうした言葉を、ポジティブな気持ちで使うことが大事なのでは?という。提案も載っている。

なめらかな山形弁を駆使する、タレントのダニエル・カールさんは、日本の謙譲や謙遜の文化は美徳だと思うとしながらも、小さい時からずっと謙遜の中で育つと、間違いに気づいても、正しくないと言えなくならないか?きちんと褒められずに育った子が、自信持てるでしょうか?立場が上の人に間違いを指摘できるでしょうか?上下関係で正しさが決められてしまう、と長く山形に住み、米沢弁を駆使するカールさんらしい。
物を言える若者を育てることが必要だと思う、思っていることを、きちんと言えることは「民主主義の基本」ですとも・・。
これは「すみません」から「ありがとう」にも通じることで、感謝する時は、謝罪と同じ言葉ではなく感謝の言葉を使う。褒めるべきことは、謙遜しないできちんと褒める。褒められたら否定しないで感謝する。

それでは謙遜できない?
感謝の言葉も、「ありがとう」「ありがとうございます」「どうもありがとうございます」「誠にありがとうございます」と違いがあり、使い分ければ、立場の違いは示せる、謝る必要はありませんとカールさん丁寧に説明しています。
又、謙譲文化の「おしょうしな」をあげて、やり過ぎず 物言えるようにと笑って提案されています。英語の”give”と “take”は直訳すれば「与える」「受ける」だけど日本語にすると上下関係が入り、「差し上げる」のか「「あげる」のか。「頂く」のか「もらう」のかとややこしい。

カールさんは英語にも丁寧な言い方はもちろんあるが、基本的には、相手が大統領でも犬でも使う言葉は同じですと笑わせてくれます。 
そう言えば日本では家族についても謙遜して、愚妻・愚息などと言うことがあります。

大変面白い記事を読み、う~んと悩みながらも「すみません」と「ありがとう」を大事に使いたいと思いました。 

 

 

 

 

 

通りすがりのひとこと  湊かなえさん

湊かなえさんの記事は、いつも「ホントホントわかるわ~」って言うことが多い。何気ない日常の、ほんのちょっとした一コマ・・。

10月あたま、国際映画祭出席のためバンクーバーに行ってらしたらしく、フリータイムにブランドの服飾店を見て周っていた時、背後から若い女性に声かけられたそうです。「あなたのパンツ」

英語で言われ、慌てて自分のはいてるものに目をやり、「汚れてる」「捲れている」「破れてる」と言った悪いものしか思い浮かばず恥ずかしい気分で顔を上げると、その女性はにっこり笑って

「とてもいいわね」と言ったそうです。

目の細かい黒のドレープパンツでご本人としては特別目立つものでもなく、褒められどこで手に入れたのかと訊かれ「日本で買った」と伝えると、「私は買えない」とそれほど残念そうでもなく言った後「でもあなたにとても似合ってる」と笑顔で言われ手を振って別れた。
かなえさんも「ありがとう」と手を振り、とても幸せな気持ちになったと。

一緒にバンクーバーに行ってた関連の女性も、別のマーケットでコートを褒められたそうで、在住経験のあるその方によると、取りすがりの見知らぬ人から服や持ち物を褒められるのは、珍しいことではないのだとか。自分も同じものが欲しいからでなく、ただ「いいな」と思ったから声をかけるのだ、と。

「いいな」と思ったものに、さりげなく「いいですね」と言える人に自分もなってみたい。見知らぬ人から声をかけられた際、「何を注意されるのだろう」ではなく、「何を褒められるのだろう」とワクワクできる世の中になれば、楽しそうですね、とかなえさんは結んでいる。

国民性の違いとかでなく、素直に「ステキね」って、ただにっこり言えたらいいなぁ~と感じいった、ちょっといい、小さな記事でした。

秋刀魚

全ての物が値上がりの中でも、季節の内に一度は食べたい秋刀魚です。我が家では、このように頭と骨残してきれ~いに頂きます。特に「三角帽子」と言うえらの陰にある内緒の肝を、見つけて黙って先に食べます・・。

ご覧の写真の秋刀魚、これ!木彫です。

以前展覧会で見てびっくりして!足を止めないわけにいきませんでした。
どの作品もでしたが、お皿も秋刀魚も木彫のこの作品は、凄すぎて息をのみました。作品集を買って帰宅、どの作品もただただため息です。

どうぞ香しい秋刀魚の味を想像しながら、添えた大根おろしの冷たさとお醤油の香りを思い出しながらご覧ください。
秋も深まってまいりました。
ご自愛下さい。

銀杏

この季節、ぷ~んとにおう独特のにおい、そう銀杏です。やたらに触るとかぶれるからご注意ですが、におうけれど中身の果肉は超美味しいですよね。

我が家近くのイチョウの下に銀杏が落ちると、時々炭ハサミ持った人が拾ってるのを見ます。葉っぱが黄色く色づいてからでしょうか・・。

下処理してから最近はうまく電子レンジでも出来ますが、フライパンで煎るのもなかなかに楽しいし美味しいし、何より中身の翡翠色には魅せられます。

お塩してお酒のおつまみにも、銀杏ご飯、茶碗蒸しにとひととき楽しめます。

少々早いのでは?思わず写メした都会のイチョウの木の下には沢山の銀杏が落ちてるものの、足早に通り過ぎる人々は、足をとめる人さえいませんでした。