歯ブラシを共用!?

連休中の面白い新聞記事ですが、にわかに信じ難いので、ご紹介するのを躊躇っていまし

たが、やはり書きましょう。テーマは「家族と日用品の共有に抵抗ある?」です。

私達日本人って、ご家族でご飯茶わん・お椀・お箸それぞれ決まっていませんか?それが

普通と言ったら、そうでないご家庭もあるかもしれませんので語弊があるでしょうか。

ところでテーマの「抵抗感のある日用品のトップ」は歯ブラシでした。そうですよね!

順にお箸・枕(枕カバー)・バスタオル・フェースタオル・ご飯茶わんと続きます。2446

人にアンケート取った結果だそうです。

今回のアンケートで、「抵抗がない」派の共用に対する考えは「特別に意識したことな

い」「家族なので当たり前」「家計にも環境にも優しい」が上位を占めたそうです。

大阪の男性(66)と妻は、それぞれの部分入れ歯を一つの容器に入れ、一緒に洗浄薬

につけている、「この方が薬剤量と洗浄の手間が少なくて済むと意見が一致、今まで

特に支障ない」とのことです。予防をベースに診療している歯科としては、びっくり!

虫歯も歯周病も原因菌の感染症なんですけど・・と言ったところで、この仲良しご夫婦には

聞いていただけないでしょうか?ご理解いただくの大変そう!です。

一方、「抵抗感がある」派の理由のトップは「不衛生だから」がトップ。そうですとも。

水虫・結膜炎・インフルエンザ・・。自由回答では、。タオル・コップ・箸・バスマットなどを

共用したため家族に移ったとされる経験談が何件も記載されていたようです。

共用したくないトップの歯ブラシはでダントツ一位で、「これだけは絶対無理」と読者の

嫌悪感は高かったようです。それでも「抵抗感がありつつも、実際は家族と歯ブラシを

共用している人が11人も」いたという事実も報告されています。

この記事を書く記者の方も一人暮らしの時、急に泊まりに来た同性の知人に「君の歯

ブラシ使わせて」と頼まれた経験を持ち、ある女性(72歳)は40年以上前、弟さんの

縁談相手が「女性上司の家に泊まらせていただいた時、翌朝、お借りしましたぁと言いな

がら上司の歯ブラシで歯を磨いていて、それを聞いたお母様が「そんな育ち方をした人は

ダメ」縁談が壊れた」エピソードを伝えています。まあ40年前ですからね。今でしたら

こんなこと言う人もする人もいないと思いたいです。今では赤ちゃんに周りの方から虫歯

菌はうつる、だからお世話する方がまずお口の中を清潔にしないといけないと皆さん

知ってらっしゃるからです。家族のために一生懸命働くお父さんの、洗濯物は別に洗うと

いうご家族もいると聞いて大きなため息出てしまいました。共用には衛生的な理由がある

ものと、感情的な抵抗感あるものとそれぞれのようですね。時代とともに大きく変わって

きてるいるようで、複雑な思いでこの記事を見ました。あなたのご家庭はいかがですか?

 

 

バラが咲きました

SH3J0129我が家のバラが今年も咲きました(*^_^*)

カイガラムシにやられて一時期は全滅かと思いましたが、いつの間にか蕾がいくつも膨らんできました。

バラは虫が付きやすくて難しいですね(>_<)

 

 

           受付 小室

豊かさ

芍薬の季節も終わろうとしています。今年も患者さんからお庭に咲いた真っ白な芍薬を頂

きました。待合室が何とも品のよい5月の香りになりました。来院の皆様大喜び。

誕生日だった私にも、大輪のピンクの芍薬をスタッフからもらい、ゴージャスさにしばし

見とれました。「ワーッ」と思うステキさでした。赤ちゃんの頭ほどの芍薬の中に顔を

うずめ、香りをからだいっぱい吸い込みました。あー幸せ!

今日は前もってご予約いただき、イギリス駐在中の患者さんがお仕事で帰国のついでに

メンテナンスに来院されました。以前より、お人柄あふれる穏やかな雰囲気をお持ちで、

このような方を「顔施」のある方というのだろうなぁと思っておりましたが、久しぶりに

お目にかかって、更にそのおもいを強く致しました。もとより恰幅のよい方ですが、

実に健康感にあふれ、お顔の表情も前にもまして穏やか、しかしながら目ははっきりこち

らを見ながらもあくまでも眼光は柔らか。きつくはないのに意志を感じる眼差しです。

このようなジェントルマンな風情はどうしたら・・?と思ってしまいました。イギリス中心

に精力的にお仕事してらっしゃるようで、少し伸ばされたお髭は、アフリカ・中東の仕事

用です!と笑わせて下さいました。

イギリス・ロンドンと言えば今、布袋・今井美樹夫妻が移住して、自然環境の中で新しい

音楽を発信しています。先日今井美樹が、敬愛するユーミンの楽曲をロンドンで吹き込み

発表しました。早速買って車の中で聴いていますが、ロンドンの風を感じるユーミンです

そういえば葉加瀬太郎もイギリス在住。イギリスに住むようになって世界感変わりました

あらためてクラシック勉強し直そうと思ったし、バイオリニスト古澤巌さんの活動みて、

まだまだ勉強だなと思ったんですよ・・とTVで言ってるのを聞きました。

今日見えた患者さん、お忙しい日々ですのに、このゆったり感のステキさ。イギリスとい

う国にいらっしゃるから?イギリスの豊かさの基準が違うからかしら・・と思いました。

夫婦でよく散歩しますよ・・とおっしゃる患者さんの穏やかな佇まいに、大きな示唆を頂き

ました。そうそうクルマ好きの院長に「イギリスではランボルギーニ・フェラーリとかが

普通に走ってますよ!」と刺激的なことをおっしゃって羨ましがらせてくださいました。

お忙しい中、メンテナンスにご来院ありがとうございました。メンテナンス個室の大きな

窓の外に、樹々の葉がたっぷりと風にそよいでいます。豊かさってなぁにと問いかける土

曜日の昼下がりでした。

 

 

 

 

 

谷川俊太郎さん

先日の佐和子の部屋に、詩人の谷川俊太郎さんが出ていました。昭和5年生まれだそう

です。相変わらずみずみずしく、お若くいらっしゃるのは、豊かな感性と好奇心でらっし

ゃるでしょうか。この番組では、ご自分で二つ大切に思っている曲が紹介されます。谷川

さんの一曲目はモーツアルトのロンド二番でした。小さい頃ピアノのお稽古した方なら、

どなたも聞き覚えがあると思います。懐かしく聴きました。

代表作の詩「おなら」が披露されました。佐和子さんの朗読ですから思わず「プッ」で

した(笑)。ところで、鉄腕アトムの主題歌が谷川さんだって存知だったでしょうか?

先に曲ができていて、あとからことば・詩がのったそうです。アトムの絵とともについ

口ずさんでしまう永遠の主題歌ですね。「空を飛ぶ・・ラララ星のかなた、行くぞアトム・・

「ラララ・・と言うのは言葉に詰まって入れたのよ」とおっしゃって笑ってしまいました

80歳を優に過ぎた谷川さんが、今新しい取り組みとして、メルマガを作り、ミクロサイ

ズの詩を顕微鏡で読む・・と言う試みしているそうです。それも現代詩をよんでいただき

繋がりたいという気持ちからだそうです。大事にしている2曲目は、小室等の

What’s a  wonderful   world でした。谷川さんらしくてステキだと思いました。

 

 

 

 

 

 

セルフケア

とはいっても、皆様にケアを提供する歯科衛生士の話です。

5年前から年一回アメリカから、歯周病専門医・中山先生のご指導受けていますと、いつ

も姿勢・ポジショニングの指摘受けます。歯科衛生士の仕事は、お口の中の歯の根元につ

いた大変硬い歯石を相手にするので、姿勢・力のコントロールが大事なのです。

就業中の歯科衛生士さん、仕事中に手のにぶりを感じたことはありませんか?日常的な

疲労感から、手指に腫れなどを感じたことはありませんか?歯科衛生士さんは、手根管

症候群(CTS)になりやすいのです。その予防のためにも、患者さんのチェアの位置は適

切ですか?上腕や手首はニュートラルポジションですか?スツールに深く腰かけ背筋を

伸ばしましょう。両膝を開き下半身を安定させましょう。手首を締め付けないグローブを

使いましょう。仕事の前中後に、ちょっとしたストレッチをしましょう。又グー・チョキ・

パーのような、手話のように手や指をこまめに動かすハンドエクササイズが、意外と役に

立ちます。歯科衛生士さんは、皆様のお口の健康になくてはならない方ですので、ご自分

の体、特に手や指を大事になさって、どうぞ長くお仕事続けられますように。

 

そうだなぁ・・・

資料整理していたら、また出てきました、このメモ!

聞くと見るとは大違い

見るとやるとは大違い

やるとできるは大違い

できるとできたは大違い

できたとできているとは大違い

そうだなぁ・・・・・。

患者さんと医師との関係(がん研有明病院・門田先生の放送より)

がん研有明病院院長・門田守人先生が毎週日曜日午前8時から、ラジオ文化放送で、大変

わかりやすいお話をなさっています。今回のお話は当クリニックが礎にしていることでも

ありますのでご紹介いたします。

・現代にも生きる「ヒポクラテスの誓い」

よりよい医療を受けるためには、お医者さんと患者さんとの信頼関係がとても大切です。

ではどのようにしたら、医師と患者さんはよりよい関係を築けるか。これは医療というも

のがスタートした時からの永遠のテーマと言ってよいでしょう。

ヒポクラテスは紀元前5世紀に生まれたギリシャの医師で、それまでの呪術的医療を廃し

、科学に基づく医学の基礎を作ったことから「医学の祖」と称されます。彼が医師の職業

倫理について書いたとされるのが「ヒポクラテスの誓い」です。金銭的報酬だけを目的に

医療を施したり、医学を教えたりすることを戒め、人命を尊重し、患者のための医療を

施すことなどをギリシャ神話に誓っています。この「ヒポクラテスの誓い」を日本に

導入したのが、江戸末期に蘭学を学び、適塾を開設した緒方洪庵で、このヒポクラテス

の考え方に影響されたドイツ人医師によって書かれた、医師が守るべき戒めを「扶子医

戒之略」として12か条になっています。ただ「医療を施す」という言葉が普通だったよ

うに、医療は長い間、医師が患者さんに与えるものでした。ところが現在は、医療の主人

公は患者さんで、患者さん中心の医療が求められるようになっています。医師としての

職業倫理は昔と共通でも、医師と患者さんとの関係は少し意味合いが違ってきました。

・信頼関係を築くには、形よりも中味が大事

患者さんを尊重することはもちろん大切なのですが、最近ちょっと行き過ぎかなと思うこ

とがあります。いつの間にか「患者様」と言われるようになったことです。その発端は

厚生労働省の検討会で「そういう感覚を持って患者さんに接しろ」ということだったと思

うのですが、実際に病院で耳にした時は非常に違和感がありました。「医師と患者の関

係」を「お医者様と患者様の関係」に変えても何も解決しないと思います。それよりも

内容や中味で、どういう関係を築くかを考えることが中心でなければなりません。

患者様という言葉が気になっていたので、一般の方を対象にした講演会で患者様と言われ

ることに違和感があるかないかを聞きますが「患者様がいい」という方はほとんどいませ

ん。信頼関係という事では、医師は患者さんが今どういう気持ちでいるかを思い、どう接

することが患者さんの為になるかを考える。患者さんはへりくだることなく、医師にどう

対応したら信頼関係が築けるかを考える。医師が話すことを十分に理解できていないのに

「ハイ・ハイ」と答えるだけではよい関係は築けません。自分のことを正しく表現するこ

ともコミュニケーションの基本です。呼び方などの形にとらわれるのではなく、医師と患

者さんが対等な人間対人間として理解・尊重し合える関係がベスト。それに尽きるのでは

ないでしょうか.

 

このようなお話でした。健康保険の制約の中で、十分にお時間取ることは難しいかもしれ

ませんが、制約があってもやろうと思えばできないことではありません。門田先生のお話

にある、一方的でなく理解・尊重し合える関係目指して、形でなく中味が大事を心がけ

てまいります。

ジグザグ気候!

天気予報で、今日は30度を超えて・・暑くなります、と言われたかと思うと

明日は20度を切って、4月に逆戻りです・・。と日によって5度も10度も

気温の違う今日この頃です。十分な水分摂取・ご飯しっかり食べて・睡眠十分に

とって、皆様体調管理下さいね。

歯茎から血が出なくなりました

もう6年ほどメンテナンスされている30代の男性患者さん。診療終わってお帰りの時

「今じゃ考えられないですよね。最初来た時血だらけでした。」とご自身も覚えておいで

でした。6年前の初診時、10年ぶりの歯科受診とのことでしたが、主訴は奥歯が割れた

でした。患者さんのお口の情報を取らせていただき、少しづつ治療を進めていきましたが

歯石を除去するどころか、洗浄するだけでも出血するありさまでした。担当衛生士も

細かに拝見しながら根気よく歯周治療を進め、行きつ戻りつしながら、メンテナンスも

6年目を迎えました。ご案内の歯ブラシを使ってホームケアも頑張られ、きちんと

メンテナンスに来院されて、最近では「歯ブラシしても出血もなく、気持ちよくなった」

とのこと。お仕事も順調に業績出されご家庭も持たれて、来院の度いろいろお話しいただ

くことが私達スタッフにとっても嬉しい瞬間です。ご存知なかったことをお知らせするこ

とにより、ご本人が気づかれて、健康感が変わられる。この仕事していてよかったなあと

思えるひとときです。歯周病は痛みを伴わず静かに進行しますし、自然に直ることは

ありません。その症状が消えても直ったわけではありません。自然治癒はありません。

歯ブラシすると出血する・・。このようなことに気づいたら、お気が重いでしょうが、受

診下さい。症状が軽いうちのほうが歯は残せます。症状なく進行するので、「糖尿病と

同じ」と言われる歯周病です。歯茎がよい状態になると、口臭の心配もなく毎日が快適

になられます。気持ちの良いお口を大きく開けておしゃべりも食事も楽しんで下さい。

 

定期的に来ていて、安心です

定期メンテナンスに来てらっしゃる60代女性の患者さんの言葉です。

歯を磨くと血が出るものと思っていました。こちらに来るようになって全く口の中が

変わったの。以前は朝起きても口の中が痛くて、CMしてる薬を買って塗っていたのよ。

最近、歯の苦痛忘れてる自分に気づいたの。定期的に来てきれいにして頂いているから

安心しています。ということでした。

定期メンテナンスを受けている方は、まだ日本人全体の2%と言われています。ご家族に

勧めても、ご自身が実感されるまで時間がかかります。ですから、メンテナンスされてい

る方がきれいで気持ちの良いお口をせいぜいアピールされ、「とても気持ちいいわよ。

私の歯きれいでしょ!」と自慢なさると同時に、歯科医院に定期メンテナンスに通うこと

によりお口の健康が守れ、口臭などのない気持ちの良いお口になること伝えて下さい。

時は春。カッコいいなと思うような方がすれ違った瞬間口臭感じたりしたらがっかり

しませんか?電車で隣の方があくびした瞬間、たばこ臭かったり、口臭がたなびいたり

して不快に思ったことはありませんか?

もう15年以上前の話ですが、当時老健施設と言われたお年寄りの施設で臭いが問題にな

りました。「おしめなど排泄の臭い」と言われていましたが、真摯に調査なさった先生が

おられ、排泄より、手入れされていないお口の臭い=口臭が原因と分かり、口腔ケアとい

う言葉が生まれ、高齢者やご病人のお口のケアすることの大切さが言われるようになりま

した。ですが高齢になってから、病気になってからでは遅いのです。小さい時から、お口

のケアを生活習慣にしたいものです。私達はこのことをお一人でも多くの方に伝えたいで

すし、3代にわたっンテナンスに来院下さる患者さんがいらっしゃるようになってきて

本当にうれしく感じています。皆様も歯科医院での定期メンテナンス是非お始め下さい。

 

ツバメが飛ぶ

所用で出向いた先でのことです。滞在してたのが7階ですのに、大きく旋回するツバメを

みました。こんな高いところまで!とびっくりしてると、あたり前です。彼らは海を渡り

何千キロも旅をして来るのですから・・。そのうち数が増えて沢山で飛んでるのを発見。

巣があるに違いない・・と探してみると駐車場でした。人の出入りも多く、繁茂に車も

出入りします。誰か必ず人のいるところです。ツバメはそれを利用して、カラスから

巣を守っていると聞きました。「フンを落とされた人もいるかもしれないけれど、誰も

何も言わない。ヒナが泣き始めると、皆「今年も来たね」と見守っています」とのこと。

ある方は、「フンは落ちてきたらふけばいいんだから。心ないやつが巣を落としたことも

あったけど。僕達の唯一の楽しみだからね」ツバメは生きた虫しかエサにしないそうで、

街路樹や緑が多いところで、なお且つ人の出入りのあるところを選ぶんですね。

昔からツバメが巣をつくると、「縁起がいい」「商売繁盛する」「幸せを運んでくる」と

言われてきたのも、それはとりもなおさず、ツバメを受け入れる町のやさしさ、人々の心

を反映した結果だったのでしょう。そう思うと体調15センチほどの小さな姿が愛おしく

さえ思え、せっせとエサを運ぶ親ツバメと、合唱するがごとく口パクパクするヒナ。巣だ

っていくヒナの頼りなくも大胆な飛行に見入ってしまいました。

きれいにしてあげたい

出先で今旬の、金目鯛のさつま揚げを買いました。その名も「あげたい」(笑)!

そのパッケージが傑作です。「あげたい」言葉がいっぱい書いてあるのです。

贈ってあげたい。一口あげたい。一旗あげたい。拍手をあげたい。杯をあげたい。

番付あげたい。全力あげたい。式をあげたい。誉めてあげたい。成績あげたい。

一献あげたい。床をあげたい。申しあげたい。開いてあげたい。花をあげたい。

スコアをあげたい。腕をあげたい。芸者をあげたい(笑)。すべてをあげたい(ワォ)

便りをあげたい。歌いあげたい。抱いてあげたい(エッ)。育てあげたい。

グレードあげたい。酔わせてあげたい。美味しさあげたい。許してあげたい・・・・。

「あげたい」のオンパレードです。少しづつ意味やニュアンスが違ったり、二通りに

解釈できるものもありますが、「あげたい」はみな前向きの言葉ばかり。同じ音(おん)

なのにこんなに様々なプラス思考のいい方あるなんて楽しくなりますね。「上向き」

「前向き」そしてやさしい心づかいの「あげたい」は日本人の生活の知恵の言葉・・と

まとめています。スゴイスゴイ!

当院の「あげたい」は皆様のお口のなかを「きれいにしてあげたい」「快適にして

あげたい」「美味しく食べられるお口にしてあげたい」です。

あなたの「あげたい」は、どんなステキな「あげたい」ですか?

 

イノベーション

制約って何にでもありまよね。その制約を乗り越えるコツをやってました。あのゴジラを

生み出した円谷監督のお話です。制約っていうと「あれもダメ。これもダメ。できない」

と思いがちですが、制約をよくじーっと見て・考えて・検証すると思いがけないものに

気付いて「なにかが生み出され、そうすると芋づる式にイノベーションがおきる」という

お話でした。そこで起きた偶然を生かす感性。臨機応変に対応するには、意外なことを

見逃さない事。自分の感覚を信じて心を大切に進めれば、必ず前に進み、ひいてはお相手

が納得してくれる仕事につながると。そして切り札を見つけたら勝負に出ろと。

意外なことを見つける感性というのがとても大事で、意外な組み合わせが化学反応を生む

そうです。その為には自分を自由にしておくこと。過去の自分にもあった若い感性の素晴

らしさを見つけて伸ばしてやって、いろんな世代混じって仕事を楽しむこと。

ウーンなるほど。

ゴジラを作った最初の着ぐるみは、ゴム製でなんと100キロもあり、中に入った人も

なかなか動けなかったそうです。でもその動きにくさが、ゴジラという巨大な生き物の

重量感につながるという違う見方をした瞬間、次のアイディアが生まれ、今日に至ったん

だそうです。些細なことを見逃さないこと。歯科医院としても患者さんをお迎えしてから

お帰りになるまで、患者さんを見ていると沢山の情報を発しておられ、気が付くかどうか

でお話のすすめ方も、喜んでいただけるかどうかも違ってくるような気がします。要は

自分のアンテナ次第ですね。おりしもよい季節まっただ中のゴールデンウイーク。

近所の公園にでも行って緑のシャワー浴びて、日ごろの自分を解放して深呼吸したら

ちがった自分にあえるかも? ちがった見方にも出会えるかもしれません。 出先での

大きな池で、たくさんの金魚を見ました。水草の陰から大きなおたまじゃくし発見!する

とそばにカエル!底土と同じ色なので気づきませんでした。そばにいた小さな女の子が

おたまじゃくしに足が!と大きな声。カエルになって行くんだよ・・つたない説明しながら

ピンクの蓮の花が、だんだん咲いていくのを眺めながら楽しい時間を過ごしました。「な

ぜ」「どうして?」という子供との会話は大切なことを思い出させます。紅葉の新芽・

小さな子の手のようなも青もみじの葉が、初夏の風に揺れ、女の子の頬を撫でていきまし

た。バラのつぼみがスタンバイしています。何かを生み出す春が来ました。

命をいただいて

友人に生ハムに凝ってしまい、カットするときに生ハムの塊をセットするスタンド!を買

ってしまったものがおります。まあその恩恵に預って美味しい生ハムを食べさせてもらっ

たので、なんとも・・ですが。その時後ろ足が美味しいんだけど、高くてね!と言ったのを

聞いておりました。

この沿線の坂戸に有名なその業界では知らない人はいないという生ハムつくりの達人が

いらっしゃるようです。尾島博さんと言って防腐剤・添加物一切使わず、塩のみで作って

いるとか!何でも起業コンサルタントとしてスペインにいらして当地で生ハム食べた時の

脂のとろけ具合・どんぐり食べて育ったイベリコ豚の香りに魅せられ、お仕事辞めて生ハ

ム作り37年だそうです。日本のハムやソーセージに必ず入っている亜硝酸塩も使わない

そうで、本当に「塩」のみ。

あまりのいい香りに虫が寄ってくるそうで、カビが生えてもご自分で開発したラードや唐

辛子のパテで撃退!あくまでも自然ににこだわって信念もって作ってらっしゃるようです

当時スペインでも塩だけで作るメーカーはなかったとのこと

先日九州に豚をよい状態で育てている方がいると聞いて尋ねた野島さんが傑作でした。

育ててる方が自分で作った野菜で豚を飼育し、豚本来の姿で育てたいと野原を

駆け巡って自由に走り回る豚見ても、「後ろ足のももしか目に入らない」そうです(笑)

「美味しい生ハムを安全な状態で作りたい」この信念貫く野島さん。「生きてる間

楽しくストレスなく豚を育てたい」とおっしゃる養豚の若者。

このお二人から作られた生ハム。うすーく切ってこのエピソードを思い浮かべながら

大切に味わってみたいと思いました。それにしても「塩」だけとは!

芸術品のような脂とおいしそうな肉の部分。

私達も生き物として、同じ生き物から命いただいて毎日があります。このような生産者

の顔が見えてくると、残さず美味しく頂かなければとつくづく思います。

心臓病の天野先生が・・

先日健康情報のテレビ番組に、あの天野教授(順天堂大学附属順天堂医院・心臓外科)が

出演なさっていて、ちょうど最後頃見れたのですが、司会者の「心臓病の一番の予防は

何ですか?」の質問に対し、「歯周病の管理ですね。いかにお口の中をきれいにしておく

かです。歯周病菌は血管を通じて悪さをします」とはっきりおっしゃったのでした。

あまりの断言ぶりに、拍手したくなりました。よくぞおっしゃってくださいました。

あの天野先生がおっしゃって下さって「鬼に金棒」(笑)です。

ご近所の懇意にさせていただいている内科の先生も、とてもご理解下さっていますが

こうして医科の著名な先生がアナウンス下さると、少しでも多くの方に伝わって大変意味

あることです。こうして医科と歯科が連携することによって、正しい情報が正しく伝わる

ことによって、少しでも患者さんに良い結果がもたらされることを願っております。

天野先生ありがとうございました。歯科の現場からお礼申し上げたいと思います。