ふわふわのパンは美味しいけれど

毎週毎週どこかの雑誌で見られる「健康寿命」の言葉。
フレイルという言葉もおなじみになりました。私達の分野ではオーラルフレイルです!

フレイルとは虚弱の意味。
お元気そうに見えても、転びやすかったり、大きな声が出なかったり信号が点滅する間に歩道が渡り切れなかったり。
運動だけでなく、食事や食べ方にも注意がいるようです。

駅にできた焼き立てパンのお店には、その場でいただけるコーナーがあって、買い物ついでに見るとご年配の方がお一人で食べている姿も多いように思います。

焼き立てパンは美味しいですし、魅力的です、焼き立てはふかふかでほわほわ!歯がご
不自由な方でも召し上がれます。中にカツとかハムとか入っていればまだしも、食べてる高齢者を見ると大概は甘いパンが多いようです。ホットミルクとか牛乳とかフレッシュオレンジジュース(100%)又はスープなどをご一緒にでしたらまだいいのですが、たいていコーヒーにお砂糖とミルクですね。こんな時ついてくるミルクは牛乳ではないのです。オイルから作られたものです・・。

手軽なカップ麺や菓子パンばかり食べることも、栄養不足=フレイルの原因の一つと言われています。でも特に70代以降、夫や妻に先立たれて”おひとり”になれば食事が面倒になるのもわかります・・。ついお食事が手軽なパンになって。

このように柔らかいものばかり食べていると、お肉などが食べられなくなり、噛み切れなくなり、タンパク質不足に陥りかねません。甘い菓子パンはそれだけでカロリーたっぷりですので、お腹がすかないのです。おっつけ栄養不足になります。歯ごたえのないパンばかり食べてらっしゃると、低栄養になるだけでなく咀嚼筋も衰え、オーラルフレイルと呼ばれ、老化を加速します。

今流行りの鯖缶など、うまく利用すれば、タンパク質も取れますね。サバだけでなく、鰯やサンマの缶詰も、プレーン味・醤油味・みそ味と結構美味しいので、私も常備しています。ご自宅でしたら、パンのお供に気軽なお魚の缶詰はいかがでしょうか?

外に出てパン屋さんで食事する時も肉類の入ったパンや、チーズや野菜やハムなどののった食事パンの利用をお勧めします。相棒はホットミルクなどでカルシウムも取って下さい。外食は外に出て解放感を味わい、他人との接触も会話もあり、それはそれで高齢者にとって貴重な時間でもあります。

自分の歯でいつまでも噛めるようにするのは、お手入れだけでなく、何を食べるか‼が大事です。食べやすいものばかり召し上がっていると、お子さんも高齢者も、私達も食べる機能が衰えます。だからと言って「硬いものを食べる」のではありません。噛んで召し上がるもの、噛んでおいしいもの、噛む回数の多いもの。心がけると意外とあります。
あえて、スルメの必要はありません・・。

焼き立ての食パンよりも、トーストするだけで、咀嚼力は4倍!になる!ということを知って頂けたら嬉しいです。今はやりのゆで野菜も、食べやすい柔らかさより、食感わかる柔らかすぎない硬さ!にゆでてみたらいかがでしょうか?お酒のお供のスティック野菜は、お子さんにもご一緒にいいですね。

 ☆本年もブログを読んで頂き有難うございました。
殆んど食べログ?でしたが、お読みいただきましたこと御礼申し上げます。来年も身近な話題を中央歯科の視点で?お伝えしたいと思っております。

 来る年も皆様、元気に、大きな声であいさつできますように。美味しく召し上がれますように。くよくよせず前に進むことが出来ますようにお祈りしています。
       よいお年をお迎えください。       中央歯科スタッフ一同より

滋賀県の長寿戦略

滋賀県は喫煙率52%で、全国平均より高い喫煙率でしたが、健康長寿に県が立ち上がり喫煙率は20%に下がったそうです。すばらしいですね。というのも子供たちに禁煙教室を広めた成果らしいです。これまたすばらしい!です。

更に、健康推進委員会を立ち上げてスポーツも積極的に勧め

また更に、「食卓に介入する」ことを決めて、野菜を積極的に摂ることを勧める手段として、スーパーで一日必要な野菜は300gと宣伝し、野菜をタダで提供したりして、すっかり市民のハートをつかんだようです。

又「突撃隣の晩ご飯」ならぬ、役目を担ったお当番の主婦が家庭を突然訪問し、お味噌汁の塩分を見させてもらい、味噌汁がしょっぱすぎるお宅には、お味噌汁の美味しさを保ちつつ、塩分を減らすご指南してるようです。

町ぐるみのこうした健康支援は、みんなで取り組むことにより、実を結び始めているようで他府県の参考になりますね。長野県でも成功しているようです。都内のある区では、
居酒屋さんを中心に、「突き出し」を野菜にすると通達し、多くの居酒屋さんの協力により、区民の意識も変わり、健康データーだけでなく凄い成果を上げていると聞きます。

今朝がたも地元の市会議員さんと、受動喫煙防止の件・電子タバコの件でお話ししていたところでした。首長さんが動かないとどうにもなりませんが、市民の力が集まれば、どうにか何とか動いていくと信じます。特に若い方々がとても積極的に自分たちのこと考えてくれてるんではないでしょうか?

自分事として考えられるかどうか・・。
私も若いころうっとおしいと思うこともあったご近所ですが、今思えば有難かったなぁ~という感じです。特に今こそご近所づきあいが大事です。
老若男女、小さいお子さんから高齢者までが暮らす街で、「自分事として」考えていったらきっといい知恵が浮かぶに違いない!と思うようになった日々です。
皆さんは如何お思いでしょうか?

翼をもったスプリンター!

ちょっと前のテレビで、イギリスのダンス番組に出ている、ジョニー・ピーコックという選手を見ました。からだはご不自由ですが陸上100メートルの選手です。

先ほど、テレビのダンス番組に出てると申しましたが、映像見るに実に見事なんです。彼は、人々の価値観の壁を飛び越え、未知の世界を広げようとしてるんだそうです。

しかし、人の意識を変えるには時間がかかる・・と実感されていてもなお、夢は健常者スポーツのコーチになることだそうです。

日本からも応援したいです!

漸く・・禁煙に。

東武浅草駅、松屋地下入口のドトール。

窓際にオープンな喫煙席があり、松屋の地下食料品売り場び寄る度、自動ドア開く度、ひどいタバコの臭いに参っていました。すごい臭いなんですこれが!
店内から働く店員の男の子が、飛び出てきて咳き込み唾を吐く光景に出くわし、働く環境としてもどうなんだろう?と心配していました。

久しぶりに通ったら、アレッタバコ臭しない!
いい空気!
そしてこの張り紙!

理解頂け「完全禁煙」に踏み切られたドトール浅草松屋店に拍手!致します。
思わず店内に伺い、「完全禁煙にして下さり有難うございました」とお礼申し上げたら
なぜか店員さんも嬉しそうでした。きっと皆さんも、「タバコ臭」に我慢しながら
お仕事されてたんですね。

どちらにも、良かった!
田舎へ帰る折、コーヒーを一杯頂いてみようと思います。
今まではタバコ臭くて、外から見てもあの煙の中でコーヒー頂こうとは、決して思いませんでしたから・・。

良かったぁ!

すみだ水族館

人工海水の水族館、すみだ水族館に行ってきました\(^o^)/

ペンギンにチンアナゴ、アカハタの写真しか撮らなかったのは何故だろう?(笑)

お子さんが多くてなかなか水槽に近づけなかったのが残念です(-_-;)もっとゆっくり見たかったなぁ~~

 

          受付  小室

お餅で救急搬送!

まだまだと思っていたらもう12月も二十日過ぎ。

お正月の用意が始まっています。とはいえコンビニもスーパーもやって下さる時代。昔のような買い置きは少ないでしょう。でもやはりお餅は要ります。

どちらのご家族にも、高齢者がいらっしゃると思われる昨今ですが、毎年「お餅の事故」も多いのです。近年上等のお餅が増えて、伸びはいいわ頂きやすいソフトさなので、つい油断しちゃいますね。お持ちの事故が絶えません。

ちょっと手間はかかりますが、高齢者の食事の専門家・山田晴子さん(日本歯科大附属病院)の提案する「やわらか餅」が本に載っていたのでご紹介します。

一人分材料

  ジャガイモ約20g
  白玉粉  約20g

  ジャガイモをやわらくゆでてつぶし、白玉粉と合わせます。水を少し加えて耳たぶ位 
  の硬さにします。    

  厚さ約7ミリくらいにのばして3~4センチ角に切って茹でます。
  浮き上がってきたら、網しゃくしなどで取り出します。

お雑煮は、高齢者には、水溶き片栗粉で少しとろみをつけると、のみ込みやすくなるようです。鶏肉はつみれにしたり、シイタケには格子状の隠し包丁を入れるなど、ご高齢者もご家族とご一緒したいでしょうから、出来るだけ近づけたお料理でお祝い出来るといいですね。

このように工夫をしたからと言って、過信しないでください。ゴクンと飲み込んだと思ったら、まだお口の奥に残ってる!なんてこともしばしばです。高齢者の食事は急がず、ゴックンを確かめて、次の物をお口に入れるようお気をつけください。

東京消防庁によると、都内だけで毎年100人前後がお餅を喉に詰まらせて救急搬送され、その多くは65歳以上とか。お子さんにも注意が必要ですが、どうぞお正月のお餅、十分お気をつけてお祝いください。

   ごっくんを確かめて次のスプーンを!次の一口を!
皆さまで美味しく召し上がって下さい。

友人宅・・

いつもお世話になる友人宅。ウェルカムの気持ちがいつもいっぱい!今年もどれだけ助けてもらったことか・・。

いつ会っても、いつ電話しても、いつお邪魔しても「ああよかった~」と思う人たち。彼らのように優しさと笑顔をわけられるようになりたいと思います。いつもありがとう!

いくら言っても言い足りない友人です。
それでも、今年も沢山!ありがとう。

メリー・クリスマス!

院内もクリスマス

皆さま楽しみにして頂いている、毎年出してるクリスマス飾りです。未だまだ沢山!ありますよ。各ユニットで楽しんで頂いております。いよいよ年の瀬になりましたね。

メリークリスマス to  You!

 

落ち葉

師走の週末。公園で子供達が落ち葉を積み上げてキャーキャー言って遊んでました。見守るパパママも楽しそう!

通り過ぎた私、何故か焼き芋思い出していました。風情のない私です。

小さい頃田舎では、「石焼き芋のほ~かほか」って言いながら、リヤカーに煙突付いた釜を乗せたおじさんが居たなぁ等と思い出していました。ほっかほかの焼き芋一つ、上着の内ポケットに隠して夜の塾に行ったことも思い出しました。今ならホカロンでしょうね。遠い昔の話です。

クリスマスが近づきました。皆さまお寒いので風邪引きませんように。

雪暮れて・・

休日の寒い朝、田舎に行く車中のラジオつけると、何だか気だるい、だけどニュアンスある歌声。中村晃子?という歌手の「雪暮れて」と言う歌らしい・・。

この季節にふさわしい歌だなぁ~と聞きほれていると、また渋い声の男性アナウンサーが「雪の中目的地に着く前に、日暮れてしまうことを言うのだそうです」と解説。いっぺんに情景が浮かんで、日本語って本当に、なんて美しいんだろうと思いましたよ。

歌って不思議、情景が浮かびますね。幸せなひと時でした。
ラジオもいいなぁ~。

名残り花

入院した友人見舞いに都内の病院へ。師走も半ばなのに、春のような花が咲き誇っていて。よくみるとみんなもう咲き終わりの風情。百日草でした。季節を越えて病院にくる人々を慰めているんだなぁと思い写メしました。

季節も変わって一つ一つの花は小さくなっても、健気に咲いていました。クリスマスの赤や緑の中、春色が残っていましたよ・・。

もうすぐ年も変わろうとしています。何かと忙しいこの時期、花に目をとめたり、とてもしてられませんが、いっとき愛でてみて下さい。

笑ってる暇ないかもしれませんが、チコちゃんでも見て笑ってみて下さい。作り笑いでも効果があるとか・・。ヘーッ(違う番組でした)ですね。
皆さま、お忙しい年の瀬をお元気にお過ごし下さい。

しっかり食べて乗りきりましょう。

再掲載・「あなたが大切」伝えるケア技法。ユマニテュード

何回かここでご紹介している、二人のフランス人が提案する、認知機能が低下した人への効果的なケアの技法、ユマニテュード。先日も、NHKで紹介されました。

見る・話す・触れる・立つ。
ケアが必要な人に「あなたを大切にしたいと思っています」という優しい気持ちを伝えることが出来る具体的な技術4つを柱にしています。

「見る」は正面から瞳に水平に、長くしっかりと瞳と瞳を合わせる。

「話す」はやや低めのトーンで、歌うようにゆっくり、穏やかさを心がけ、前向きな言葉で話しかけ続けます。

「触れる」は決してつかまず、持ち上げず、下から支えるようにして、敏感ではないところから触れます。ゆっくりとパーの手で広い面積で触れ続けます。
見ないこと、話さないことは「あなたは存在しない」つかんでしまうことは「強制と不安」を伝えている。介護する人は知らずに否定のメッセージを伝えているのかもしれません。

「立つ」ことは人としての尊厳を保ち、健康にいい作用を及ぼす。出来るだけ立っていられるように介助をしていきます。

ケアが必要な人が見せてくれるのは、相手の本当の姿ではありません。心の目で見てほしいのですとインストラクターはじめ、考案者のイブさんはいつも仰っています。あふれんばかりの笑顔のイブさん。なんてあったかいんでしょう!仰ること提案なさる所作・・。

普段の生活でも、この4っを覚えておくと、「あなたが大切」伝わるような気が致します。一個ずつでよいので、トライしてみませんか?
まだまだ勉強中の私も夏前、97歳の父を見送る際、折々思い出してやってみましたら、嬉しいほどの反応があって、介護する私達にも記憶に残る嬉しいやり取りとなりました。嬉しいやり取りは双方を幸せにします。有難いことでした。

ユマニテュードの学びは、専門職に限らず家庭でも実践できることばかり。知ってると知らないでは雲泥の差です。本屋さんをのぞいてみて下さい。
「家族のためのユマニテュード」も出ています。一見の価値あり!です。

地元の宣伝です。足利フラワーパーク!

私の田舎は足利市。小さい頃よく遠足で行った早川農園が、足利フラワーパークとなり、素晴らしい藤の花で有名になりました。

最近ではこのイルミネーションが大層有名で、既に行った当院スタッフも、半端なく凄い!と絶賛です。皆様ぜひいらっしゃって下さい。
ただ足利の寒さはそれこそ!半端ないので、暖かくしてお出かけ下さいね。

もひとつ有名な、ココファーム・ワイナリーもあります。お昼間訪ねるのに良いと思いますが山の中にて、なお一層の防寒対策が必要です。風邪引かないようにあったかくしていらして下さい。
足利生まれからのご案内でした。寒いですよ~。

院長先生の誕生日を祝って!

あっという間に師走。院長の誕生日です。今回は院長自ら食べたかった、チョコレートケーキをスタッフが飾り付けました。と言っても患者さんから頂いたダロワイヨの豪華なマカロンで。

このケーキ、電子レンジでチンすると、フォンダンショコラみたいになるのです。ほっこりあったかいケーキに、とろり~と溶けたチョコ。マカロンそれぞれのお味が相まって、美味しい昼休みでした。あらためてお誕生日おめでとうございます。

15分?お昼寝する先生の為にブランケット、あとシャンパン、先日アドマチ和光特集で有名になった、生ハムのような鰹節のおつまみ付きがプレゼントでした。

珍しいお花を見つけましたので

クリスマスクリスマスしてるのもやだなぁ~とへそ曲がりな私。駅の花屋さんに苺が枝になった?みたいなのを見つけました。刺々してるけど触ったら、柔らかくてぷにゅふにゅ。気に入って買いました。アメリカ産だとか・・。

あと何にしょうかなぁと見ると、純白のラナンキュロスと繊細なニゲラが。緑こい枝ものと別の花器に入れることにしてこんな風になりました。待合室で「不思議なお花。何流なの?」とご覧になる反応も楽しみです。院内の飾りやお花は全て「トーキング・グッズ」(会話の糸口になるもの)と考えています。因みに華道の宗派を聞かれたら完全に我流!です。

COPD

先日12日にアップした「大きな新聞広告」というブログで、COPDでなくなった師匠が、肺気腫の管を鼻に入れながら高座に上がられた写真で、禁煙を呼びかけてらっしゃり、亡くなられてもなおこのように公共に訴えられ、ご立派なことだと拝察しブログに上げさせていただきました。その翌日には新聞に、樹木希林さんとこの師匠が、社会に向かって発信されること自体に、本当に大きな意味がある!という記事がありました。

先日はテレビで、COPDの特集しており、偶々見ることが出来ましたが、やはり今でも530万人の患者数があり、その中でCOPDの治療を受けているのはたった26万人!と。

まずは禁煙ですが、正直医療関係者の中にも、まだまだ喫煙者が居り、率先して啓蒙すべき立場の人達が出来ていない状況です。恥ずかしいことです。禁煙支援せずして「高血圧ですね、心臓の具合が悪いですね・・」と生活習慣に関わらず・踏み込まずして検査と投薬だけのドクターがいらっしゃるのも現実です。その医療関係者がご自分の健康管理せずして、喫煙していては説得力はありません。

例えば糖尿患者さんが、好き放題食べたり飲んだり、運動もしないでいて、糖尿の薬を出したところで意味はありません。

私達歯科医院も、ご自分で自分の口の手入れもしない方に、からだを考えない食生活の方に、いくら口酸っぱく言って、定期メンテナンスに来ていただいて汚れを取っても、それは気休めの一回限りの「掃除」でしかありません。患者さんご自身が日々のホームケアをなさり、生活習慣を見直される。その上で、プロのケア(細菌のコントロールは単なる掃除ではありません)を定期的に受けてこそです。なぜなら生活習慣の上で起こるのが、むし歯・歯周病だからです。喫煙習慣と似ています・・。

喫煙は、ND(ニコチン・ディペンダンス)ニコチン依存症と呼ばれます。ですので改善が可能です。早い対応が必要です。タバコの害に熟知し、禁煙・受動喫煙防止に力を入れている医療機関は未だまだ多くはありませんが、全国に結構居られます。きちんとサポートして下さる医療者を見つけて下さい。

COPDは呼吸が出来なくなる病気ですので、ともかく早い取り組みが大事です。喫煙してる方はもちろん、禁煙された方も是非一度検査を受けてください。できれば呼吸器内科か禁煙治療していますというクリニックを受診ください。

対応できることが沢山あります、改善できることも山ほどあります。要はアンテナ貼って現実をきちんと把握し、サポートするプロの医療者を見つけ、自分の生活習慣を見直す機会になさればよろしいようです。
今一度、生前日野原先生に頂いた言葉をご紹介します。成人病と言っていたのを「生活習慣病」に変更される先鞭切った方でした。

     習慣がつくる

     こころも

     からだも            日野原重明

エリマキとかげ?

友人が入院したので元気づけによった帰り、駅前プラザのレストラン前で、スイーツ好きな家族が「エリマキとかげみたいだよ!」と。

ビックリして!なんのこと?飾ってあるリースにまさかとかげが飾ってあるわけないし・・とウインドウ見れば、クスッ!これかぁ~。

クレープみたいなのがエリマキかぁ~。まあね、見えないこともないけど・・。思わず笑った師走です。通りがかりのかたが、我ら見て笑って呆れてました。(世代によってはエリマキトカゲのCM知らないかもね・・)

深睡眠マクラ?届く!

急に寒くなった日の夜、届いた荷物は?「深睡眠マクラ?」開けたら泡盛の瓶(笑)。大学の後輩先生からでした。

同じ医局で切磋琢磨したお仲間。先日沖縄に旅行され仲良し先生方との懐かしい写メ頂いたばかりでした。美しい紅型模様の一筆箋には、誕生日祝いとありました。お送り頂いた泡盛は、「一種の深睡眠マクラです」との書き添え。飲んべーの医局員らしい最高のジョークですね。

医局時代、皆さんで手術後などいいお酒を酌み交わし、ああでもない、こうでもない・・と論議した時代が思い起こされます。先輩後輩、ない交ぜになり交流しあった貴重な学生時代。いくつになっても有難いことです。ご馳走さまです!歳を考え飲み過ぎないようにしないと、それこそすぐ寝ちゃいそうです。
いい「深睡眠マクラ」を有難う・・にならないように。
でも、まっいいか。

 

 

大きな新聞広告

先日の新聞一面に出た禁煙を促す大きな広告。
COPD(慢性閉塞性肺疾患)を知らせる意味で、先日亡くなられた落語家の師匠が酸素吸入しながら高座に上がられてる写真と共に紹介されました。
原因はタバコ。

タバコの煙!とはっきりかかれて!当院が禁煙支援始めた10数年前から、COPDの患者数約530万人は減るどころかずっと同じ。残念ながら亡くなる方も多いので数字が変わらないと言うことは、ジワジワ増えていると言うことです。

タバコはホントに百害あって一利なし。吸うとリラックスするんだから全く理がないわけではない・・等と仰る方もありますが、習慣性、依存性の強いタバコはそんな簡単なものではありません。現に今通院中のある男性も、2年も止めてらしたのに、たった一本のもらいタバコで元に逆戻り。「自分でも情けない」と仰るお気持ちに、何とかして差し上げたいとサポート中です。2年も止めておられたんですから、必ず禁煙できる方と信じています。

禁煙は残念ながら三年間は戻る可能性大!と心得て支えています。三年たてばまず大丈夫。一度禁煙に失敗した方も、今一度チャレンジなさってください。きれいな空気と爽快感を実感なされば、ご自分の健康は自分で確保出来ます。

禁煙チャレンジ!
何度でもチャレンジする甲斐をご自分が実感されます。頑張って下さい。そしてぜひ達成ください!
中央歯科クリニックは禁煙・受動喫煙防止活動を続け、なんとかお役に立ちたいと、相変わらず頑張って応援しております。

病室からの日の出!

 

40年近い親交ある友人が有明ガンセンターに入院、素晴らしい手術に加え、真心溢れるケアを受けて先日見事に退院しました。

入院中病室の窓から見えるこんな日の出に、一日の力と希望もらい、前向きに取り組めたようでした。至れり尽くせり心溢れる看護に加え、病院全体がなんとあったかい雰囲気にあふれていることでしょう。手術日に立ち会いあちこち見学して、こんな素晴らしい環境で、精鋭の先生方始めプロフェッショナルなスタッフに支えて頂けるんだ!と思うだけで、患者さんの気持ちは違うなぁ~と感じました。

あちこちに「ピアサポート」の案内も。患者さんのみならず患者家族も救われる!と思いました。病院内のコンビニには、信じられない程本格的な口内ケアの品々。当院でガン治療中の方にお薦めしているものも全部揃っており、スポンジブラシも一番良質なものが安価に紹介されていて、病院全体が患者さんを応援してるんだ!と強く感じ、他の病院もこんな風に、患者さん目線で売店の品揃えされたらいいのに!と思いました。

コンビニで見つけたこの本は、退院後の社会復帰に役立つ素晴らしい内容で、女子栄養大なら確かな内容な上、入院していた友人見ても、その治療と回復段階追った提供食に、NSTがしっかり機能していることが伺えて勉強させて頂こうと、私も早速に買いました。

病気になっても、普通の生活に早く戻れるようあちこちで応援下さってることが感じられる有明ガンセンターでした。多くの病院が、病院食に今一度更なる関心持ってくださること、「食事の大きな役割」を再認識下さることを願っております。

私達は歯科クリニックですが、このような情報もどんどんお伝えして、いつ何時どなたが患者さんになられても、口の中に関心持って下さること、食事の大切さを再認識頂き、日々実践頂くようお話ししていきたいと思います。むし歯治療やメンテナンスだけが歯科クリニックの役目ではないからです。

 

ギフトの設え

夜遅くに届いた茶色の洒落たパッケージ。何かしら?と見ると、あのメゾン・ド・ショコラの文字が。ワァ~素!と開ければ、小さな深紅の八センチ程の箱とシックな雪の柄の瓶がフィルムで固定されて。

友人の気遣いが包装に反映されてるようで、チョコレート頂く前に感激しました。さすがパリのお店。箱を開けた時から感激させられ、味わう前からドキドキしました。有名なオランジェット抜群の美味しさです。

箱を開けた時からがチョコの始まりなんでしょうね。

 

難しいにおいの問題・・

歯科医院ですからもちろん口臭には気を遣いますし、私達が口臭等あってはなりません。
スタッフ全員、昼食後の歯ブラシは、いつもながらみんな丁寧に済ませています。

先日「自分のにおい気になりませんか?」という特集がありました。
「口臭」が断然トップだったそうです。

ところが最近は「スメハラ」や「香害」などという言葉もある位だそうで、こうがいと入れても「香害」とすぐ変換しませんから、最近?の言葉なのでしょう・・。口臭等の他に自由回答で厳しい言葉が目立ったのは、香水や化粧品、タバコなどの人工的なにおいだったそうです。より気配りを求める気持ちが強くなっているのかもしれませんね。

そういえば、患者さんから香水や柔軟剤の香りがきついと、くしゃみが出たりしますと伺ったことがあり、今回の調査でも、昼は柔軟剤・夜はタバコの臭いで窓を開けにくいといった男性の声もあるようでした。

またにおいは「懐かしく感じたり、嫌な気持ちになったりと不思議な存在」「今の日本ちょっとにおいを気にしすぎ」「あまり気にしない社会にするのがよいのでは」とおおらかに構えたら?という意見も載っていました。

季節を感じる良い香りや、愉しい記憶につながる香りがある一方で、生活の中では不快なにおいにも遭遇します。中でも自分や他人の臭いは、当人は気づきにくいだけにデリケートなようです。特にタバコの臭いは、禁煙されたご本人が、以前吸ってた時には気づかなかったけれど「タバコって、服についたにおいも、喫煙OKのお店も臭いね!自分の息も臭かったんだろうね」とほとんどの方がおっしゃるほどです。

ただ口臭も、お手入れがされていない場合の口臭と、何かを召し上がった後の口臭もあり、又唾液が減ってお口が乾き気味で口臭が強い場合もあるので、気になるようなら歯科医院で調べて頂くことをお勧めします。
口臭はないのに周りの人がそういう目で見るの・・と気にし過ぎの場合もあります。気にすればするほど、余計口って又乾くんですね。緊張してもそうですから・・。

いずれにしても、歯科医院でお口の現状を診て頂いて下さい
くれぐれも、一人で悩むことはありません・・。

クジラの胃から・・

皆さんご存知のニュースですが、新聞の記事そのまま載せさせて頂きます。

流れ着いたクジラの胃の中から、大量のプラスティックゴミが見つかりました。ポリ袋やペットボトルはもちろん、サンダルまでも。
その重さは約6キログラムになったと言います。インドネシアであったこの出来事から、海洋汚染の深刻さが見えてきます。

http://t.asahi.com/uluf

先月来、プラスティック製ストロー廃止などニュースになっていますが、このクジラのニュースは現実の深刻さを伝えています。私はめったにストローは使わないので、なければないで、飲み物もいただけるのに・・と思ってしまいますが、そうもいかないのでしょうか?

スーパーの袋の問題とか、自分事として考えないとならない事態になったと感じます。
便利が当たり前になった今、振り返って、自分なりに自重することは出来ると思っています。やるかやらないか・・。自分一人直して変えたからってどうにもならない!じゃなくて、ちりも積もれば・・ですね。自分事として何とかしなければと、痛感させられる記事でした。

 

空見上げれば・・

寒くなったとは言え、お昼間は正に小春日和の暖かさ・・と言っても、暮れの12月。
いろいろアッと言う間の一年も最終月。見上げれば紅葉した桜の樹の合間に青空。前に進むしかないなぁ~と早足になりました。

一日一歩、三日で三歩、三歩進んで二歩さがる!って水前寺清子の365歩のマーチだったっけ・・。古い歌だなぁ。だけども人生そのものだとようやく気づくのでした。二歩下がっても一歩は進むのだから、まっ!いいとしましょう。
皆さまもおからだお大切に、忙しい12月を元気にお過ごしください。

 

さすがガン研有明病院

お見舞いに出向いた有明のガン研。入口手前の駐輪場?公園?の植え込みにこんな立て看板。

文章がキッパリして気持ちいい位。ガン専門病院として日々、診療にあたるだけでなく、日本ではあやふやなタバコについて、改めてキッパリした姿勢を示され、ガンに立ち向かう先生方、病院の気がまえを感じました。

12階から下の屋上庭園見れば、ベンチの一つひとつに「禁煙看板」と啓蒙の文字。ガン手術なさりながら、タバコの健康被害感じる病院の心意気、十分に感じました。上っ面の禁煙・受動喫煙してる病院や公共機関など大いに見習って欲しいものです。

猫の舌「高性能ブラシ」 

朝日新聞の記事によると、猫の舌がザラザラしてるのは、唾液をうまく使って毛づくろいするため!こんな発見を米ジョージア工科大の研究チームが発表したそうです。

舌の表面に数百の小さな突起があり、先端についた唾液を体の隅々まで届ける高性能ブラシのような機能が備わっていたということです。唾液がからだを清潔に保ち、体温を下げる効果もあったようで、一回舐めるごとに最大4マイクロリットル=目薬一滴の約十分の一を毛や皮膚に擦り付けることが出来ているという。突起の先端にはU字形のくぼみがあり、そこに唾液がついて効率よく体の奥に運べるとのことです。

私達、人間も最近、唾液の大切さに注目が集まっています。
口の中を潤すだけでなく、洗い流し、中和させ、虫歯歯周病予防に貢献します。又食事を飲み込む際唾液は大いに活躍し、又唾液がなくしてごっくんは出来ません。言葉をしゃべるにも唾液が滑舌を良くし助けてくれます。

猫の記事でしたが、人間は毛づくろいはしないものの・・大切さは同じだなぁ~とつくづく思える記事でした。
猫ちゃんは起きてる間の四分の1を毛づくろいに使っているそうですから、唾液の為にも舌の表面の状況と働きは凄いものですね。面白い記事でした。

私淑

私(ひそか)に淑(よ)しとする意だそうです。
直接に教えを受けてはいないが、その人を慕い、その言動から学ぶことだとも。

何か問題にぶつかった時、自分自身、「あの人ならどう考えるだろう」と思う方がいるというのは、実に幸せなことかもしれません。

惜しまれつ亡くなった吉本隆明さんの本はそう多くは読んでおりません・・と言うより、恥ずかしながら難しくて理解できずに、遠のいたものですが、知り合いのフランス人が
吉本家と親しくされていたこともあって、関心をもって見聞きしておりました。私は読者とは言えない読者ですが、文学や人生、生活のことにまつわる著作から、間接的にぼちぼち多くの視座を頂戴しました。晩年をルポした番組で、その人となりが著明に映し出され、友人が虜になったことを垣間見る思いでした。
番組では「今も様々なことを考えています」と86歳でらしたでしょうか?述べていらしたことを思い出しました。

ある方が、この言葉を受けて、夏目漱石が芥川龍之介に寄せた言葉を思ったとある記事に書いてらっしゃいました。次のような言葉だそうです。

 「牛になることはどうしても必要です。我々はとかく馬になりたがるが、牛にはなかな
  かなれないです」        

あらためて自分の浅さを思い知り、そして言葉を知らないなぁと、痛感します。

紙の感触と文字の様子で、読みたい本を選び、林や緑の中に座って、海の見えるベンチなどに座って本を読みたいなぁ~と思ったりしています。

12月になりました。