一昔前なら、入れ歯ということも公言せず、ひっそりと使われていたかと思います。ここ数年でしょうか?入れ歯の安定剤の宣伝がはなばなしくて・・。
昨日はその宣伝のキャッチコピーにびっくりしてしまいました。
「しっかり食べて、思いっきり生きよう!」でした。
命ある限りご自分の口でご自分で普通のご飯が食べられる これが最高です。義歯の安定剤もいいかもしれませんが、出来ればじょうずな歯科医に入れ歯の調整してもらうとよろしいと思います。安定剤をいつも使ってるのはあまり感心しません・・。
健康応援ブログ
一昔前なら、入れ歯ということも公言せず、ひっそりと使われていたかと思います。ここ数年でしょうか?入れ歯の安定剤の宣伝がはなばなしくて・・。
昨日はその宣伝のキャッチコピーにびっくりしてしまいました。
「しっかり食べて、思いっきり生きよう!」でした。
命ある限りご自分の口でご自分で普通のご飯が食べられる これが最高です。義歯の安定剤もいいかもしれませんが、出来ればじょうずな歯科医に入れ歯の調整してもらうとよろしいと思います。安定剤をいつも使ってるのはあまり感心しません・・。
爽やかな10月とはいえ、遠く山形酒田の地に、全国からかくもたくさんの歯科医療従事者が集合する。酒田市のタクシーはぜーんぶ庄内空港と東北公益大学の往復に取られてしまうのではないか?と思うくらいの大人数の大移動です。空港で予約した医院の名前をかざす運転手さんの風景は、やもすれば昔の温泉地?でしょうか。
オーラルフィジシアン・チームミーティングもこれで何年になるでしょう。朝4時の自宅近くの羽田行きバスに乗り、朝六時過ぎのヒコーキに乗っていざ酒田へ。9時の開始には全国各地からドクター・歯科衛生士・コデンタルがこんなにたくさん集まるなんて・・!
昨年10月・NHKプロフェッショナルに満を持して登場された、歯科医師 熊谷崇先生んのコンセプトに共感し、歯科医療の改革を目指す我々の集合です。もう10年以上のお付き合いになる先生方、最近ご一緒するようになった先生方。どの方もここに来る労をこぼす人などいません。それよりここに来なければ得られない情報以上に、おなじものを志す仲間との「変わらぬ強い絆」を又結びに来るのかもしれません。
来るたび、会うたびに強くなるその絆は、いつも患者さんへの”まなざし”。緊急になってから、困ってから、何かあってからの従来の歯科受診でなく、患者さんのお口の健康、症状なくとも進んでいる歯周病含め、削ることはすぐ必要なくとも初期虫歯などないか?手を下す前に、守れることがたくさんあることをお伝えして、患者さんご本人に気づいていただき、ご自身の健康は自分で守れることを理解頂けるようにし、患者さんと共に
問題解決に向かうのが今の歯科医療です。
今回アメリカの先生から、あらためて患者さんご本人が参加して初めて、歯科医療が成り立つという基本的なことが再確認出来、そのために医療者に必要なスキル以外の、大切な
要素や知識があらためてわかりました。病気を見ずして人を診よ・・と言われて久しいですが、私達歯科医療従事者の人間も問われていることを痛感しました。
名だたる研究者や臨床医に混じって、今回初めて歯科大学生が発表されました。聞けば
一般職を経験された後、思うところあって人生を考えてらっしゃる時に、熊谷崇先生の
歯科医療のイノベーションを知り、歯科大学に編入された方でした。発表内容にも心打つものがありましたが、この世界しか知らない私達にとって、ビジネス社会を経験された後、歯科医師を目指してらっしゃるその孤高な、崇高な思いを伺って感動しました。発表後称える表彰があるのですが、その場も遠慮されたようで、とても謙虚でわきまえた方だなぁと思いました。このようなことは以前でしたら、大学の医局で先輩方が教えたものですが、医局というものが随分と緩やかな雰囲気?になった昨今、このような”礼儀”や”たしなみ”というものを教える人が少なくなったのはとても残念なことです。このことは、インプラントの第一人者・小宮山先生がご発表の中で、強くおっしゃったことに等しく、医療者としての「立ち位置」と言えることかと思います。
すべての発表者から得るものは大きいものがありましたが、とりわけ小宮山先生が、歯科医療従事者としての「たしなみ」をきちんとおっしゃったことは、何より気持ちの良いものでした。ドクターである前に人としてあるべき姿。スタンダードのステキさを存分に伝えて下さって、今だからこそとても新鮮でした。
どんなに新しい情報や新しい器械揃えても、基本がきちんとできていないことには、いかんともしがたい。それは、たった一枚の情報提供の用紙を書くことから、医科の先生にお伺い立てる時に、同程度の知識を持ち合わせているか・・にまで及ぶものでした。刺激たっぷりの2日間でしたが、あとでレポート読めばわかるでなく、あの場で同じ志の仲間と時間と感動を共有することが、患者さんに正確に意義あるものとして伝わる原動力と思いながら帰ってきました。疲れましたがこの心地よい疲労感は、必ずや患者さんに伝わる「大きな力」になると信じています。スタッフの感想文が何よりそれを物語っています。皆様に還元できるように、医院全体で前に進みます。 院長 奥富史郎
急に寒くなりました。
先週くらいは昼間半袖の日もあった位なのに、いきなり北海道では40センチの雪。札幌の友人からは「新鮮な雪いりませんか?」と言うジョークのメールが届きました(笑)
この時期気をつけないといけないのが、”ヒートショック!” お部屋による温度の差が健康を害するというものです。特に冬のお風呂です。
寒い部屋 → 寒い脱衣室 → 熱い湯船 と心臓に負担がかかります。
順繰りに室温が上がるように、脱衣室を少しあっためて、お風呂もほどほどの熱さで。
肩までドップリでなく、半身浴で・・と。
亡き主人の父は無類のお風呂好きでしたので、お元気な頃「お風呂に入る前に、コップ1杯のお水飲んでから入って下さいね」とお願いしました。いうこと聞いて下さり少し安心しました。長風呂でしたので、途中で母に”声かけて下さい”ともお願いしたことを記憶しています。健康長寿の源のお風呂。冬はこんな危険が潜んでいるので、みんなで気をつけましょう。
Dentapple!
テレビでご覧になった方も多いと思いますが、リンゴをかじって歯の検診できるという面白い取り組み。リンゴ農家さんが考えました。
長野・松本のリンゴ農家さん、リンゴの消費量が1世帯当たり25%減少に危機感感じ、その息子さんがこれを思いついたそうです。
そのきっかけが「リンゴを食べると血が出ませんか?」というよくあるフレーズ。
実際は
リンゴを前歯を中心にかじってもらい、歯型の画像を送り、5項目の質問に答えるというものです。24時間以内にリスク判定して、結果が送られ、その後歯科衛生士からアドバイスが届くのだそうです。
一個200円というリンゴで、あとはスマホでできるそうですが、歯科医院で定期メンテナンス受けていない人が、受けるきっかけになればいいですね。
まさかに歯科受診と同じ検診ではないですが、お口の中に関心が高まり、ほんとの目的?
リンゴの消費が増えたらいいですね?
最近のリンゴ。
産地で食べたり、直送はおいしいけれど、スーパーなどのは香りも歯触りもいまいちなのが多く、おいしいのを買おうと思うと、とてつもなく高い!のがリンゴ離れの理由と思います。私もリンゴ好きですが、久しくおいしいのに巡り合えません。先日、新宿高野で
おいしそうなのを見つけましたが、小さいの1個が800円でした!
最近はトマトもリンゴもただただひたすら甘いだけで、香りと多種との違いがはっきりしてないのも残念です。昔あった「インドりんご」なんて食べたいですもの。たまたま訪ねた群馬県沼田の市場で地元の方が、袋詰めして買っていた「名もないリンゴ」の美味しかったこと!車に乗せて帰る途中、社内がリンゴのにおいに包まれて、幸せ気分でした。
紙風船。この何でもない昔からのおもちゃですが、最近みえるお子さん方に、膨らませてみてね・・というと、「エッ?」という顔をされることしばしばです。この素朴な風船は今的じゃないかもしれませんが、膨らます・手でほおって飛ばすという単純な遊びの中に、大きな要素を含んでいます。これがなかなか膨らませられないのです。大・中・小とある小さい風船でもです・・。なので家で「プーッ」と膨らます練習してねと差し上げています。昨今お鼻で呼吸せず、口呼吸も大きな問題となっていますが、このような単純な遊びがないのも気づかない一つかと思います。この紙風船、口の周りの筋肉鍛えるにも、お口の容積大きくするのにも大いに役立つでしょう。手軽で安価ですので是非ご利用ください。これができればゴム風船の長ーいのも膨らませられますね。顎が育ってお口の容積大きくなれば、歯もちゃんと並びますものね。何気ない遊びが体つくりの役に立ちます。
随分前に、フランス人イブさんの新しいケア?の形、ユマニテュードご紹介しました。その後日本全国で大きなうねりが出来、イブさんも看護士さん・介護職さんへの講習会を頻繁に開かれているようです。フランス滞在長かった人に言わせると「あたりまえのこと言ってるだけよ」とおっしゃいますが、文化の違いもあって日本ではなかなか難しいのでやれていないだけだと思います。
この度NHKで三夜連続「認知症」の番組があり、中盤にイブさんが出演され「ユマニテュード」の実践をされました。
イブさん言う「ユマニテュード」とは①見つめる ②話しかける ③触れる
この三つにつきます。
それならやっています・・と言いたいところですが、頑なになられたり、抑制が効かなかったり・・の方々に、イブさんがこの三つをなさっただけで、ヘルパーさんが
「ウッソー!」と涙出すほど、患者さんが変わられるのです。私も初めてみた時同じように「ウッソー」と思いましたが、よくよくイブさん見ると、①見つめる②話しかける③触れる、が本質的に全く違うと気づきました。
イブさんはまず、”相手を人間として接すること” ”認知出来なくとも、生きる喜びは忘れていないと尊敬していること” これに尽きると感じました。
認知症が進んでも、様々な能力が隠れていることを認め、誰か?はわからなくとも”感情はわかる”と認め、ひたすら見つめる目は強くなく優しく、話しかける言葉には深い愛情あふれ、触れる手は柔かく優しく。
現場でベッド上の患者さんの体位を変えるヘルパーさんが、黙って患者さんを動かそうとしているのでNON!と。「ハーイ、こちら向きましょうね。そうそう、痛くないですか?ゆっくりでいいですよ」と話しかけながらなさることをすすめていました。
そういえば、最近赤ちゃんのおむつを替える際に”一言も言わず” 極端な例がスマホ片手におむつ替える人もあると聞いたことがあります。こちらも一緒で、黙っておむつ変えるのでなく「冷たかったね」とか「気持ち悪かったね」とか言いながら赤ちゃんの目を見ながら話しかけながらがコミュニケーションのスタートです・・と小児科の先生方もおっしゃっておられます。
まぁ日本では、他人とハグする習慣もないし、ハグしたりしたら照れますし、文化習慣の違いとはいえ、イブさんが日本語もお出来にならないのに、見つめたり、さすったり、フランス語で話しかけただけで、高齢者や患者さんがニコッと笑ったり、おだやかになる様子には、本当に驚かされます。まさに魔法のよう!
☆深い思いやりを持ってすれば、介護者そのものが「薬になる」
このイブさんの言葉に大いに納得し勇気づけられて、出来ない理由を探さず、出来るほうに向かいたいと思ったことでした。
当たり前と思うようですが、最近待合室でスマホをする方はあっても、若い方で持参の本を読む方はかなり珍しいです。今日の男子学生さんは、予約の時間よりかなり早く見えて「待ちますから・・」と。カバンから出した本を熱心に読んでいます。他の患者さんがご覧になった本をかたずけに行った折「何の本をお読みになってるんですか?」とお聞きすると、照れたように差し出されました。”マッキンゼーの・・” 何やら面白そう。大学に入り授業も面白くこの本はホント面白いんですよ・・とのこと。
中に日本の外交は云々書いてあったので、実はね”日本の医療もそうなのよ。なので私達オーラルフィジシアン”というグループ(熊谷崇・日吉歯科)に属して、患者さんに利益になる歯科医療を勧めたいと思っているの・・と、ちょっと唐突と思いましたが、本の内容にひっかけて話してみました。興味持って下さったので、日本の健康保険が疾病保険と言って、病気を治す為の保険で、予防する保険でない事。その為に削らなくてもいい歯を削ったり、いじらなくてもいい歯を早めにいじったりする医療が後を絶たないこと。そうでなくするために、当院では皆さまにお口の中の資料取りをしてご説明し、ご自身に理解いただいて、どうしたらお口の中をよい状況にできるか?ご一緒に考えて頂き、診療進めていきたいのですと。スタッフも技術もスキルップの勉強もしますが、機会あるごとに、国内外のドクターの講義を聞いて新しい情報なり、今海外ではどのように考え対応されているのかなど、・・外も知って情報収集に努め、見極めて患者さん方に良かれと思うことを提供したいと考えていますと話しました。
学生さんってこんなにわかってくれるんだ!と、真剣に聞いて下さる目を見て、若いって真綿のように吸収早いなぁと感じました。だからこそ、正確で裏付けのある情報を提供したいと思います。
話し終って又、大事そうにページをめくる学生さん。”紙の本”を持ち歩く様子をなんだか嬉しく思いました。スマホやタブレットで本は読めますが、やはり私は紙の本で読みたい。本は紙質・意匠・文字の様子など小さい総合芸術です。本は世界を広げてくれます。
今日は久しぶりに、楽しみな学生さんに会えてうれしいひとときでした。
最近お馴染みになりましたお薬手帳ですが、朝霞発祥!ってご存じでしたか?私達もこの度初めて知りました。この手帳は受診の際情報を共有し、お薬が重複して処方されるのを防ぎ、またお薬同士相性の悪い薬が処方されるのを防ぐ意味があります。また、薬により心配される副作用を軽減したり、のんでいる薬により控えた方が良い医療処置に目を光らせる意味もあります。何れにしても、患者さんご自身に飲んでいる薬への関心を高め、医師とのやり取りがズムーズに行くような情報提供、ある意味カルテ開示にもなり、安心安全に医療を進める上で、とても良いピクトグラムシールです。当地区の薬剤師さんのご尽力により出来上がったものです。全国に広まるといいなぁと願い紹介させて頂きます。患者さんのご子息で薬剤師さんがたまたま携わっており、資料とシールお持ち下さいました。皆さんのお役に立てれば幸いです。(HPトップページ左端に、BP剤のボタンもありますので、そちらもご覧ください)
長くメンテナンスにお通いのアメリカの患者さん。アメリカに帰国の度いつもデンタル関係のお土産を下さいます。この度はこの2つ!一つは患者さんご自身が、歯ブラシするだけでなく柔らかい歯石!?をご自分で取ると言うものです。形は歯科衛生士が日々使うのと、よく似てはいますが刃先はありません。なるほど!と安心はしました。本物はプロが使う先端が命の器具です。歯石取る道具は、歯科衛生士の大切な器具で、その先端のシャープニングには技術が必要で、当院の歯科衛生士が一番神経使って手入れに勤しんでるものだからです。もう一つはなんと!穴が空いた歯に自分で埋める材料と器具。これにはただ!びっくり!材料の中身は何?と今から調べるつもりです。やたらに詰めれば、かえって症状出るのでは?て心配になりますが、この2つとも、健康保険がないので受診の度医療費が高額なアメリカならではの発想でしょう。予防のメンテナンスは、自分で任意で加入の他の医療保険で負うにせよ、歯科受診はかなりの高額と聞いているので、このような商品が出回るのです
ね。自己責任なんでしょうが。日本のように皆保険とは事情がちがうのでこうなるのでしょう。日本でも高齢者が爆発的に増え、健康保険が破綻の危機も言われる中で、大いに考えさせられるお土産でした。この患者さんはからいつも色々教えて頂き、有り難く思います。
高齢者が増えていることは周知の事実ですが、このところテレビ・雑誌・果てはスーパーの食品の案内にまで、”認知症予防に・・オイル”とか花盛りです。
そんな中、私たちにも身近な「ガム」も!有効!
朝起きてまず、カーテン開けて、陽の光を浴びたら、「ガムを噛んで咀嚼して脳を起こす」事が有用だそうです。当院でもキシリトールガムは皆さんにご愛用頂いておりますが、虫歯予防だけでなく「認知症予防にも有効」ということですから、あらためてご案内しようと思います。当院のガムは、入れ歯にもくっつきませんし、仮歯(Tek)の方には要注意ですが、唾液を促進するためにも、うまーく患者さんに合わせてご利用いただけるように、ご案内したいと思います。
いずれにしても、噛むこと!(咀嚼)がいかに大切かということですね。
11月も半ば近く、この辺ではインフルエンザの前に、幼児にかなり溶連菌など出てきました。当院では以前から受診前に石鹸による手洗いをお願いしており、お済みになってから呼びするようにしております。「今家出るときに歯は磨いてきましたよ!」とおっしゃる方にも、恐縮ですがお願いします・・と受付でお願いして、うがい手洗いしていただき
今ではすっかり習慣化しました。
このうがい手洗いの習慣が、転じて歯ブラシ・デンタルフロスへの習慣につながっていると思います。良いことは、きちんと意味を伝えて続けていただこうと思っています。
ところが昨日のテレビによると、なんとトイレのあと手を洗わない人が 15・4%!!
今朝の番組でも、その場のネットの投票で下記のようでした。
・石鹸で洗う人 6099
・水で流すだけの人 20912
・洗わない時もある人 9447
・洗わない人 1685
ちなみに、どうせ洗うなら、石鹸で手のひら指の間を洗わなければ意味がないそうです。
トイレ後に手を洗わないなんて、いくらおしゃれしてたりしても幻滅ですね。もしその方が家庭や。お店でお料理する方だったら・・。ぞっとします。
今トイレ後流すのも、蓋しめて流さないと、周りに飛び散ることも証明され伝えられています。周りにもずいぶん飛び散ってるんですよね。
日本では抗生剤の多用により、感染症にお薬が効かなくなってきたと指摘されています。まんべんなく栄養取って、軽い運動して免疫高めても、どんどん強くなる感染症の原因菌から身を守るのは大変です。せめて、トイレの後は石鹸でよく手を洗い、ハンカチやタオルでなく、使い捨てのペーパーで手をふく。この位は習慣としたいものです。
連休の一日雨でしたが、どうしても行きたかったロダン展に行ってきました。静岡県立美術館です。新幹線でと思いましたが、久しぶりに車で行きました。どんより雨空の中、久しぶりの東名は何も見えずじまいでしたが、低気圧の影響で山々に雲と言うかガスって幽玄な雰囲気。紅葉始めた美術館につくと雨のせいか人もチラホラ・・。
まずエントランスでは、竹林をバックにイサム・ノグチの彫刻が。その空間の作り出すえも言えぬムードに高鳴る期待を持って、お城のような階段を上がっていくと、目の前に広がる静寂で大きな空間に息を呑みました。スゴイ!
本や映像でしか見たことのないロダンの作品。
来てよかった!とはやる気持ちを抑え、広ーい会場に点々と置かれたどの作品も迫力と言うより迫るものがあって、ずっとここに居たいなあと思うようでした。お天気悪いことが幸いして、ゆっくりと鑑賞でき、地獄の門の大きさにびっくりするとともに、絨毯に投影された上田敏・夏目漱石・森鴎外の訳文を何度も読みなおしては地獄門に目をやりの繰り返しでした。
2時間ほどいたでしょうか?去りがたい気持ちを抑え美術館をあとにすると、黄色く色づいた木々が雨に洗われてきれいな色を増していて、尚の事先ほど観たロダンの彫刻が
際だって脳裏に浮かぶ帰路でした。来てよかった!
10月4~5日山形県酒田市・東北共益大学に於いて。
熊谷崇先生率いる・チームミーティングに参加した感想文を
掲載いたしました。
HP クリニックご案内→セミナー歴をクリック下さい。
年一回の知る人ぞ知る、栃木県足利市のココファームワイナリー収穫祭。今年も11月14 15と開かれます。山全体に生の音楽が響き、美味しいワインにお食事と魅力満載。毎年すごい数のお客様が全国からいらして、足利市内のタクシーはピストン輸送状態です。今年は朝8時から9時。新宿からバスも出ます。早いもん勝ち!昼間は暑くとも(飲むから余計)夕方は山なので気温下がります。その用意をしてお出かけ下さいね。かく言う私、足利が故郷なんですよ。ココファームのココは、知的障害の方々がイキイキ楽しく暮らす”こころみ学園”が母体だからです。亡き川田昇園長先生が、園生達みんなと開墾してブドウ畑にし、斜度30度の山に苗を植え、ブルースガットラブさんと言う醸造専門家の協力を得て、皆で丹精込めた結晶が一瓶にびっしり詰まっています。「やったんベー精神」に溢れる美味しいワインをどうか皆様お試し下さい。インターネットでご覧になり、ご注文も通販で出来ます。都内のビストロやレストランでも、ご愛用下さる所が増えていて、とても嬉しいです。
11月に入りました。いやーあと2か月で2015も終わりかぁと思うと気が焦りますね。もう既に9月の終わりころからデパートには、お節料理の案内してるし、お歳暮の分厚いパンフレット届いたし。何よりプレッシャーなのは週刊誌。「今からでも間に合う大掃除の秘訣!」とやら・・。毎年これで焦りまくるのですよ。未だ2か月あるじゃん・・と思ってると、あっという間に12月になって、アレよアレよという間にクリスマスどうするの!?となって、その内あっという間にお正月だもの。
各社の月刊誌に、何々家のお正月風景とやらで、立派なしつらえのページ拝見すると卒倒しますね。名家と言われる奥様方は本当にお偉い・・です。表彰状!
今年もやんごとなく追われれば〇と思って、自分のペースで無理なくやろう!なんてことだから、毎年焦るのよね。でも、仕方ない仕方ない。マイペースでいきましょう。といいながら焦ってる私です。
このところ、小さい子供のマンションなどからの転落事故が多いのを受けて、最近のお子さんの動きや、住宅事情に詳しい専門家の番組を見ました。よく言われるベランダだけでなく、出窓やトイレの窓からも事故はあるそうです。びっくりです。
その原因の一つとして上げられたのが、「高所平気症」という初めての言葉。
当たり前の恐怖感を持たないんだそうです。福島学院大学・織田正昭教授によれば、子供は4歳までに感覚の8割が出来上がるのだそうですが、地面というものを知らせないで育つと、「高さを自覚できなくなる」のだそうです。たとえば、子供を外に連れ出して、滑り台・ブランコ・鉄棒で遊ばせて、高さ感覚を養うなどでずいぶん違うとの事。行動パターンを変えないと、大人になっても直らないと警鐘を鳴らしていました。
また、高層マンションでなくとも、マンションのベランダの手すりには工法上110cm以上としか制約がなく、ベランダに網目状とか、桟とかの飾り、エアコンの室外機、植木鉢など。子供にとってはいくらでも足を引っ掛けてのぼる手立てになるそうで、お話聞いていて怖くなりました。
たった5分、お母さんがゴミ捨てに降りて行った間に、お母さんを追ってベランダから身を乗り出しついでに落下。また寝室のベッドが窓にぴったりだったので、その上に乗ってカーテンで遊んでいるうち落下!なんていう事例もありました。どちらも身近にある話でぞっとしました。
スタッフと話しましたが、そういえば遊園地の高さがある乗り物なども、最近は結構小さい子が平気ですよね!?なんていう話もあり、「高所平気症」ということをみんなが意識するべきと感じました。
「子供は風の子」と昔から子供は丈夫なんだからと思っているだけでは大変。大切なお子さんを怪我や事故から守るために、最近のこのような状況は知っておいても損はないと思いました。
事故起きてからでは、当事者はもとよりみんながつらいですものね・・。地面で遊んだり、自然の中で感覚を養うなど気をつけたいものです。
再放送あったらぜひ見て頂きたい番組に出会いました。
NHKBSで一昨日放送の、「一本の道~フランス」期待を裏切らないすばらしいものでした。日本人の女性と、19歳のフランス人の女性が1週間で80キロの道をただ歩くのですが、行き先々の田園風景の素晴らしいこと! 又その都度出会う人々のステキなこと。
分刻み・電車が2分遅れても車内放送がある日本では考えられない、豊かで豊穣な時間を堪能しました。
ただ歩くので足も痛くなったでしょうに、レポートするお二人の感受性の豊かさの見事。
途中雨が降りだし、日本女性の方は慌ててパーカーのフードをかぶったものの、フランス女性の方は、何事もないようにもちろん傘はささず。フランス人って普段からあまり傘さしませんが・・。
日本女性が「雨、平気なの?濡れるわよ・・」と
するとフランス女性19歳「雨好きだから大丈夫!」
「どうして?」
「雨には、匂いがあるから・・」とフランス女性
いかにもフランス人・・と二人の会話と映像に見入ってしまいました。
過酷な渓谷を歩き、フランスで一番美しい村へ。そして王室が愛したムスティエの陶器。
時間を忘れて至福の時でした。それにしても独学で日本語を学んだという19歳のフランス女性の知識の豊富さと気配り。日本語は日本のアニメの魅力に取りつかれて自ら学んだそうです。敬語も何もどうして学習なさったんだろうと驚愕しました。何より日本の19歳よりずーっと「大人」だなぁと。フランスと言う国をあらためて見直す思いでした。
雨の匂い・・って。
すばらしい感性、そして自然に表現できるってなんてステキでしょう。
再放送あれば、是非にごらんになって下さい。素晴らしい番組です。