虫歯は細菌(主にストレプトコッカスミュータンス菌、ラクトバチラス菌)によって起こる歯の表面の病気です。歯にこびりついた細菌の塊(バイオフィルム)はうがいや歯ブラシで落とすことは難しいです。歯の表面(エナメル質表面)は食べ物が口に入るたびに酸の力で溶かされ(脱灰)、カルシウム、リンが落ちますが、唾液(つば)に助けられで元に戻ります(再石灰化)。
つまり、脱灰と再石灰化の流動的なプロセスが常におこっているのです。
自分の力で歯を治す、再生治療をしているのですね。
頻繁に食べ物を口の中に入れ、ダラダラと食べたり、飲んだりしていると、歯の表面が酸で溶かされ、脱灰のほうが多くなるので、歯は虫歯になりやすくなります。
特に寝ている間は唾液の働きがおちるので、食事はよく噛み、しっかり汚れをとって、寝る前に歯磨きしないと翌朝には、虫歯菌は約30倍になるといわれます(ライオン報告、H10)。歯を虫歯から守ってくれる唾液は、その量、虫歯菌を抑える力(緩衝能)とも注目されます。
唾液の力を測り、お口の中の菌の状況を知っていただくために唾液検査(サリバテスト)があります。
当院では患者さん一人一人の唾液を検査し、「虫歯のなりやすさ」を調べます。その結果により、予防プログラムをたて、定期的に細菌の塊(バイオフィルム)の破壊と除去→取り除くこと(メインテナンス)を行いながら、よりよいホームケアの方法をお話して改善していきます。
虫歯はいまでは、CO(シーオー)という初期虫歯の認識が尊ばれ、短針(尖った器具)は使いません。虫歯のなりはじめは歯がやわらかく、傷つきやすいので、慎重に診査しないと、かえって虫歯を進行させることになります。当院では診査して、汚れを取り、ホームケアの徹底(年齢にあったフッ素の使用など)、頻回の摂食などを改善いただくと、初期虫歯の進行はとまります。天然歯は削ってはもったいないのです。
一夜にして、虫歯は出来ません。なるべく歯を削らない、歯を残すために、無用な治療はしない。当院では、虫歯のプロセスに介入させて頂き、生活習慣を見直し、歯を患者さんの指一本一本と同じ重さで考えることが、中央歯科クリニックのこだわりです。60歳が寿命の時代から100歳が3万6千人という、超長寿国の日本です。何歳になっても自分の歯で美味しく食べ、愉快に、笑って過ごしたいものです。
午前:9:30~13:00 午後:14:30~19:00
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