若い方はご存じないかもしれませんが、昔は「御用聞き」の人が沢山いました。というよりそれで買い物せず成り立っていましたよ。
何故って、スーパーもコンビニもなかったから、魚屋さんも八百屋さんも、お店を構える人もいれば、その上で自分で売るものを積んで、「御用はありませんか?」と各家庭を廻ったのです。ついこの間・・昭和の時代です(笑)。超アナログですね。でもこれがいい味出してたんですよね。何より買う人とお店の人が会話しますから・・。
お豆腐屋さんも「豆腐~豆腐~」とラッパ鳴らして自転車で通り過ぎるのを呼び止めて買いに走ったのです・・。
「ウッソー!」「マジっ!」って言われちゃいそうですね。・・でもこの当時のお豆腐は本当に美味しかったのですよ。この頃のお豆腐は日持ちしないのですぐ食べないとなりませんでした。
その「御用聞き」が高島平で復活。と言っても、ご高齢者に「御用(困りごと)聞き」を聴いてさし上げるお助けマンのようです。かなり人気で頼りにされているらしいです。テレビで見てなんだかほっこりした私です。
例えば、電球が切れたので取り換えて欲しい。
古新聞捨てるのに重いから手伝ってほしい。
パソコンの・・を教えて欲しい。等など・・
5分 100円で引き受けるんだそうで、「御用聞き」と銘打った紺の前掛けもりりしく、頑張ってらっしゃるようです。
地方にいる90の母にこのような人が回ってくれたらなぁ~と思ってしまいました。このサービスを受けられる地域の方は幸せです。
気持ちのある方がやってらっしゃるから、なお喜ばれているのでしょう。
これから大いに頼りになるサービスと思いました。
ですが、これを真似て「オレオレまがい」の人が出ないことを強く願います。年配者は”親切にされるとつい・・”があるので要注意ですね。
こんな心配しないとならないなんて!嫌な時代になりました・・。